どうやら、転生したみたい…悪女に。
何か、思った以上に次の話を考えるのに時間がかかってしまった。
更新遅れてしまって申し訳ありません…
って、あれ?
私…生きて、ませんかね?
何か今、皆に向かってさようならした自分が恥ずかしいんですけど。
ま、まぁそこは置いといて。
ここはどこだろうか?
と目を開けると見えたものは…
イケメンの男と美女の女、そして何故かメイド服の人が1人。
…どうしようか。この、状況。
だって私、はっきり言って20後半でしたよね?歳。
なのに、居る場所が…赤ちゃん用のベッドって、どういうこと?
「おおっ!実に可愛らしいではないか。なぁ、メイリン」
とイケメンが喋った。極上の笑顔つきで。
あれ、この声どこかで…と思ってると
「えぇ!将来有望な子に育ちますわねぇ」
と美女が話した。そして
「私もそう思います。奥様、旦那様」
メイドが話す。って奥様?旦那様?
え、まさかだけど……転生、して、しまった…とか?
い、いや。まだ分からないじゃないかっ!
私は、さっき死んだのだぞっ!
そんな、そんな事が…許されるというのか!神よっ!!!
…はい。変な演技を見せて申し訳ない。
やはり、どこかに転生したらしい。
だって、母や父はこんなにイケメンや美女ではなかったはずだ。それに、メイドなんて居ないし。
あららー。私って、運がいい感じ?
「よし、彼女の名前を決めましょう!」
と母が喋る。父は
「うむ。何がよいかな?」
悩む、そして、メイドの一言が私の全てを変えることになる。
「そうですね…{ローゼリンデ}って言うのはどうでしょうか?」
……………………。
ほんの少しでも運がいいと思っていた自分を呪いたい。
この名前を聞いた瞬間、ぐるぐると前世の記憶が思い出された。うん、思い出してよかった。
それは…
【君と僕のsweettime】という乙女ゲームの…悪役だから。
マジか…。何て運の無い自分…。
もう、最初から絶望なんですけど。ア、ハハハハハ…
あ。でもさ…?
確かローゼリンデってグレる前は頭脳明晰で運動神経良くて家事も出来る完璧少女、っていう設定だってよね?
で、グレる理由って婚約者を主人公に取られてからだったよね?
婚約者と会って婚約するは10歳を過ぎてからのはず。
なら、それまでに…
この家を出て行けばいいのでは?
ふ、ふふふっ。ははははっ!!!!
我ながら、いい考えだな。よし、そうと決まれば目標は10歳までにこの家を出ることだ。
そして、主人公や攻略対象者たちに関わらない、優雅な生活を送ってやるぜ!!
と、心に誓った0歳ローゼリンデでした。
書いてて思ったこと。
これ…絶対主人公パーフェクト少女になるな。
もはや乙女ゲームの転生話になるか心配になってきた…
いや、ちゃんとやりますよ!はい。