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【連載版】愛の女神は婚約破棄された公爵令嬢をいただきます  作者: 華咲 美月


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第十二話

 人魚帝国・アズール、深海の宮殿・「珊瑚の寝殿」から九ヶ月後。

 朝の光が、天窓から、淡い青の糸となって降り注ぐ。

 寝台の上、オクタヴィアは、漆黒の髪を乱し、汗に濡れた白い肌を、月光のように輝かせていた。

 彼女の腕の中には、小さな、漆黒の髪と、青い瞳の女児が、静かに眠っていた。

「ルナ…… 私の、小さな薔薇」


 オクタヴィアは、涙を零しながら、ルナの額に、そっと唇を落とす。

 玉座の間。

 オーデインは、青い髪を靡かせ、黄金の瞳で、ルナを見つめていた。

「オクタヴィア……ありがとう」

 彼は、ルナの小さな手を、そっと握った。

「私たちの、 未来だ」


 オクタヴィアは、微笑みながら、彼の胸に、熱く身を預けた。

「でも…… 悪役令嬢の娘よ? 覚悟してて」

 オーデインは、笑いながら、彼女の唇に、そっとキスを落とす。

「それが、最高だ」


 宮殿の庭園。

 光る珊瑚の木の下、オクタヴィアは、漆黒のドレスを纏い、ルナを抱きながら、優しく揺れていた。

「ルナ……見てごらん。これは、お母さんの庭よ」


 ルナの小さな手が、光る珊瑚に、そっと触れる。

「きゃ……」

 小さな笑い声が、海底に、響く。

 オクタヴィアは、涙を零しながら、微笑んだ。

「あなたは、きっと、私たち以上に、悪役令嬢になるわ」


 夜の寝殿。

 オクタヴィアは、ルナを抱きながら、子守唄を歌っていた。

「漆黒の薔薇は、深海でも、どこまでも、咲き続ける……」

 ルナの小さな手が、オクタヴィアの指を、ぎゅっと握る。

「ん……」


 オクタヴィアは、涙を零しながら、微笑んだ。

「私……こんなに、幸せでいいの……?」

 人魚帝国・アズールの民は、歓喜に沸いた。

「漆黒の王妃が、子を産んだ!」

「人魚と人間の、新たな伝説が始まる!」


 民の涙が、海底に、光の花となって、咲き乱れる。

 オクタヴィアは、オーデインの腕の中で、ルナを抱きながら、微笑んだ。

「この子、きっと、私たち以上に、悪役令嬢になるわよ」

 オーデインは、彼女の唇に、熱くキスを落とす。

「それが、最高だ」


 海底の宮殿は、漆黒と青の光で、永遠に輝き続ける。

 オクタヴィア・ノーリプトンは、人魚帝国の王妃として、母として、新たな伝説を刻む。

 漆黒の薔薇は、深海でも、どこまでも、淫らに、美しく、愛され、そして、新たな命を育み続ける。


 人魚帝国・アズールの夜は、漆黒と青の愛で、優しく、熱く、永遠に包まれた。

 そして、世界は、涙と笑顔で、満たされた。

 愛が、すべてを変えたのだから。


 ◇◇◇◇


 人魚帝国・アズール、深海の宮殿「珊瑚の寝殿」。

 漆黒の薔薇が咲き誇る庭園で、ルナは生まれた。


 0歳 漆黒の蕾漆黒の髪に、青い瞳。

 生まれた瞬間、宮殿の光が一瞬だけ闇に呑まれた。

 オクタヴィアは汗に濡れた白い肌で、小さな命を胸に抱いた。

「ルナ……私の、小さな薔薇」


 涙が、漆黒の髪を濡らす。

 オーデインは、黄金の瞳を潤ませ、ルナの小さな手を握った。

「私たちの、未来だ」


 3歳 青い薔薇の芽

「かあ……あい……」

 ルナは、漆黒の髪を揺らしながら、オクタヴィアの膝に這い上がり、ぎゅっとしがみついた。

 ある朝、小さな手から、漆黒の薔薇がぽん、と咲いた。

「きゃっ!」

 オクタヴィアは、驚きと喜びで、涙を零した。

「あなたは、私の、誇りよ」


 7歳 蕾が開く珊瑚の木の下、オクタヴィアは、漆黒の鎖を小さな剣に変えて、ルナに手ほどきした。

「強くて、優しい、悪役令嬢になるのよ」

 ルナは、小さな拳を握りしめ、「うん!」と頷いた。

 ある日、珊瑚の木が枯れかけた時、ルナは初めて泣いた。

「おかあ……どうして……?」


 オクタヴィアは、ルナを抱きしめ、囁いた。

「命は、永遠じゃない。でも、愛は、永遠よ」


 12歳 青い薔薇の蕾海面の世界へ、初めての旅。

 人間の街で、ルナは、風に漆黒の髪をなびかせながら、目を輝かせた。

「おかあ、ここ、きれい……」


 オクタヴィアは、微笑みながら、ルナの手を握った。

「恋は、薔薇の棘よ。でも、咲く花は、美しい」


 16歳 満開の漆黒成人式の日、ルナは、漆黒のドレスを纏い、マイクロビキニを誇らしげに着て、玉座の間に立った。

「私は、漆黒の王妃オクタヴィアの娘、ルナ・アズール。人魚と人間の、 架け橋になる!」

 民の歓声が、海底に響き渡る。


 オクタヴィアは、涙を零しながら、ルナを抱きしめた。

「あなたは、私の、永遠の薔薇」


 18歳 伝説の始まり深海の闇に潜む、古の魔神を、漆黒の薔薇で討つ。

 海面で、人間の王子と出会う。

「あなたは、私の、運命?」

 ルナは、母の強さと、父の優しさを胸に、世界を変える決意を、静かに誓った。

「おかあ、おとうさん、私、世界を、優しく、強く、包む」


 永遠 漆黒の薔薇、永遠にルナ・アズールは、漆黒の髪を、青い瞳を、母の愛を、父の誇りを、胸に、新たな伝説を刻み続ける。

 オクタヴィアは、ルナを見つめ、涙を零しながら、微笑む。

「ルナ…… あなたは、私の、永遠の薔薇」


 人魚帝国・アズールは、漆黒と青の光で、永遠に輝き続ける。

 漆黒の薔薇は、深海でも、どこまでも、淫らに、美しく、愛され、そして、新たな命を育み続ける。


 世界は、涙と笑顔で、満たされた。

 愛が、すべてを変えたのだから。


 ◇◇◇◇


 人魚帝国・アズール、深海の宮殿「珊瑚の庭園」。

 ルナが16歳になった夏、海面の世界へ初めての「外交使節」として派遣された。


 海面の王国・シルヴァニア。

 白波の都で開かれた歓迎晩餐会。

 ルナは漆黒のドレスに、人魚のマイクロビキニの名残を思わせる、真珠の紐を腰に巻いて現れた。


 会場が、一瞬、息を呑む。

 銀髪の青年が、ルナの前に進み出た。

「シルヴァニア第三王子、レオニスです」

 彼の瞳は、海面の夕陽のように、黄金に輝いていた。


「ルナ・アズール姫…… 噂以上の、美しさです」

 ルナは、微笑みながら、彼の手を取った。

「レオニス王子……あなたも、噂以上の、優しさですね」


 翌朝、白い砂浜。

 ルナは、人魚の尾を隠す、漆黒のビキニを纏い、レオニスと並んで歩いた。

「海面の世界は、こんなに、明るいんですね」

 レオニスは、ルナの漆黒の髪を、そっと梳いた。


「でも、君の瞳は、深海の闇のように、美しい」

 ルナの頬が、初めて、熱く染まった。


 夕陽が、海面を、真紅に染める頃。

 二人は、桟橋の先で、並んで座っていた。

「レオニス…… 私、人魚と人間の、架け橋になるって、決めたんです」


 レオニスは、ルナの頬に、そっと触れた。

「僕も、君と、未来を、作りたい」

 二人の唇が、静かに、重なる。

 甘い、熱い、初めてのキス。


 その夜、シルヴァニア王宮で、反人魚派の貴族が、ルナを暗殺しようとした。

 漆黒の鎖が、闇から放たれる。

「ルナ姫を、穢れた人魚と呼ぶな!」

 レオニスが、剣を抜き、ルナを守った。


 ルナは、漆黒の薔薇を咲かせ、暗殺者を、一瞬で、灰に変えた。

「レオニス…… ありがとう」

 レオニスは、ルナを抱きしめた。

「君を守るためなら、何だってする」


 翌朝、二人は、桟橋で、再び、並んで座っていた。

「レオニス…… 私、人魚帝国に、帰らなきゃ」

 レオニスは、ルナの手に、真珠の指輪を、そっと嵌めた。

「待ってる。君が、架け橋になる日を」

 ルナは、涙を零しながら、微笑んだ。

「約束よ」


 2年後、人魚と人間の、和平条約が、結ばれた日。

 ルナは、漆黒のドレスを纏い、レオニスの前に、立っていた。

「レオニス…… 私、帰ってきた」

 レオニスは、ルナを抱きしめ、熱くキスを落とす。

「待ってた。君を、永遠に」

 二人は、海面と深海を、繋ぐ、新たな伝説を、刻み始めた。

 漆黒の薔薇と、黄金の夕陽。

 ルナ・アズールと、レオニス・シルヴァニア。

 二人の愛は、人魚と人間の、永遠の架け橋となる。


 オクタヴィアは、遠く深海から、微笑みながら、涙を零した。

「ルナ……あなたは、私の、永遠の薔薇」

 人魚帝国・アズールは、漆黒と青の光で、永遠に輝き続ける。

 世界は、涙と笑顔で、満たされた。

 愛が、すべてを変えたのだから。


 ◇◇◇◇


 人魚帝国・アズールとシルヴァニア王国の合同結婚式。

 場所は、海面と深海の境界線に新設された「双界の宮殿」。

 上半分は海面の白亜のドーム、下半分は深海の珊瑚の回廊。

 中央の祭壇は、漆黒の薔薇と黄金の夕陽が交差する、光のヴェールで覆われていた。


 ルナは、漆黒の髪を高く結い上げ、母・オクタヴィアが遺した「海神の囁き」を、漆黒のマイクロビキニとして再構築した、漆黒のウェディングビキニを纏っていた。

 貝殻は漆黒の夜光貝。

 真珠の紐は、ルナの腰骨の窪みを、妖しく飾る。


 上から、漆黒のヴェールが、優しく、淫らに、彼女の白い肌を、覆っていた。

 オクタヴィアは、漆黒のドレスを纏い、ルナの前に跪いた。

「ルナ…… あなたは、私の、永遠の薔薇」

 涙が、漆黒の髪を、濡らす。

 ルナは、母を抱きしめた。

「おかあ…… ありがとう」


 レオニスは、銀髪を靡かせ、シルヴァニアの白銀の軍服を、人魚の青いマントで、飾っていた。

 オーデインは、青い髪を靡かせ、レオニスの肩に、そっと手を置いた。

「レオニス…… ルナを、幸せにしてくれ」

 レオニスは、真剣な瞳で、頷いた。

「約束します」


 海面の鐘が、深海の鐘と、重なり合う。

 ルナは、漆黒のヴェールを纏い、オクタヴィアとオーデインに、両腕を取られて、祭壇へ。

 レオニスは、白銀の軍服を纏い、シルヴァニア王と王妃に、両腕を取られて、祭壇へ。

 二人が、祭壇で、向かい合う。


 司祭は、人魚と人間の、両方の言葉で、問いかけた。

「ルナ・アズール、レオニス・シルヴァニアを、永遠に愛し、守り、共に歩むことを、 誓いますか?」

 ルナは、漆黒のヴェールを、そっと外した。

「誓います」

 レオニスは、ルナの瞳を見つめ、微笑んだ。

「僕も、誓います」


 指輪は、漆黒の夜光貝と、黄金の夕陽が、融合した、漆黒と黄金の双輪。

 ルナが、レオニスの指に、そっと嵌める。

 レオニスが、ルナの指に、そっと嵌める。


 二人の唇が、静かに、重なる。

 海面の光と、深海の光が、交差し、祭壇を、漆黒と黄金の、光のヴェールで、包んだ。

 民の歓声が、海面と深海に、響き渡る。


 披露宴は、双界の宮殿の、大広間。

 ルナは、漆黒のウェディングビキニを、そのまま披露し、レオニスと、ダンスを踊った。

 漆黒の髪が、黄金の髪に、絡まり、二人の影が、一つに、重なる。

 オクタヴィアは、オーデインの腕の中で、涙を零しながら、微笑んだ。

「ルナ…… 幸せになって」


 双界の寝殿。

 ルナは、漆黒のウェディングビキニを、レオニスの手で、ゆっくりと、解かれた。

「レオニス…… 私、 幸せ」

 レオニスは、ルナの唇に、熱くキスを落とす。

「僕も、君を、永遠に、愛する」

 二人は、海面と深海の、光の中で、永遠の誓いを、交わした。

 漆黒の薔薇と、黄金の夕陽。

 ルナ・アズールと、レオニス・シルヴァニア。

 二人の愛は、人魚と人間の、永遠の架け橋となる。


 オクタヴィアは、遠く深海から、微笑みながら、涙を零した。

「ルナ…… あなたは、私の、永遠の薔薇」

 人魚帝国・アズールと、シルヴァニア王国は、漆黒と黄金の光で、永遠に輝き続ける。

 世界は、涙と笑顔で、満たされた。

 愛が、すべてを変えたのだから。


 ◇◇◇◇


 双界の宮殿「光と闇の間」——海面と深海の狭間に浮かぶ、淫らな蜜月の檻。

 白亜のドームは朝陽を浴びて艶めき、珊瑚の回廊は夜光貝の淡い光で、二人の白い肌を妖しく照らす。


 朝6時。

 海面の陽光が、ガラスの天窓から、黄金の舌となって、寝台を舐める。

 ルナは、漆黒の髪を乱し、漆黒のシルクのネグリジェを、腰まで捲り上げ、白い太腿を露わにしていた。


 彼女の指が、レオニスの胸を、熱く這う。

「……まだ、寝てる?」

 レオニスは、銀髪を靡かせ、ルナの腰を、強く抱き寄せ、耳朶を、甘く噛んだ。

「君の吐息で、目が覚めた」


 彼の指が、ネグリジェの裾を、ゆっくりと捲り上げ、白い肌を、露わにする。

「ん……」

 ルナの声が、甘く震える。

 レオニスの唇が、ルナの首筋に、熱く落ちる。

 朝のキスは、甘く、淫らに、永遠に続く。


 ダイニング。

 海面の光が、ルナの白い肌を、艶やかに照らす。

 彼女は、漆黒の薔薇のジャムを、レオニスの唇に、そっと塗った。

「レオニス、あーん」

 レオニスは、微笑みながら、ルナの指を、甘く舐め取る。

「君の味が、一番甘い」

 ルナの頬が、熱く染まり、太腿が、無意識に、絡まる。


 昼下がり、双界の庭園。

 ルナは、漆黒のマイクロビキニを纏い、真珠の紐が、腰骨の窪みを、妖しく飾る。

 レオニスの手が、ルナの腰を、熱く撫でる。

「レオニス、見て! 漆黒の薔薇が、咲いた!」


 レオニスは、ルナの背中に、熱く唇を落とす。

「君の肌が、一番美しい」

 珊瑚の木の下、二人は、淫らに、絡み合う。


(毎晩)夜9時。

 寝室の光が、漆黒と黄金の、ヴェールで、包まれる。

 ルナは、漆黒のウェディングビキニを、レオニスの指で、ゆっくりと、解かれる。

 貝殻が、音もなく、落ちる。


 白い胸が、艶やかに、露わになる。

「レオニス…… 私、欲しい」

 レオニスの舌が、ルナの胸を、熱く舐め上げる。

「んあっ……!」

 ルナの指が、レオニスの背中に、熱い痕を残す。


 彼の指が、ルナの熱い場所を、優しく、淫らに、愛撫する。

「ルナ…… 君は、私の、永遠の、淫らな薔薇」

 二人は、海面と深海の、光の中で、淫らに、永遠に、溶け合う。


 週末は、人魚と人間の、架け橋として、淫らな外交。

 ルナは、漆黒のドレスを纏い、レオニスの腕に、熱く寄り添う。

「レオニス、私たち、世界を、淫らに、変えていく」

 レオニスは、ルナの耳朶を、甘く噛む。

「君と一緒なら、何だってできる」


 ある夜、ルナは、レオニスの胸に、そっと耳を当てる。

「レオニス…… 私、あなたの、子を、孕みたい」

 レオニスは、ルナの唇に、熱く、淫らに、キスを落とす。

「僕も、君との、淫らな、未来を、作りたい」


 二人は、海面と深海の、光の中で、新たな命を、淫らに、誓う。

 漆黒の薔薇と、黄金の夕陽。

 ルナ・アズールと、レオニス・シルヴァニア。

 二人の愛は、人魚と人間の、永遠の、淫らな架け橋となる。


 オクタヴィアは、遠く深海から、微笑みながら、涙を零した。

「ルナ…… あなたは、私の、永遠の、淫らな薔薇」

 双界の宮殿は、漆黒と黄金の光で、永遠に、淫らに、輝き続ける。


 世界は、涙と笑顔で、満たされた。

 愛が、すべてを、淫らに、変えたのだから。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

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