序章 0-10.戦闘の終わり
「編くん、今の保存してるよね?」
『してますよ。
凄まじいですね
何ですか、弾丸の一撃でグリフォンの頭が吹っ飛ぶとか』
「あれはあり得ないねぇ、ポンだよ、ポン。
どんだけ攻撃力あるんだろ」
『こっちの処理能力も監視してましたけど、さらに負荷が上がってました。
今処理能力を他の所からどんどん回してますけど、あんなの何度もやられたらサーバールームの温度が上がっちゃいますよ。
それにグリフォン3体を送り込んでもらったオペレーターが呆然としてます』
「だよね」
今の戦闘を見てもあの大型兵装がとんでもないことはすぐに分かる。
かといって、どう対処すればいいかなんて分かりゃしません。
どうしようかなぁ。
「編くん、部長や博士は何か言ってた?」
『今のところ不明だそうです。
プレーヤーのデータフォーマットは概ね一緒なんで動作してるけど、今後のために空けてある部分に何かしらの意味があるんじゃないかって話です。
しばらく様子見だそうです。』
……となると……やっぱり……
「誰が付くの?」
『そりゃ決まってるでしょう』
「やっぱり?」
『先輩以外誰を付けるんです?
一応役職付いて時間外手当を払わなくてもいいし。
独身で少々家に帰らなくても文句を言う奥さんもいないから、都合がいいじゃないですか。
そうじゃなくても嬉嬉として結構ゲームに潜ってるんだからいいでしょ?』
「この会社、ブラック!!!!」
『一応交代制ですけどいつもより多めに下に付ける人員は確保してくれるって言ってましたから』
「分かった。
その代わり会社持ちでご飯の手配をしてくれるよう交渉しておいて、おいしいのを」
『それくらいなら二つ返事でOKしてくれますよ』
「………」
しばらく休めないのね?
洗濯もの溜まってるんだけどどうしよう……
何を考えても仕方がないのでドローン1機を貼り付けて、残りは回収しつつそのまま追尾を開始した。
おいらに付いた部下の一人を移動方向にある町に向け先行させ、今後の追尾態勢を整えせさせることにした。




