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コウレン国編『熊と問題と獣耳と!』

リハビリだ……

【???視点】


「グオオオオオッッッ!」


「はっ!」


僕は爪を振り下ろしてくる熊に、一瞬の間に肉薄しすれ違いざまに胴を切り裂く。

熊は激高し、僕を睨みつける。

その熊、ジャイアントベアの爪は命を容易く奪うであろう鋭さを持ったものであった。


まぁ、それも当然だろう。

ジャイアントベア、この魔物は冒険者でも最低Cランクの()()()()()程度の実力がなければ、まず勝てないと言われている、脅威度Cの魔物の中でも上位に位置する魔物なのだから。


「チッ……浅いか。それに、ちょっと掠っちゃった……」


僕は、ジャイアントベアについた傷が浅いことを確認し軽く舌打ちをした。

しかも、腕をちょっと切られたし……

やっぱり西洋剣はなれないな。

……だがまぁ仕方がない。無いものを強請るよりも、いまこの瞬間でベストな選択をしよう。


それが、僕の昔からの主義だ。


「グガアアアアア!!!」


「まだまだ元気だね……疲れるなぁもう……!

       ……でも、これで終わりだよ?」


ジャイアントベアは、僕に切られたことが大変ご不満なようだ。

その太い腕と、血がついた鋭利な爪をおおきく振りあげてまた僕に振り下ろさんとしていた。


振り上げた爪からつー、と僕の血が腕へたれていく。

それを見てひとつ、ニヤリと笑い僕は宣言する。


「……純白なる我が血液よ。彼の者を滅ぼせ。

……〖白の血液(ヴァイスクローフィ)〗。」


言い終わると同時に、ジャイアントベアに異変が起きる。

彼の皮膚、特に腕のあたりがぶくぶくと沸き立ったかと思うと、その腕を溶かしていく。

そして、それは腕だけに留まらず、徐々に全身に広まっていった。


「グガァ?!グガゴァァァァァァァ……」


そして、30秒もしないうちに肉体が消え去った。最後には、大量にぶちまけられた赤い血のみが残っていた。

僕はそれを見てひとつ溜息を吐く。


「はぁ……いつ見てもキモイなぁこれ。しかも討伐したって言うための証拠も残らないし……」


うん、今後も今までと同じように極力使わないようにしよう。そうしよう。


「……帰ろっと。目的のものは手に入れたし。」


独りつぶやき、森を後にする。

森を出ると、ザァーと風に吹かれて僕の白い髪、そして、頭についた獣の耳が揺れるのを感じる。

やっぱり慣れないな……くすぐったい……!

はぁ……これからはこの姿で生きていかないと行けないんだからちゃんと慣れないと……


憂鬱になる考えを振り払うように、僕は駆け出した。

僕の生まれた国、コウレン獣王国への道を……



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【英輔視点】


最初にゴブリンと戦ったあと、コウレン国に向かう道中何回かゴブリンと戦った。

最初に比べて動きは良くなった気がするし、Lvも4になった!

すごい躍進である!我ながら自分の成長が怖いね!

て言うかなんかLvとか上がるの早くね?


……これは適応がなんか働いてる気がするんだよなぁ?

まぁ、確認するすべは残念ながら持ち合わせてないんだがな!


という訳で俺のステータス、ドーン!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:広畑 英輔


 種族:人族  年齢:17  職業:捜索者


Lv:1 HP:420+100  MP:420+220  SP:420+50


 STR:420+100 DEX:420+40 CON:420+56


 POW:420+200 INT:420+200 DEF:420+50



ーーー【アーツ】ーーー


〔速読:5〕〔演技:2〕〔演算:6〕



ーーー【スキル】ーーー


〔鑑定〕〔忍心:2〕

〔捜索の心得:5〕1up!

〔五感強化:5〕1up!

〔ステータス表示:8〕


〔精霊魔法:1〕〔精魔無効〕〔精霊憑依〕

〔精霊召喚:1〕〔闘気法:1〕〔フォルムチェンジ〕


NEW!

〔回避︰3〕〔精神耐性︰2〕〔刀術︰1〕〔脚技︰3〕

〔集中︰2〕〔 並列思考︰1〕



ーーー【エテルネルスキル】ーーー



      〖適応アダプティブ〗 



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


とまあ、こんな感じだ!

……なにもおかしいところはないね!


そう言えば移動中にステータス表示のスキルをいじって見たんだが、このスキル、ステータスを表示するだけではないようなのだ!


例えば、このように……できた!


今、俺の視界の端には、RPGよろしくHPバーと

MP、SPバーが写っている。

HPが緑で、MPが紫、SPが黄色だ!

配色は俺の好みである。俺がやっていたMMORPG、ヘル・ファンタジー・オンラインのステータスバーと一緒だ。


「さっきから何をやってるのじゃ?英輔。」


「ん?あぁクラレアか……まぁクラレアしかいないしな!ステータスの確認してたんだよ。」


『ワイもおるで〜英輔!そんな悲しいこと言わんといてな!』


「あぁ……ごめんごめんボォブ。」


そうだな……俺の中にはボブがいるんだった!

あやま……

まぁいいか!

……だって、こいつ歩くのが面倒臭いからって、俺にヒキニートしてるからな!


「……そろそろ村に着くから、準備するのじゃ〜。」


「おっ!もうそんなに来てたのか!確かこの村を経由してコウレン国に行くんだったよな?」


クラレアが然りと頷く。


「そうじゃ。この村を経由して、コウレン国に行くのじゃ。

因みにまだ日も落ちてないので、ご飯食べて色々物色したら村に泊まらずそのままコウレン国に向かうからよろしくなのじゃ。」


「はぁーい了解だー」


『了解や!』


「よし、そうともなればいそぐ……あっ!忘れとった!!!」


突如あわあわと慌て出すクラレア。

何を忘れていたんだろうか?……トイレ?


「違うわ阿呆!」


「ナチュラルに心を読むんじゃないふぁっきんドラゴン。

……で、何を忘れてたんだ?」


「……それはだな。えーと、その……えいすけ、お前コウレン国に入れんかもしれないのじゃ……」


「え?何?ちょっともっかいいって???」


「だからぁー!コウレン国に入れないかもって言ったんじゃ!」


えぇー逆ギレされたんだけど理不尽ー!

唖然すぎて口ポカーンなってるわ今。NOWでポカーンなってるわ!

でも入れないかもってどういうことだ?


「……話を戻すぞ!

コウレン国はな、知ってるかわからんがトアール国と仲がクソ悪いんじゃ。それも戦争おっ始めるくらいには……な。

だから、今は人間の入国は固く禁じられとるんじゃ」


「めちゃくちゃ重要じゃねーか!何故それを早く言わないんだ!」


「だから!今言っとるじゃろ!忘れとったって!!!」


あぁ、どうしよう……確実にこの先に刀衣がいると言うのに……

俺は悲しさのあまり、がくりと膝を落とした。

やっぱり戦争なんて最低だ……

くそが!戦争しようと思った奴出てこい!ボコボコにしてやんよ!

……クラレアが!


「妾みたいに姿を変えられたら良かったんじゃが……人間にはちと酷な話よのぉ……」


「姿を変える?どういう事だ?クラレア。」


「おぉ。そういえばお主にはこの姿しか見せておらんかったの?妾が人化したのは見ておったじゃろ?」


「あぁ。あの気持ち悪い形態になれるやつね。」


「気持ち悪い言うな阿呆が!……まぁ良い。それの応用でこんなことも出来るんじゃよ。

……むむむ〜、と、どうじゃ!!」


「ん?何処か変わったか?」


体型に変わりないが?

もしかして内部か?内部を変えているのか?

だとしたら相当な阿呆だなw


「お主……可哀想じゃの……」


「可哀そういうな!」


「ほれ!これじゃアホの子!」


そう言って屈んで頭を下げるクラレア。

その頭には……これは!!!

その頭にあるのは、風に吹かれなびく髪と、頭のつむじ前の両サイドについてるこれは!!!

特定の層から凄まじい人気のある、俺の大好きなこれは!!!

まさか!!!


「ケモミミ……だ、と?!!!!!!!!」


「けもみみ、ふむ。獣の耳でけもみみか、わかり易くていいの?」


「けも……みみ……」


「……なんじゃえいすけ?その手は?

 ……ちょっと?聞いとるか?ちょ……やめ……」


俺は辛抱たまらずに近寄っていく!

ワキワキしていた手をクラレアの頭に持っていき、そして!

……今、触れるッ!


「ヒャッハァァァァッ!けもみみさいこうだぜッ!」


「やめんか馬鹿者!ちょ!ふぁ……うっ……ふぅん……あぅぅぅぅ……」


あぁ。最高だ!!!

この感触、サラサラとした髪にふわふわのお耳!

これは犬耳といえばいいだろうか?

ピンとたったクラレアの三角形の犬耳は大変柔らかくてふわふわだ!

すっと撫でるように触ると、ぴくぴくってしてすごい可愛い!やばい破壊力やばい。


「ぁぁぁー生きてる……素晴らしい……」


「も、もう……やめ……ひゃうん!?!」


『これはもうだめやな!しばらくモフられてや!ドラゴンの姐さん?』


「ふぁぁぁぁぁぁぁあうッ!…あぁぁぁ……」


そこから小一時間程、もふっていたそうな……


「獣耳……最っ高ッッッッッッ!」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1話8000文字程度を目指したいなぁ……

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