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~刹落村最初の許嫁~

刹落村に入りいきなり樹海で迷った飛翔たちだが、その樹海はもう敵のペットの中だった。先に敵と遭遇した神怜は飛翔を樹海から助けるべく飛翔の許嫁No.10のレイルを相手取ることにした……。

が、この戦いは刹落村でのほんの小さな戦いにすぎなかった………。


神怜はレイルの比べるという言葉に少し不思議に思ったが今は飛翔を助けるための勝負に気を取られあまり気にすることはなかった。




「別に比べていませんよ‥…。早く始めましょう。どういった勝負にしますか?」



とレイルに神怜が提案したところレイルは何か思いついたのか神怜に勝負の方法を提案した。


「こういうのはどうでしょう?私はあなたから傘を離させれば勝ちあなたは私のこの一生涯誰にも取られたことがない帽子を取れればあなたの勝ちでいかかでしょう?それで許婚様は私のペットの【死の樹海】からお出しいたしましょう……。」



レイルが言った提案に神怜は納得し乗ることにした、そして、神怜は左の刀の鞘の隣にレイルの傘を刺し

右手には刀が常備し戦闘態勢に入っていた。



一方、レイルは両手に武器らしきものは何も持たず帽子にも何の安全策も施さずいつものように頭の上に乗せているようで、まるで、神怜を舐めきっている態度で待ち構えていた。



「それでは始めるといたしましょうか……。」



レイルの言葉で神怜とレイルの戦いは始まった………。


「ミカエリスさんから仕掛けてくると思ったのに動かないんですね……。」



始まったのは言いもののかなりの硬着状態が続き、両者とも探り合いが続いていた。


「あらあなたが先に動くと思っていましたのにぃ~……はぁ‥…。」



とレイルがため息をつくと手を上に上げ少しの力をため振り下ろした!


「飽きましたわ……!!早く攻撃ぐらいしてきなさい!!」


レイルが先ほどたった少しの気で振りかざした手から出た光は一直線にその場を焼き払った………。



「ほぉ‥……凄まじいですね。では、お言葉に甘えて・・・・・・・。」


と言い神怜は相手の力を見たところで帽子を奪いに特攻を掛けに行くと、レイルはもちろん先ほどのより大きめの威力たっぷりの光の玉を神怜に投げてきたが、神怜はすべて避けいたのだが、そんな光の玉が誰もフェイクだとは神怜でさえ気がつかなかった………。




「あれ?何故あたりませんの?!そんな…………………って落ち込む私だと思い?」



すぐ立ち直ったレイルに神怜が気付いた時はもう神怜がレイルの間近に近づいていると木でもう手遅れだった………。


「くそっ・・・・・・・・レイル!…あれはもしかして……!!」



「そう!!フェイクよ?!今頃気がついても手遅れよ……さよなら大藤の番犬……。」


と言い光の玉ではなく両手に包まれた大きな光で何かをしようとしたが大きな光の中に何かがいたようにも見えたが眩しすぎて神怜は眩しすぎて見えなかったが光が自然とおさまると神怜の前に飛翔がいた!

レイルに襲われそうになった瞬間に丁度樹海から抜け出せたのだすると神怜が鎌で襲われかけているので助けたのだ!!




「誰だよこいつ!!何で襲われてんだよ!!ストーカーか?!」


といつもの飛翔を見れて神怜はホッとし、微笑んだ。


「あなたに助けられるなんて……私もホント馬鹿ですね‥…。」

すると、飛翔が神怜にレイルの大鎌を押えながら言った。


「馬鹿じゃねぇ~よ。俺の相棒だよ!!はいはい相棒さんはそこで休んでな!こっからはお前がやられた分取り返してやるよっ!(ニカッ」


飛翔は零れ落ちそうな笑顔を神怜に見せレイルの大鎌を払いのけた‥…。


「てめぇ~神怜殺そうとしたらしいじゃん……。」

飛翔がレイルに聞くと、


「えぇ……傘を返してほしかったのとイライラしていたのでね……」

飛翔はそれを聞くと、神怜の腰からレイルの傘を抜き傘を投げた。


「傘?これか……。こいつは俺の相棒だ手荒に扱うんじゃねぇよ……ストーカ。」

すると、レイルが飛翔に


「ストーカじゃありませんから!!私はあなたの許婚。許婚No.十 レイル=ミカエリスあなたを殺しに参りましたの‥……。」

と、レイルが飛翔に自分の正体を明かしたが飛翔は平気そうに頭に手をやり頭を掻いていた。


「ふーん。そうか…納得。でも、なんで俺じゃねぇ~の?」

と不思議そうに飛翔が聞くとレイルではなく神怜が答えた。



「いや……それが、実は1つ敵倒してるんですよ?」


神怜が飛翔に言うと飛翔は慌てふためいた。


「いやいや!!俺樹海で敵とか会ってないし……てか人に会ってないし!!もしかして幽霊?!ぎゃぁ!!!」

一人で騒いでる飛翔を正気に戻して話を戻した。


「違います。あの樹海自体が敵です。あの方のペットですって…私はあなたを出す条件として戦ってたら出てきたんでまぁ自力で出てくるとは思いましたが念のためね……。」


神怜が徐々に自分の事を信頼してきていることに少しうれしく思ったがその気持ちは抑え樹海をペットに持つ許婚のレイルをどうにかしようと思った。


「そういうことよ。そこの番犬は樹海が吐き出したの美味しくないらしいからね‥…。それにしてもペットが吐き出した理由がようやく分かったわ……。」


レイルが呟くように言いながら2人に近づいてきた……。


「こいつ……『かわいい子』好きなのよね……」


飛翔に響くような一言を言うと飛翔は怒ったのか樹海に入り樹海の真核を切り裂いた。


「はぁ~ムカつく!!何が可愛いだよ!!俺は男だってぇ~の!!」

飛翔は顔を赤くしながら赤く燃えた樹海から颯爽と帰ってき飛翔にレイルが言った。


「ここまでは序章ですわよ…私と戦っていただきますわ!!」


レイルが言うと傘の柄の部分をレイルが押すと何やら機械音がし柄の部分が抜け刀になり傘の布部分が機械音と共に流れるように徐々に硬化セラミックに変わっていった。


「傘から剣が……それにもう一方の布は徐々に固まってる……?!」

と今の状況を見て飛翔は驚きを隠せずにいた‥…。


「それはそれは驚きますわよね……これは私専用に作られた世界で一つの武器なんですもの……ほほほほ。さあ……大藤飛翔その首…私に差し出してくださいませ!!」


とレイルは言いながら飛翔に向かい特攻をかけてきた、飛翔は特攻をかけてくるレイルに剣を向けるわけでもなくいきなり目をつむりだしたそんな飛翔に怒りの言葉を飛ばしながらさらに加速し向かってきた。


「あなた、目を閉じるなんて戦意喪失ということですの?ふっ……私みたいな人とは戦いたくないといううことですの?なんて無礼な人……!!」


と言い盾を前に突き出しながら飛翔に全速力で飛びついてきたすると、先ほどまで目をつぶっていた飛翔が目を開くとその飛翔の眼力に圧倒されついレイルは止まってしまったレイルの硬化セラミックでできた盾を一瞬で切り裂いてしまった。


「なんだぁ~斬れんじゃん!!これでやっとあんたとサシで戦えるな……。」

飛翔は盾を切り裂きレイルに背を向けていた体を正面に向けた。



「お前・・・・・・・・・・何者……。」



レイルはつい硬化セラミックの盾をいとも簡単に切り裂いてしまう飛翔に聞いてしまった。




「大藤家唯一の跡取り息子次期百代目大藤家当主 大藤飛翔だけど?何?文句ある?」




飛翔はレイルに言い今度は飛翔からレイルに言った。


「さぁレイルさんよ~これで終わりじゃないよな?俺は暴れ足りないしさ大して戦ってないしさ~今度は

俺から仕掛けさしてもらうぜ!!」


飛翔はそう言いレイルに向かっていき壮絶な剣の斬り合いへと飛翔は持ち込んだ。



その試合を外から見ている神怜は二人の戦いを見て飛翔が何考えているのか分からなかったもしくは‥…何も考えていないということを恐ろしく思っていた。


「またあの人は……何も考えていないですね……。」


神怜はため息をつきながら飛翔とレイルを見つめていた。

そんなレイルはもう力的にももう限界が来ていた。


「はぁ……はぁ……あなた……息切れしないのですか?……はぁ‥…はぁ‥…。」


レイルは息をあらくし飛翔に質問した。


「何?もう息切れ?そっか……神怜とも戦ってたんだよな……そっか……じゃ休憩するか。」


そんな言葉にレイルはえらく腹がたたった。


「なんで?なんであなたは‥…さっきもそう!!目をつぶってあなたは反撃する気なんてなかった……なんで?」


すると、飛翔がレイルに背を向けながら言った。


「お前は人を殺す気なんて初めからなかったよな……お前にあったのは自分守るための『防衛本能』だ。 それがお前の中に住み着いている何かによって暴走して……神怜に当てた光の力が生まれたみたいだな。

抑えるお前の力はまだ未熟だが、中に住み着いてるやつの力が強大ってわけでもなく抑えることはできたが支配権を取られたみたいだけどな、残る意識で自分を守る武器としてそして誰かに伝えるメッセージとして『傘』を選んだんだろ?

刀は飾り、あんたのホントの武器は盾だから俺に向かってきたとき盾を前にして向かってきたんだ。狂った戦い好きのやる戦法ではないからな……。」


飛翔が言いだすとレイルが急に頭を抱え叫ぶと地面に倒れたので飛翔が近づこうとするとレイルがふっと起き上がるとその背中には先ほどのレイルにはない黒い翼と白い翼が生えていた。






「出てきたか・・・・・・・・・・・こいつが元凶だな……。」





飛翔は言いレイルから出てきた黒い元凶とこうして出会った……。



今回は連続投稿でござ!!

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