~僕が言ったのは嘘と真と・・・あっ。~
飛翔が村に向かって歩き出していると、先ほど許嫁たちが言い残した言葉が気になっていた。
「神怜お前はあの家にずっといるんだよな?」
「まぁ……はい、飛翔よりは長いかと……」
「じゃぁさっきの許嫁たちが言った言葉にも心当たりあるのか?」
そう言われ神怜は少し心当たりはあったが飛翔にはっきりと答えることができず間が空いた。
すると痺れを切らし飛翔は神怜を責めた。
「どうなんだ!!」
すると、様子が変だと思ったライ・ライミラ・リオン達が止めに入った。
「おい!飛翔!!そんなに責めるな」
「そうです。」
「少し頭を冷やしませんか?」
そう言われ落ち着いたのかライミラに支えられ飛翔は次の目的地まで神怜と距離を置くことにした。
「先、行くわ」
「あぁ!待ってください!!」
そう言い飛翔とライミラだけ先に次の目的地を探した。
その姿を追いかけようとした神怜の手をリオンが首を振り止めた。
「今は行くべきじゃない!!」
リオンが神怜を力強く止めても悲しそうな顔でリオンを見ながらこう答えた。
「私は飛翔の隣に!!」
神怜はリオンに必死に訴えたがリオンは今神怜は飛翔の元に行くべきではないと判断し神怜の腕を持ち止めた。
そして、神怜の先ほどの行動に対して怒った。
「そんな飛翔の隣にいたいんなら隠し事するんじゃねーよ!!」
「うん。ダメだよ」
ライもリオンと同じくうなずき同意した。
「そんなに守りてぇーなら【心と心】【身体と身体】でぶつからないと伝わるものも伝わらないだろ?」
リオンは胸を叩きながら神怜に熱く語った。
「悪魔なのに古臭いし人間っぽいねリオン・・・・・・・・」
その姿を見ていたライはリオンを人間っぽく感じた。
「うるさい!!」
「そうですね・・・・・・・でも・・・・・」
「まだ迷うのかよ!!」
「確信がないのです。私も確信がないものをべらべらと喋るわけにはまいりません。」
神怜はきちんと礼儀正しく確信がなくあいまいなものを飛翔に伝えるものわ伝えられないと言うとライから当然のような言葉が返ってきた。
「じゃーそれを伝えればよかったのに」
「え?」
「確信がないなら【確信がない】そう伝えれば・・・・・・」
「まぁ飛翔の事だから確信が無かろうとあろうと突き進むことには変わりないんだからさ」
「あぁ~あ無駄な悩みではぐれちゃったじゃん」
「すみません。私には思いつきませんでした……」
「まぁ進むしかないだろ全速力で追いかけるぞ!!」
そう決めて走り出そうとした瞬間目の前に見たことのない姿の女が現れた。
「そうはさせません。はぐれていただいたのならどうぞ永遠に」
「お前は?」
「私はNO.40 絃乃」
「40……高いですね。」
「じゃ~勝負所かな?」
リオンが身構えながら絃乃に戦闘態勢に入ると絃乃はやる気を見せなかった。
「いえいえ勝負所なんて滅相もございません。あなたたちは私に勝てないとこのNO.60艶紅が教えてくれたので」
「ね……姉さん……」
「艶紅………」
絃乃と艶紅は顔を見つめあってお互いを抱き合った。
「いや!!これって禁断の愛ってヤバい感じ~!!」
「リオンさんこれって・・・・・・・」
「よいこは見ちゃダメ!!」
そういいリオンはライの目を隠した。
「違いますよ。2人共ナンバー持ちの飛翔の許嫁ですよ?どちらとも」
「あっ・・・・・・・そっか~!!」
「じゃあ早く飛翔の所に行きたいので勝負しましょうか?」
神怜が勝負をしようというと余裕の表情で絃乃は神怜達にこう言った。
「言ったじゃないですか。勝負は終わりました」
「はぁ?何言ってるの?」
「あなたたちは私たちの武器に既に囲まれていますわよ?」
そうして絃乃が手を下に向け差し出すとそこの地面には数千万匹の蟻のロボットが神怜達を包囲していた。
大きさは本物の蟻と変わらない大きさで話に集中しているといつ放たれたのかわからないぐらい静かに徐々に神怜達の周りを包囲していた。
「蟻?」
そして他にもこの蟻には特性があった。
「これは・・・・・・・・・・・毒蟻。」
「正解」
そんな中、先に村を探し飛び出していった飛翔とライミラは先の街に着いていた。
「ここはこの前よりはかなり都心だな。」
「じゃないですよ!!なんで飛び出してきたんですか!……ハァハァ」
「【必ず追いついて来る】そう信じてるからだよ」
「飛翔さん?」
「過去なんて俺は別に知りたくない親父に聞けば一目散にわかるし調べようと思えばわかるけど………あの時神怜から聞きたかっただけなんだよっていう俺のわがままだ!」
「でもどうするんですか?」
「どうするんですかって言われてもな~この街で待っとくしかないだろ?」
「違いますよ!」
「へ?」
「お・か・ね!!」
「お金はそりゃお前神怜がだな~…………あ゛ぁ~ん!!」
「そうですよ………僕たち」
【無一文ですよ】
「嘘・・・・・・・・・・だろ?」
「ホントです。」
「じゃ・・・・・・働こうか」
こうして神怜(お財布)が来るまで飛翔は街で働くこととなった。
そしてシクシクと神怜の大切さを知りお財布の大切さを知りそして二度とこんなことをするもんかと心の中で誓った。
そんな中、宝生は彩架に殺されかけていた。
「その資料渡さないと殺す。」
「こんなフワフワの本やのに何が書いてあるんよ?」
「これは口外してはならぬと氷澪様から………」
「あぁ……」
「これ資料ちゃうわ」
「他に資料ないの?」
「それ以外はもう・・・・・・・・」
「嘘でしょ?これ以外ないんかいな……ホンマ貴重やな」
「宝生。それなんなんだ?」
「彩架口外したらダメなんだろ?」
「うち分かっちゃったから代わりに音無の首切ってて~」
「何故わかったのです!!」
「乙女のカンいうやつ!!」
そういうと宝生は徐に誰かに電話しだした。
「氷澪の承諾もろうてしもうてんやけど……それでもうちの子と襲うんですか?………彩架さん」
「この続きはまた機会があったら」
「どうぞご自由に………」
「私はあなたが味方だとは認めていないからな!!」
そう言い彩架は立ち去った。
「うち、いつ味方になるって言うたんやろうか?」
「まぁここにいる時点で味方みたいなもんだろうここから敵に寝返れと言ったらまた相当なもんだぞ」
そう音無が作りながら言っていると、宝生が手を叩いてにやりと笑った。
「それおもしろそうだね!!」
「うそだろ・・・・・・・・」
「マジ………!!」




