~呑まれよう【影/光】喰われよう~
飛翔たちが作戦を立て刹蘭と雪蜂が住まう大屋敷に入り込んだつもりが、逆に出し抜かれ刹蘭と対峙するハズの飛翔だったのに雪蜂が飛翔の前に現れ飛翔は雪蜂に【裁きの剣】まで奪われ大ピンチ!そして、雪蜂と飛翔の大死闘が今……たった今動き出した……。
「うりゃぁぁぁぁっぁぁぁっぁっぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
飛翔は裁きの剣より威力も耐久性も弱い普通の剣と対等に闘っていたがそろそろ限界が来ていた・・・・・・・・。
2時間以上対峙し刃先はボロボロに対し【裁きの剣】はいつまでも経っても壊れることはない・・・・・・・そして折れることなんて毛頭ないそういう風に作られているのだから……と思い、飛翔はある決心をした・・・・・・・・・・。
「神怜・・・・・・・。俺……お前と会えてよかったよ………。」
すると、神怜が飛翔に、
「何を言ってるんですか………敵も倒していないのに死ぬみたいなセリフを………っ。」
と少し苦笑いしながら飛翔に決意を感じ取っていた…・・…。
すると飛翔が神怜に、
「今から俺がすることは誰も見たことない……親父でさえ試したことない【裏ワザ】なんだよ……。もし俺がそのまま死んだら俺のあとの事よろしく!!ここは珀とお前に任せた・・・・・・・。」
と言い飛翔は神怜に言い神怜の言葉を聞かずに雪蜂の前を真っ直ぐ向くと雪蜂があざ笑うかのように、
「あら?もうお仲間とのお別れは済んだんかいな?たっぷりしときぃや?あんたはここでこの雪蜂に刺されて死んでうちは牢獄から出れてまた自由になれて万々歳やこんな大屋敷もあるやさかいになにしまひょ?エライ楽しみやわ!!!!!!!!!」
と言い飛翔に襲い掛かってきた雪蜂を避けることなく飛翔は大の字で体の真ん中を【裁きの剣】で一突きにされてしまった・・・・・・・・・・。
だが、飛翔本体からは赤い血一つ出ず、そこには飛翔と入れ替わるように拍が立っていた・・・・・・・・・。
拍は飛翔を左手で抱えながら血が出ない飛翔に驚いた雪蜂の一瞬の緩みを見つけ【裁きの剣】を取り返し神怜に投げ返し、
「今、飛翔殿はその中だ。大事に持っておけ。」
と言うと雪蜂は独りでに剣が神怜の元に帰っていく現象にも驚き頭が混乱した・・・・・。
そう、雪蜂には拍が見えない・・・・・・・。
神怜が拍に聞いた、
「お前は・・・・・・・?」
すると、珀が神怜に、表情一つ変えずに説明した。
「歴史上には見知らぬ妖怪の虎だっているんだ。それを、【妖虎】こいつは、幼いころから俺の事が見えていた、先代に仕え先代が亡くなり行き場が亡くなった孤独な俺の存在が、妖虎の存在が見えるのは気薄だ。お前もあいつと似てるのだろう・・・・・・・・。あいつは、【裁きの剣】裏モード:1 剣迷宮の脱出。その裁きの剣を守る第一神にお願いに行ったんだよ。この【裁きの剣】本当の力の解放をお願いしに・・・・・・・・・・。」
神怜は拍に不思議そうに、
「本当の力・・・・・・・・・・・珀さんあの……教えてくれませんか?」
拍は神怜に、
「なんだ?」
神怜は目いっぱいの力で、
「【裁きの剣】という剣の存在を本当の力だとか大藤の血筋に知らされないものですが・・・・・・。許嫁の人たちも多少は知ってらっしゃるみたいですし・・・・・・ですが何モノなんですか?あの剣は!!!!!」
すると、珀は神怜の肩に手を置き、
「その話はちょいっと後にしないと敵の大将が痺れ切らしちゃったみたいだし・・・・・・・。」
すると、雪蜂が拍と神怜が自分をまたもや放置して雑談しているのに爪を噛みながらイライラしてしびれを切らしていた・・・・・・・・・・。
「あんたうちのこと?・・・・・・・・舐めてますやろ?!闘いの途中でペラペラ一人で喋り出しよって遊びちゃうんや・・・・・・そんなやつは……・うちの前から消えておくれやす!!!!!!!!」
というと、丸く空中に円を描いくと雪蜂は術を唱え始めた・・・・・・・・・。
すると、雪蜂の術唱中に拍が
そこら辺に落ちていた弓矢を雪蜂に向けた………。
急に自分の方に向いてくる弓矢が、怖くて怯える雪蜂は、拍の顔や姿を見ることなく拍に向けられた弓矢によって・・・・・・・・・・・・・始末された・・・・・・・・。
(う゛ぅ・・・・・・・・・ぁあ~!!!!!!!!!なんでや!!!うちは悪くなんてのうなかったのに・・・・・・・・・・全ては・・・・・・・・・・・なっ・・・・・・ブハァアァァ!!!!)
誰かにすがる姿はどこまでも醜かったがその姿は雪に咲く白い花の様だった……雪蜂の人生まるでサボテンの様・・・・・・・・。
キミはその華になりたかったが、棘になったんだろう……誰をも突き刺す鋭すぎる棘に……。
――――――――――― 網霧雪蜂 死亡 ――――――――――――
すると、拍は突然朔詠に信じられないことを言い出した。
「キミ、本当に水神か?」
すると、朔詠は拍が見えないのか拍の言葉に答えなかった・・・・・・・。
拍が神怜に、言った。
「あの女水神ではないぞ・・・・・・・。水神ならいくら私の希少が薄いからって声ぐらい聞こえるよ。神だし・・・・・・・。現に、神じゃないお前らに見えてるし。」
すると、神怜も同意するように拍に、
「私も怪しいと思ったんですよ・・・・・・多分飛翔の人魚好きですよ・・・・・・。」
すると、神怜が直球に朔詠に声をかけた
「あの・・・・・・・あなた水神とか変な小細工してますよね?誰ですか?」
すると、朔詠が神怜に、
「やっぱり、あなたにはバレるタイプなのか・・・・・・・うんうん・・・・・それにしてもあの男の子よく気づかないわね・・・・・・・。」
すると、神怜が、
「誰なんですか?!いい加減に・・・・・・」
すると、術を解くと、女の人が出てきた・・・・・・・。
その女の人は、白衣に、メガネとこの大屋敷には似つかわしくないのとさらに戦闘向きではないのとミックスされていた・・・・・・・・・。
「私は、許嫁ナンバー20 飛桜 棗闘いより研究の方が好きねただ戦えないというわけでもないから・・・・・・・・・それにしても、よくわかったわねこのケーキを媒体とした幻術……これは術者が媒体物を食べてしまうからあまり術自体の存在・気配を99.999%消せるっていう優れものなのにまた研究が必要みたいね・・・・・・・。」
と、棗が言うと神怜は、
「媒体ですか……。でも、それではその形状かたどった人魚さんのサンプルがいるって訳ですよね?どこですか?飛翔はその人の為にも戦っていましたから・・・・・・・。」
すると棗が神怜に
「教えるはずないだろ・・・・・・・・・・あなたが私の人体実験に協力してくれるなら……考えるわ・・・・・・・・。」
一方その頃雪蜂と飛翔がであったところまでさかのぼり・・・・・・・
弓咲たちは雪蜂がいると思われる本館に来ていた・・・・・・・・・。
「ここは本館ですやんね?リオンまた道迷ったゆわんといてな・・・・・・・。」
すると、弓咲やリオンたちの本館廊下に3つの分かれ道が来た・・・・・・・。
弓咲は真っ直ぐ・リオンは左・ライは右を進むことにし歩き出した・・・・・・・・・・・・・・・。
すると、2人の目の前には道を塞ぐように敵が待ち構えていた・・・・・・・・・。
リオンの目の前にはレイルの相棒ティファ
ライの目の前には・・・・・・・・宝生と謎の男
そして、弓咲が辿り着いたのは・・・・・・・・・雪蜂の部屋だがそこにいたのは
「おはようさんどす弓咲・・・・・・・・・。」
「如月・・・・・・・・・・・・・」
如月とその奥には、踏ん反りがえるように刹蘭がいた・・・・・・・・・・・・。
「なんで・・・・・・・・ねぇちゃんがここに・・・・・・・なんでこんなに早く・・・・・・・・・決めなアカン時が・・・・・・・・来るんや・・・・・・・。」
今回からいろいろ混じってきます・・・・・。
飛翔は迷宮剣技編に入ります。
その間神怜が久々に戦います。
その別のメンバーは因縁の闘い編へ入りますそれぞれ部分部分長いので1つ1つ消化していきまーす。