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エピローグ 約束は果たされず

 何時間そこに居ただろう。

 凛が去った後も、美代はその場を動けずにいた。

 しゃがみ込んでは泣いてみたり、立ち上がって凛を追おうとしてみたり。

 でも結局、この場所から去れなかった。

 そう。

 約束したから。またここで会おうと。

 

 約束は果たされなかった。

 凛はここには来ていない。まだ、来ていないんだと、美代は思った。

 次第に夕焼けが美代を包み、夜の帳が下り、夜が白み始めた。

 美代の頬を涙が撫でる。

 もうそれを掬ってくれる人はいない。

 そう、居ないのだ。


 あの日以来の朝焼けに包まれながら、空虚な気持ちで美代は帰路についた。

 結局、死ねなかったな、と思いながら。


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