19.重症者の治療・・・?
すると、その光景を見ていた女性騎士のレイナは、信じられないようなものを見たような顔をして驚き。
そして、大粒の涙を流し喜び声をあげた。
「よっ、よかった。マーク、マークぅ・・・・・」
すると、静まり返っていた周りの軽傷の騎士達が一斉に声をあげた。
「「おっ、おおおおおー」」
「マークが、マークが息を吹き返した?」
「もう、だめと思われた。マークがぁぁぁ。蘇えったぁぁぁ」
「きっ、奇跡だ!・・・奇跡に違いない」
周りで見ていた騎士達が、信じられないという顔をした後、みんなで喜び歓喜をあげていた。
「ふいぃぃっ、良かった。成功したよ」
「さすが、ユウ兄。でも、いきなりそんな事しないよね。ふつうなら」
よかったと安心していると、未菜が声をかけて来た。
レーネも、また信じられない光景を見たと驚き。そしてこちらに声をかけて来た。
「すごい、もう死を待つばかりと思っていた彼を、ただの電撃魔法で治してしまうなんて、あなたは、あなた達は一体・・・」
「ユウマ様、あなたさまはやはり、私達の救世主さまだったのですね」
シルフィーは、ユウマの手を取って目をキラキラさせて顔を近づけてきた。
先程までフードで顔を隠していたが、その下から覗かせる超美形のお顔の美少女に、何度も顔を近づけられたら、そりゃうれしいのだが結構恥ずかしい。
それに未菜の視線もいたい。ついでに実際横で脇腹をつねられて痛いのだが・・・・。
しかも、頬を膨らませて怒ってるようにも、見えるが気にするまい。
それから、布に寝かせている他の3人の状態も確認してみた。
まあ、他の3人に対しては骨折と切傷と打撲は多いいが、今すぐに死に直結するような人はいなかった。
そういえは、未菜の持ってる魔法で回復魔法が無いのに、自分の魔法では怪我を治す力を速くするとか言ってなかったかな?聞いてみよう。
「なあ、未菜。さっき怪我は治せないけど、その怪我が治る力がどうのって言ってなかったっけ」
「うん、言ったよ。その人の持つ治癒力の力をあげ、治るスピードをあげる魔法が」
おっと、意外と有能な魔法を持っているようだ。なら俺が考えているのが旨くいくか試してみよう。
「未菜さんや、その魔法あと何回ほど使えそう?」
「ふえっ、そうだね。ある程度魔力は回復してるけど・・・・うーんと、2回が限度かな?多分、それ以上使っちゃったら私、動けなくなると思うよ」
「へっ、それ以上って、しかも動けなくなるってどういう事?」
このあと詳しく聞いたら、どうも先程は完全に魔力切れになった訳ではなく、MPが一桁台までいっていたそうだ。それに枯渇状態までは行ってなかったのにあれだけふら付いたので、おそらく枯渇したら倒れるかもと教えてくれた。
それに先程MPは一桁台までなくなったが、回復力を上げるスキルを使用したら、今は魔力がある程度回復しているそうだ。
しかし、そのスキルも今日は後1回つかえるのがやっとで、それを使用したらどうなるか解らないから、動けなくなると教えてくれた。
それに先程言っていたそれ以上とは、どうゆう事なのかを尋ねたら。
「私のスキルで【限度超過】を使えば、魔力がなくても魔法が使えると思うけど・・・・これに関しては私もどうなるか解んないよ」
まあ、このスキルに関しては非常時しか使わせないようにしようと思う。まあ、【超級解析】が使えればいいのだが、残念ながら他人のスキルや物自体が無いと解析は不能な様である。
だいたい未菜のスキルに関しては解ったので、俺の【軽度治療】と未菜の【身体促進】の魔法をしようして3人の重症騎士達の治療を行なった。
この処置はユウマが考えている通り旨く行き、後は安静にさせて回復させれば明日には動けるまでは回復すると思われる。
未菜の方も無理をしなくて良かったのに、最初の試みが旨くいって魔力も以外に残っていたので、先程死の直面から助けた騎士、マークさんの方にも【身体促進】の魔法を使用していた。
まあ、流石にその後は、予想通り魔力が枯渇して気絶してしまったが、横で俺が付いていたので倒れる前に抱き上げ、今は大人しくシルフィーさんが用意してくれた敷物の上で寝ている。
どうやら、魔力は睡眠を取れは自然と回復する様だ。




