↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/102

18.人命救助・・・?

 先ほどの、やり取りをいったん終了させてから、シルフィーと負傷者の集められた場所に俺達も付いていくと、騎士が4名ほど布の上に寝かされていた。


 実際に動ける者は俺達以外では、軽傷で動ける騎士が7名ほどいるくらいである。

そして、俺達の近くに1人の騎士が近付いてきて、感謝と礼を言いにきた。

「ありがとう。ユウマ殿、このたびはほんとに助かりました。俺はダント・グロバーン。ダントと気軽に呼んでくれ。それじゃ、俺はレオン隊長と馬車と馬の回収に行くんで」

 彼は名を名乗ったあと直ぐに、レオンさん元に行き一緒に馬車と馬の回収を行っていた。

 

 そして、軽装の女性がユウマ達に近づい頭を下げて感謝してきた。

「ユウマ様、ミナ様、此度の助力をほんっとーに、ありがとうございました。私は、レーネ・リィ・フォルシオンと申します。どうぞ気兼ねなくレーネとおよび下さい」

 俺達が名前を教える前にどうやらシルフィーに聞いていた様である。


 そして、馬車と馬6頭を回収し終わり2人がこちらに戻ってくるまでの間に、負傷して気絶していた1人の女性騎士が目を覚ました。

 それで、これまでの事情と成り行きをレーネさんが説明して落ち着かせている。


 先程戻ってきたレオンさんとシルフィーさん達がなにやら相談したあとに、馬の世話をしていたダントさんを呼びつけた。

「騎士ダントこちらへ、お前はこの中で唯一怪我も少なく動ける。すまぬが馬で先行して、近くの街より助けを呼んできてもらえぬか?」

 すると、ダントさんは復唱してから食料の入った袋を受け取り、先程まで世話をしていた馬に乗って早々に掛けていった。


 皆でそのうしろ姿を見送ってから、ユウマは先程戦闘の時に出ていた表示の状態部分を確認していると、ある男性の騎士に付き添っていた女性騎士が声をあげた。

「いや、マークしっかりしなよ。死んだらお前の夢が叶えられないだろう。しっかりしてよ」

女性騎士の悲痛な叫びが響き、みんながそこに近づいていった。


「マークがどうしたのレイナ!」

ヴァーグ(マーク)が、《グス》マークがいぎを(息を)《グス》しなくなったんです」

 レーネさんが泣き出した女性にどうしたと訊ねたら、どうやら先程まで息をしていて微かに反応があったのだが、今しがた息をしなくなったと泣きながら説明した。


 ユウマは、近づいてマークと言われた男性騎士の状態を確認してみた。

すると、《心臓痙攣、呼吸停止・蘇生可能》の表記が出ていて何かの秒数みたいなゲージが、徐々に減っていたので試しに【超級解析】のスキルを使用して何なのかを確認してみた。


『【超級解析】《心臓痙攣、呼吸停止・蘇生可能》の状態を解析します。この表記は、心臓の心室細動、痙攣を起こしそのうえ呼吸が停止をしている。だが蘇生が可能という状態である。何らかのショックを与えると心臓が動きだしたら蘇生できる。ただし時間が経過して完全に心臓が停止すると死亡となり蘇生不可能となる。完全に死亡した場合特殊な秘薬が必要である。もし蘇生しない場合は直ちに浄化必要である』


 なるほどね。今見えてるメーターがゼロになったら完全に死亡するのか、と考えていると俺の横にいた未菜(ミナ)が念話で俺に声をかけてきた。

『ユウ兄、どうにかならないの。私の貰った魔法じゃ、怪我を治すための力を速くすることは出来るけど、息をしてない人は無理だよ』

『うん、心臓が止まりかけてるからな。やれるとしても人口呼吸か心臓マッサージぐらいしか出来ないし』

『そうなの、なら地球であったAED(自動体外式除細動器)みたいに電気ショックをあたえれば・・・もしかしたら、助かったのかな?』

『ん?電気ショック・・・・』


未菜(ミナ)のAEDと電気ショックの言葉で、ユウマは自分の魔法の中に雷属性の【電撃(ショックボルト)】があったのを思い出した。


それで、ちょっと試してみるかと思って、回りにいる人達に声をかけた。

「ちょっと、すいません試したい事がありますので、ちょっとどいて貰えますか?」

「ん、ユウ兄どうするの?」

 騎士のそばで必死に声をかけている女性騎士のレイナを、レーネさんにどかして貰った。


「どうするのですか、《グス》心臓が止まって呼吸もしてないのに《グス》なにを試すというのですか・・・」

 泣きながら言葉を掛けてきたが、無視をして呼吸の騎士の身体についていた金属らしい物を外していった。するとみんな俺がなにをするのかを静かに見守ってくれた。


 そして、すべての金属だろう物を外し終わり、彼の心臓付近に両手を置いて「【電撃(ショックボルト)】」と唱えた。

 その瞬間《バチッ、ド、ドドン》と電撃が走った。


 するとレイナさんと言われた女性騎士が泣き叫びながら、俺を彼から引き剥がし罵倒してきた。

「いやー、マーク、マークになにしてるんですか、あなたはー」

 物凄い剣幕で俺を睨みつけ、マークを庇うように抱きついた。


すると、女性騎士が抱きついた勢いで、息をしていなかった騎士が息を吹き返した。

「ごほっ、ごほっ、うっ、はあっ、はあー」

 息を吹き返した事により顔色は直ぐによくなり、状態の方も確認してみたら蘇生は成功して、重症で気絶の表記になっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。