表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/12

10話② 暑くね?

「あさひちゃん!どこだ!…」

「あ」


遠くからルミシア様の叫び声が聞こえた。

推しの声を聞くと、安心感が出てくるな。あさひは、手を挙げて遠い空に、


「ルミシア様!ここでーす!」


こう叫んだ。


そしたら、ルミシア様がすぐにあさひの前に来ました。


「大丈夫か!?」

「大丈夫ですー!知らない風が、強い!でもあさひは無事よ!」

「そうか。無事ってなによりだ。なんなんだこの風、急に怖い天災?…あ」


ルミシアはボロボロになった大地と山に気づいた。


こんな風に吹き飛ばされてまだ生きてるなんて、奇跡だな。これからはあさひちゃんをもっと守らなくちゃ。こう決めて、ルミシアはあさひの頭をなでなでして、


「悪い人らもこの風に飛ばされたようだ。一緒に戻ろうか」

「はい!…えへへ」

「ほらー」


あさひは可愛い笑顔をしてルミシアを抱き締めた。


この世界に着いてエルフの身体を入手したあさひが知ってる、巨乳同士って互い抱き合うことが大変。それでも、あさひは全力でルミシアと抱き合っている。両方が露出度の高い鎧を着ていているので、人肌の暖かさを強烈に感じられる。柔しいね。暖かいね。幸せだね。ずっとこのままでいいな。


いや。

足りない。


ルミシア様をもっと抱きたい。もっともっと仲良くしたい。全てをあげたい。全てをもらいたい。放したくない。一つになりたい。こう考えていて、あさひはルミシアの体温に夢中になっている。


もちろん、ルミシアにとってあさひはただの子供で、可愛くてなにもわからない子。このなにもわからない子と抱きしめられて、ルミシアは心から家族のような愛が芽生えた。

お役に立てないが、こんな可愛い家族がいても悪くない。


「…あのさ、お前ら」


赤髪のドラゴン、ルナがここに来たが、抱き合っている二人にはどうしようもなかった。


「暑くね?」


露出狂みたいな服を着てる女子二人がここまで抱き合うなんて、さすがにちょっとあれだな。言おうとしたが、あさひはなかなか幸せなので、ルナはこう聞いただけ。


「大丈夫、もんなない。私はこの子の保護者だからな。抱きはいつでも構わない」

「わかった、好きにしよう」


破壊された森と大地を見て、ルナはすぐに「あさひがここで戦っていた」と判断した。

どうやらあさひも強い力を入手したようだ。ならば自分も光の城砦を見守る必要はない。


「帝国軍も消えたし、みんな無事ならあたしも他の場所に行く。ただ」


エルフの騎士団長が自分の警告を注意するかとうかわからないが、ルナはちょっとマジメな態度で、


「帝国もあたし以外のドラゴンも、王国を侵攻したいやつはまだたくさんいる。戦意を出せ、それと頭で戦え。さもないと、負けるぞ」

「大丈夫、わたしがみんなを守ります!」

「あさひちゃん偉いね。期待するぞ」


あさひがこう叫んで、ルミシアもあさひのあさひをなでなでしました。

全然聞いてない。まぁ、あさひがいるから大丈夫だろう。


「それじゃ」


ルナは翼を展開して空へ飛んだ。


「まだな、ドラゴン!」

「まだねー」


ルミシアとあさひもルナにこう叫んだ。

これからは毎日王国のことに気を遣う気がする。困るな。と思いつつ、ルナは空を飛んでいる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ