この結果は認めたくないです!
「ねえユウサク、武器スキル使ってみたいと思わない?」
「まあ、使ってみたいけど・・・・・・」
ルイザネスにやってきた俺たちは、呼び出しがあった王城へと向かっていた。
「タスク。まだ時間はあるね。」
「はい。まだ時間はありますが・・・・・・。」
タスクが不思議そうな表情で答える。
「ユウサク。こっち来て!」
アカネはそういい、俺の手を引っ張る。
俺は、またしても緊張してしまい、無言になる。
多分今俺の顔は少し赤くなってるだろう。
「ここよ。」
そう言って入っていった店は、武器屋だった。
「ここはね、この国で一番高性能な武器を作ってくれる武器屋よ。しかもここの店主は無料で適正武器を見極めてくれて、その武器のスキルまで教えてくれるのよ。」
「そうなんですか・・・・・・。」
そう会話しながらカウンターまでやってくると奥から。
「おや?アカネ様じゃないですか。そんなにおだてたって値引きするぐらいしかできないぞ。」
そう言って入ってきた男。名前はクラウスというらしい。
するとアカネは先ほどの言葉に付け加えるように。
「あととってもチョロいの。」
「チョロいって失礼ですね・・・・・・アカネ様。ところでそこの坊主は誰だ?」
そう言ってクラウスはこちらを見る。
「ユウサク。私の新しい仲間よ。今日はユウサクに合う武器を選んでもらおうと思って。」
「そうなのか・・・・・・よし分かった。俺に任せとけ。」
そう言って胸を張る。
たくましいなー。
そう思っているとクラウスは。
「お前さん手をちょっと出してみな。あとついでにステータス表も見せてくれ。」
「ステータス表?」
「なんだお前さんそんなのも知らないのか。・・・・・・まあいい。人差し指の腹と親指の腹を合わせてみろ。」
そう言われ、説明のままに合わせる。
「合わせましたよ?」
「そしたら下から上に振ってみろそうしたら画面が出てくるはずだ。」
いわれた通りにやってみる。
すると。
「うおぉ!」
ステータスや現在習得しているスキルなどが表示された画面が突然現れる。
「ちょっと見せてみな」
そう言ってクラウスは画面をのぞき込む。
さあこれで俺のステータスが超人的で一躍有名になるんだ。そして周りからちやほやされて俺の周りにハーレムが形成されるんだ! ここから俺のハーレム物語が始まるんだ!
「えっと・・・・・・。」
そう言いかけたが、クラウスがいきなり、沈黙する。
・・・・・・。
いきなり黙らないでくださいよ。こわいじゃないですか。
俺はそう思いながら。
「どうしました?」
そう問う。するとクラウスは少し悲壮感を出しながら言う。
「防御力と体力・魔力が全然ないな。特に魔力に関しては多分初級魔法がやっと打てるぐらいには少ないな。」
・・・・・・。
あれっ。
俺ってまさかステータス全部低いのかな?
「あっ・・・・・・あっ・・・・・・。」
「ど、どうしたのユウサク?」
挙動不審になっていく俺を見てアカネが少し慌てながらそう言う。
お、お、俺の異世界ハーレム物語はど、どうなるんだ!?
異世界ハーレム物語がなくなって欲しくない一心で俺はクラウスに力はどうなのか聞く。
「攻撃力は・・・・・・普通だけどどっちかと言ったら高いな。」
よかった・・・・・・。まあ、魔法が使えない時点でアウトなんだが。
安心しているとクラウスは。
「うおっ!」
「ど、どうしましたかクラウスさん?」
怖いんだけど。
まさか眼をそむけたくなるぐらいに低かったりし・・・・・・。
「知能と速さが異常に高いぞ!」
マジすか。
神様ありがとうございます。
そう思っているとアカネはっその言葉が気になったのか画面をのぞき込む。
「ッ・・・・・・!ほんとだ高い!」
そんなに高いの?
少し戸惑っているとクラリスは。
「おい坊主。利き手はどっちだ。あと手は器用か?」
「えっと・・・・・・両利きですけど。ちなみに手先は結構器用ですけど。」
「よし。お前は今日から住み込みでここで働いてもらう。」
「え・・・・・・。ま、マジすか?」
働かないといけないの?俺働いた経験なんてほとんどないよ? あるって言っても、自宅の警備だけだよ?
おっと。自宅警備員ってニートのことでした。
するとクラリスはげたげたと笑い。
「安心しな。冗談だよ。」
よかった・・・・・・。
すると笑い終えたクラリスは息を整え。
「坊主には双剣が適切だな。一日で坊主になじむ双剣作り上げるから、待ってろよ。」
「はい!」
おれは、作られる双剣が楽しみのあまり大きな声で返事する。
すると。
「そういえば坊主は知能と速さが高かったんだよな?」
「そうですけど。それがどうかしましたか?」
「今から五つのスキルを坊主に覚えてもらう。」
そう言って外に出ていく。
俺も、クラリスについていく。
「覚えるスキルって何ですか?」
「いまからスキル≪超加速≫≪歩行≫≪暗殺≫≪回避≫≪ミラージュ≫を覚えてもらう。」




