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うーん。
ここはどこでしょう。
あたしは確か京都に旅行に着ていたのに路地を出たら時代劇のような場所にでてしまった。
「マジここどこ」
やばい迷子になったかな。
「娘変わった格好をしてるな」
「へっ」
振り向くと不敵な笑みを浮かべた美青年が立っていた。
「間抜けな顔だな」
「余計なお世話です」
「俺にここまで噛み付く女は始めてだ」
ニヤリと笑うその姿に危険を感じ逃げた。
逃げたんだよ。
逃げたのに捕まった。
おかしい、これでもかなり運動神経はいいし、足だって速い。
「余計に気にいった。俺のところにこい」
「嫌です。知らない人に着いて行ってはいけませんと親に言われてます」
「そうか知ってればいいんだな」
「それでもいかないですよ」
「俺は織田だ」
「織田さんですか?あたしは凛久です」
「女でりくか、小姓の恰好させるのも一興だな」
ひとりぶつぶつつぶやいているが一向に離してくれる気配はなかった。
あたしはこれからどうなるんでしょうか。(しくしく)




