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結局手伝う日

 結局学園祭の手伝いをすることになった。我ながらチョロいと思う。オリヴァーが毎回おやつを用意してくれるのでそれだけが励み。

 「朗読劇のバックに写し玉で情景に合わせた映像を流したら良い感じではないでしょうか?」

と提案するとリベラがのってくれて、今は花畑の映像を撮りに来ている。色んな所を撮っていると

 「そこで何をしている!」

とうるさい先輩方に注意されるので、説明も面倒になってきてモブメガネを使用しながら撮っている。

誰からも注目されない。あー楽ちん。楽ちん。と鼻歌交じりに歩いていると、人気のないガゼボで何やらコソコソ話し声がする。

 え~嫌な予感。そーっとのぞくと!!!!!王子!第二王子と男爵令嬢!!!

 まだ続いていたのか!側近候補の二人は?どこに?え?今回はエッチなし。マジで?あの節操なしの第二王子がエッチなし?

 「それは誠なのか?俺の子で間違いないのか?」

 「勿論ですわ。あなた様のお子です!!」

 「ブルックリン!」

 「デービィット様!」

ひしっと抱き合ってる。

 あわわわわわわ・・・やばいやばい今何聞いた?めっちゃヤバい事話してたよ!!!

オタオタと慌てて歩いているとリアムにばったり出会った。

 「あー!!リアム!!元気?さいきんどう?」

 「・・・ノンタン何か有りました?元気ですよ。最近ってさっきご飯一緒に食べましたよね。・・・」

ジト目で見てくる。そんな姿もあなた格好いいのね。

ならない口笛を吹いて知らんぷりを装うがそんな事で誤魔化されてくれるリアムではない。

 「・・・・ノンタン。なにか隠してますね。今すぐ言った方が賢明ですよ。」

 「え?何の事?俺知らないけど~ピーピー・・・」

 「ノンタン、後でお菓子あげますから隠していることしゃべっちゃいましょうか?」

 「えっと、さっきあっちで第二王子と男爵令嬢が二人きりで会ってました。そして子供が出来たみたいなこと言ってました。」

 「なるほど・・・ノンタン!さあ行きますよ!」

 「あ~また言ったぁ。さあ行きますよって言ったぁ~」


二人でモブメガネを着けて再びガゼボに向かう。

 「よくもまぁ、毎度毎度こんな人気のないガゼボを良く見つけますね。」

ため息をついて感心しているリアム。半目の俺。


 「それで、いつ頃子供が生まれるのだ。かわいい子だと良いなぁ。楽しみだ。」

 「いま大体妊娠3ヶ月ですから、あと6ヶ月先ですわ~」

 「離宮で生まれてくる子と3人で暮らそうな。」

 「でも~ガルシア公爵令息はどうされますの?」

 「あんなやつ、婚約破棄でもしてやるわ。上から目線でガミガミとうるさい。あることないことでっち上げて婚約破棄でもして断罪してやる。二人で幸せになろうな。」

 「うれしい。デービィット様愛してますわ。」

 「俺も愛してる。」

 

ゲロ吐きそう。マジであいつら何なんだ。チラッとリアムを見たら石にされちゃうんじゃないかと言うくらい冷たい目で見てフッと微笑むから怖い~

 「断罪ですって・・・楽しみですね。」

 「楽しくないよ~!!俺はリアムが断罪されるとこなんて見たくないからね!返り討ちにしちゃってよ。」

 「ふふふ。勿論。ノンタンの仰せのままに」


それからリアムは色々準備がございますので、ごきげんようと颯爽と帰って行った。

返り討ちの準備ですか?なんの隙もないよう追い詰めるんだろうね。


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