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正直者の村

 四人の生徒全員が一定の基準を満たし、前線基地へ向かえるようになった後の話である。


「ディフェンスクリエイト!」

「ソリッドクリエイト!」


 マーメとキコリは、習得したクリエイト技を使用していた。

 二人が同時にクリエイト技を使うことで、疑似的にスロット技を発動させることができる。

 防御と硬質、二つの属性が合わされば、それは強固な壁となる。


「アイアンウォール!」


 一方向にしか出せないが、二人がそろって隠れられる程度の大きさの壁になっていた。

 今までクリエイト技を習得しようとさえ思っていなかった二人にすれば、格段の成長である。


「ブーストエフェクト、アームアッパー!」


 それを、ロバーは強化した拳で破壊していた。

 二人掛かりで構築した壁が、たった一人のワンパンで壊れる。

 ちょっとばかり自信のあった二人は、目の前で拳を振り抜いているロバーに慄いていた。


「凄い凄い! 流石ロバーだね!」

「まあ元々俺は強いからな。それよりも……二人とも、本当に成長したよ。精度はともかく、ちゃんと技が出せるようになったじゃないか」


 バブルは治癒属性なので、完全に他人事である。

 もちろん特訓前よりエナジーの量は増えているが、その数値で張り合う気はない模様。


「あのさ……ロバー。別に手抜きしろってわけじゃないんだよ……でもさあ! なんかもうちょっとこう……せめてクリエイト技で壊してくれよ! エフェクト技で壊されると、とんでもなく嫌な気分なんだけども!」

「そうよ! 配慮してよ!」

「強化属性のクリエイト技は、他人を強化するから、攻撃にならないんだが……」


 手を抜くなと言いつつ、でも手を抜いてほしかった二人の壁役。

 せっかく頑張ったのだから、目の前の相手に対して有効であってほしかった。

 なお、その目の前の相手も、同じように鍛錬を積み重ねていた模様。


「そこまで。マーメ、キコリ、騒ぐのをやめなさい」


 三人の『試験』が終わったことを確認して、担任の教師が言い争いを諫めた。

 これは文字通りの意味でのテストであり、二人が張った防御を壊せるか試しただけである。

 優劣がはっきりしているが、特に何か意味があるわけではない。


「ロバーの言う通り、二人とも成長しましたね。この短期間で、クリエイト技を形にするとは。正直に言いますが、ここまで頑張るとは思っていませんでした」

「形になっただけですけどね……」

「あっさり壊されちゃいましたけど……」

「いいのです。最初からまともな防御力など期待していませんから」


 形だけとはいえ、クリエイト技が使えるようになった。

 その『事実』だけで、担任教師は満足だった。


「いよいよ皆さんは、明日カセイへ旅立ちます。もしかしたら全員帰ってこれないかもしれませんが、それも覚悟の上でしょう。私は……とても誇らしく思います」


 鍛えた力、培った技術。

 それらがなんの意味も持たない場所へ行く。

 その勇敢さに、担任教師の涙腺が緩みかけた。


「あの、先生。確かに俺達は死地に行くんですけども……でもその、縁起でもないといいますか……」

「今から危険地帯へ向かう君たちに、気休めなど意味がないだろう……」


 感極まっている教師。

 しかもその内容を否定することは、客観的に不可能であった。

 もう二度と会えないかもしれない生徒へ、気休めを言えるわけもない。


「これから言うことも、きれいごとではない。もはや君たちは、成人として扱ってもいいほどの成長を遂げた。きれいごとなど不要だろう……!」

(嬉しくねえ)

(子供扱いしてくれないかしら……)


 キコリとマーメは、少し腰が引けていた。

 この際横暴でもなんでもいいから、頭をぶっ叩いて『お前達にはまだ早い!』とか言ってくれないだろうか。

 子供の意見を尊重することばかりが、立派な大人の証明ではないと思い知る二人である。


「私たちは君たちに一切期待をしていないので、君たちもまた己に一切期待をせずに、まっさらな気持ちで臨んで欲しい」


 聞いたこともないまっさらな気持ちだった。

 むしろ言われたくない言葉だった。


「あえて聞くが、君たちは内心で『現場で大活躍』だとか『秘めた才能が開花する』だとか、そういう自分にとって都合のいい妄想を抱いているだろう」


 自分にとって都合のいい妄想を抱いているはずだ、と先生から断定されてしまった四人の生徒。

 しかし個性の異なる四人の生徒は、そろって同じ表情になっていた。図星の苦笑いである。


「ない」


 短い否定だった。あまりにもそっけない。

 だが虚飾のない二文字の言葉には、真実だけがあった。


「ただの事実として、君たちと年齢の変わらない少年が、Aランクハンターの護衛になっている。彼は伯爵家の若き当主であり、Bランク上位の悪魔と契約をしており、同時にAランクハンターの従えているAランク上位の悪魔からも力を借りることができるらしい。強者がひしめくシュバルツバルトの討伐隊においても、三本の指に入る実力者のようだ」


 淡々と、成功例を上げる。

 箇条書きのマジックによって、サクセスストーリーのように聞こえるだろう。

 まあ客観的にはそうなのだから仕方ない。


「だが彼は、現地で覚醒したとか才能が開花したとか、急激な成長を遂げたわけではない。彼は前線基地に赴く前の段階で既に強く、だからこそ大公閣下から招集されたのだ。そして彼が強いのは、ただ契約している悪魔が強いからではない。悪魔が強い上で本人に才能があり、なおかつ周囲が徹底して彼を鍛え上げたからだ」


 これは不遇だった人間が恵まれた環境に放り込まれることで、急激に成長していき成功していくストーリーではない。


 めちゃくちゃ才能があった少年を、周囲がめちゃくちゃ鍛えて、めちゃくちゃ強くなったので最前線に送り込んだだけである。夢も希望も可能性もない。むしろこれで活躍できないほうが不思議である。


 彼が成功していることに、なんの意外性もない。

 少なくとも大公もその周囲も、彼が強いことに驚いてはいない。


「今の君たちがそのまま森に行って、そのまま帰ってくる。実力という意味では、まったく変化など起きない。君たちは努力した分だけ強くなった、だからまったく足りていない」


 環境は人を変えるというが、環境に負けて死ななければの話である。


「君たちは活躍をしに行くのではない。面接が上手くできなかったことから学びの必要性を感じたように、実戦で上手くいかなかったことから上達の必要性を感じて欲しい」


 努力を維持するには、動機の更新が必要である。

 今の四人はやる気を維持しているが、あと一年持つのかはわからない。

 であれば、どれだけ実力があっても足りないことを、現場で知ってほしかった。

 

「……武運を祈る」


 多くの新兵が、それを知る前に散っていく。

 それもまた、彼のよく知ることだった。



 前方へ偵察に行っていたネゴロ十勇士が、血相を変えて戻ってきた。


「前方にビッグファーザーが! 眷属であるインペリアルタイガーが二体、タイラントタイガーが十体、デスジャッカル多数! それぞれを従えて、ゆっくりと確実にこちらへ向かってきています!」


 前線基地にいたはずの、蛍雪隊の隊員たちが血相を変えて跳んできた。


「狐太郎君、大変だ! 前線基地にラードーンが来ている! 今のところ我々の隊長とガイセイが抑え込んでいるが、他にもBランク上位やらAランク下位が来ている! このままでは全滅だ!」


 双方が緊急事態であり、同時に状況を把握していた。

 これ以上悪くなり様がないと思っていた情報を持ち帰った双方が、双方の事情を知って愕然とする。


「……どっちかにしてくんないかな」


 狐太郎の弱音を、誰が咎められるだろうか。

 Aランクハンターである狐太郎を誰もが頼るのは当たり前だが、許容量を超えて要請されると判断どころではない。


 また、狐太郎だけではなく、彼のモンスターやブゥ、リァンも青ざめていた。

 先ほどまで泰然としていた、圧倒的な力でBランクモンスターを迎撃していた者たちが青ざめている姿を見て、学生たちもこの世の終わりのような顔になる。


「……」


 だが逆に、それが狐太郎に覚悟を決めさせた。

 誰もが慌てて困っているからこそ、自分が決断をしなければならない。


「ササゲ、クツロ、アカネ。リァン様を連れて、全速力で基地に戻れ。タイカン技もキンセイ技も使っていいから、とにかくみんなを助けてくれ」


 四体のモンスター、或いは蛍雪隊の隊員にとって、既視感のある状況になっていた。

 もちろん完全に一致しているわけではないが、状況の悪さは酷似していた。


「コゴエ。悪いけども今すぐ雪を降らせてくれ、お前とブゥ君でビッグファーザーたちを迎撃してもらう。本音を言えばすぐにでも全員で戻りたいが、この状況でCランクを大量に呼び寄せるわけにはいかない」


 狐太郎の指示は、とても大雑把だった。

 だがこの状況で何よりも求められるのは、なんでもいいから早く決めることである。

 その一点で、狐太郎は適切な判断をしていた。


「き、狐太郎様、私も残りま……」

「公女様! うるさい!」

「!」

「黙って俺に従ってください! わかるでしょうが!」


 誰もが火を飲む勢いで慌てている。

 この状況下で、議論をすることなど許されない。


「……承知しました、ご武運を!」


 言いたい言葉を呑み込んで、言うべき言葉を吐く。

 公女は決意を固めると、抱えてくるクツロに身をゆだねた。


「コゴエ! 頼んだわよ!」

「ブゥ、セキト……お願いね!」

「ご主人様! 後で絶対会おうね! 約束だよ!」


 前線基地へ戻るように指示を受けた三体は、名残を惜しみつつも走っていく。

 かくて残ったのはコゴエ、ブゥとセキト、蛍雪隊の隊員たちと、ネゴロ十勇士。

 そして狐太郎と学生四人であった。


「ご主人様……見事な采配でした」


 森の道に、氷の華が咲く。

 雪が舞い散り、世界を白く覆っていく。


「采配ってレベルじゃねえよ……とにかく何とかしようとしただけだ」

「その、とにかく何とかする、が大事なのです。それに……ササゲを向こうに戻し、私をここに残すことは適切でした」


 深々と降り積もる雪。

 冬が終わってしばらくたつ中で、気温が急激に下がり、吐く息は白くなっていく。


「ご期待に沿えるよう、全力を尽くします」


 だがそれを見るブゥや蛍雪隊、ネゴロ十勇士は焦れていた。

 どうか一瞬でも早く雪が積もり、わずかでもいいから温度が下がってほしかった。

 他のモンスターがいるのならまだしも、コゴエ単独ならば積雪量こそが生死を分ける。

 

「……ああ、ブゥ君。勝手に決めて悪かったね」

「いえ、僕は貴方の護衛ですから。貴方がどんな指示をしても、貴方の傍にいるだけですし」

「それもそうか」

「……でもですね、謝ってくれなかったらがっかりしてました」

「そうだろうね……」


 ブゥはササゲがいたほうが強いので、彼個人としてはササゲと一緒に行動したかった。

 だが職務としては、狐太郎の傍にいなければならない。そのあたり、葛藤がないとは言えなかった。

 そんな心中を、狐太郎は察している。なぜなら自分も、同じような心境だったのだから。


「蛍雪隊の隊員さんたちは、逃げなくていいんですか?」

「ははは。私たちもBランクハンターだ、逃げる気なんてないよ。それに……向こうに戻っても、手伝えることはない。元々私たちの隊長も、君へ可能な限り援護をするようにと指示していたからね」

「そうですか」


 蛍雪隊の隊員たちは、この前線基地のハンターの中では、際立って弱い。

 元々強くないDランクハンターであり、しかも全盛期はとっくに過ぎた、孫のいる年齢のものばかり。

 狐太郎を除けば、一番弱いと言ってよかった。


 その隊員たちが、全員そろってここに居る。それだけ向こうの状況が悪いということであり、『前回』のようなことになったときは、狐太郎をできるだけ守らせるという判断であった。


「……だそうだ。ネゴロ十勇士は、蛍雪隊の隊員の人たちと連携してくれ」

「承知いたしました。ですが……最悪の場合は、狐太郎様だけでもお連れして逃げるようにと、大公閣下から命じられております」

「その厚意はありがたいが、そんな暇があるといいな」


 この時の狐太郎は、完全に自棄になっていた。

 覚醒を遂げたわけではなく、経験が活かされたわけでもない。

 単にこの男は、魔物に食われる死よりも、罪悪感を抱えた生を恐れている。

 まさにネゴロ十勇士の件で大公を欺いた時のこともあり、これ以上なにも背負いたくなかった。


 だがそれでも、この場に残された学生四人からすれば、狐太郎は指揮官として優れた采配をしているようにしか見えないだろう。

 鬼謀神算が脳内で巡り、戦力を適切に配置したとしか思えないだろう。

 窮地に追い詰められたとき、声の大きい者にすがりたくなるのは人間のサガであった。


「……クツロだけでも残ってもらえばよかったかな」


 縋る方は勝手なものである。

 当の狐太郎は、ただただ顔を引きつらせ、その巨体を見上げていた。


 Aランク中位モンスター、ビッグファーザー。

 タイラントタイガーの上位種の如き姿をしたモンスターであり、やはり超大型の虎といった姿をしている。

 Aランク上位勢ほどの無茶苦茶さ、でたらめな生命力を持っていないが、だからなんだというのか。

 Bランク上位であるインペリアルタイガー、Bランク中位であるタイラントタイガー、そしてCランクモンスターデスジャッカルの群れ。

 たかが人間数十人を食い殺すにしては、あまりにも苛烈すぎる量であった。


「ご主人様。ビッグファーザーは、今の私では難敵です。申し訳ありませんが、他には手が及ばないかと」

「……やっぱりクツロに残ってもらうべきだったか」

「そこは僕を頼ってくださいよ。せっかく残ったんですから、Bランクは何とかします」

 

 セキトを憑りつかせたブゥが、ゆったりと前に出た。

 その表情は、やはり自棄気味である。


「ではCランクの犬は我らが」

「ああ、これぐらいは何とかしないとな……幸いこの程度なら武器の質で何とか出来る。隠れるのは元々得意だしな」


 ネゴロ十勇士と蛍雪隊は、やはり笑いながら身を隠した。

 迷彩属性の衣によって身を隠せる彼らは、爆発属性の武器を手にして戦意をたぎらせていたのだった。


「……さてと」


 開き直った狐太郎は、今更のように生徒四人の元へ駆け寄った。

 間抜けなことだが、狐太郎が近づいたことで、ようやく彼らは状況を把握する。

 つまり狐太郎たちは、この少なくなった戦力で、ビッグファーザーが率いる群れを迎え撃つつもりなのだと。


「はぁ……参った」


 転がって起きれない四人の傍で、腰を下ろす狐太郎。

 その表情には、諦めが張り付いている。


「あ、あの……!」


 質問をしようとする。

 質問のやり方などいくらでも練習したはずなのに、誰も何も言えなかった。


「悪いけども……職業見学はここまでだ。できるだけ君たちに配慮したかったけども、それどころじゃない。俺自身の命も危ういんだ」

「え?」

「悪いが、どんな結果も受け入れてくれ」


 雪は更に積もっていく、

 タイラントタイガーの体にさえ積もっていくが、その巨体故に荘厳さは増すばかり。

 ましてやビッグファーザーは、環境の変化にも、一切戸惑うことはない。

 これで戦況が五分か、或いは優勢に見えることはないだろう。


「あ、あの……ここから前線基地に戻りませんか?! 少なくとも、ここよりは……」


 逃げの手を提案したのは、腰が抜けて立てなくなっているマーメだった。

 Bランク下位のマンイートヒヒにさえ怯えていた彼女である。Aランク中位モンスターの近くにいて、まともに動けるわけもなかった。

 もちろん狐太郎もほぼ同じである。一度腰を下ろしてしまったので、立てる自信がなかった。


「……とんでもない。ここはマシなほうだ」


 苦く笑う狐太郎。

 この前線基地で一年過ごした彼は、戦況を理性的に把握している。

 如何に一度倒したとはいえ、Aランク上位の恐ろしさは骨身に染みている。

 ラードーンがいる場所に逃げ込むなど、嵐の海に飛び込むようなものである。


「ラードーンが、Aランク上位モンスターがいる場所が、安全なわけないだろう」


 リァンを一灯隊の元へ向かわせた理由は、決して彼女を助けるためではない。

 もしもその気があるのなら、ネゴロ十勇士一人と一緒に、彼女を適当な場所へ逃がしていた。

 彼女を戻したのは、今の前線基地に、一人でも多くの戦力を送るためである。他の理由はない。


「Aランク中位が一体いるだけ(・・)な分、こっちはずいぶんマシだ。だから向こうに戦力を多く割いたんだ」


 それを聞いた四人は、ようやく本格的に前線基地を理解する。


 大将軍やAランクハンター以外では、傷をつけることもできないAランク中位モンスターが一体。

 武将が精鋭部隊を率いて、ようやく倒せるというBランク上位モンスターが二体。

 一隊で一体倒せれば一流扱いされる、Bランク中位モンスターが十体。

 そして雲霞のごとき、膨大なCランクモンスター。

 それらに完全に包囲された戦況ではあるが、それでも他の何処かの方がよほど危険だった。


 寒さだけではない、恐怖によって体が震える。

 教師の言葉が、何もかも正しかったと理解する。

 なぜ大公ほどの貴人が、ここまで心を配っているのかを理解する。


 この森は、地獄だ。人間が生きていける世界ではない。

 地獄で生活している者が居るのなら、それはもはや人間ではない。

 そして民の安寧のために地獄で暮らしているのなら、一人の例外もなく英雄だった。


「はぁ……今更だけども、クツロを行かせて良かったんだろうな、たぶん。そう思うことにしよう、うん。そう思わないとやってられない」


 何もできない男は、自らのモンスターを死地に送り込んだ。

 自分の身の安全よりも、窮地の仲間への救援を優先した。

 自分の安全を確保してから救援に向かうことさえできるのに、あえて拙い策を選んだ。


「普段はここまで攻めてこないんだよ、同じような規模の襲撃は去年に一回あっただけだ。君たちも運がない」


 生徒たちは、己が如何に個性を持たぬ者なのか、今更のように理解する。

 この男の背負ったもの、立ち向かう敵、共に戦う仲間。そして職務への忠実さ。


 大公が全力で守りたいと願う、英雄の中の英雄。

 Aランクハンター、虎威狐太郎。


「もしもの時は、俺と一緒に死んでくれ」


 彼の前で死を恐怖することが、とても恥ずかしく思えてしまった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] なんだかんだ修羅場を何度もくぐり抜けてきただけあって狐太郎は順調に成長しているな 序盤と比べるとかなり違うっていうか足手まとい度が相当減少している
[一言] まず最初に動いて十分適切な指示を出し、それが自分を守るためでなく人のための行動だった。 そら英雄ですわ。 全世界の何人がコレできるっていうんですか。
[一言] そういえば「こたろう」じゃなくて「きつねたろう」だったなぁ...と今更の再認識。
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