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タイトル: 檻の中の時計  作者: 暗黒の支配者


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第3章 二本目の針

第3章 二本目の針


 檻の中で一日が過ぎた。


 部屋の中央の時計はまだ鳴っている。カチ…カチ…

 でも今日、もう一つの音が聞こえた。


 壁の向こうから「カチカチ」という音。


 石に触れた。冷たかった。

 そして突然、壁の一部が開き、小さな**時計の針**が出てきた。


 大きな時計と全く同じ形。でもこれは小さくて、血が付いている。


 そこにはこう刻まれていた。

『1時間ごとに、一人を殺す。

 大きな針は看守用。

 小さな針は……お前のためだ』


 つまり、次は私?


 その時、扉が開いた。

 看守の「ライン」が入ってきた。

 いつもの強さはなく、怯えていた。


「見つけたな?」彼は小さな針を見た。

「時計は無差別に殺さない。24時間ごとに一人を選ぶ」


「なんで私?」私は聞いた。


 彼は悲しそうに笑った。

「お前が唯一、自分の意思で檻に入ったからだ。弟を助けるために」


 心臓が落ちた。どうして知ってる?


「あと12時間だ」彼は言った。

「逃げるか……それとも、時計の一部になるか」


 彼は扉を閉め、私を「カチ…カチ…」という音と、血を滴らせる小さな針と二人きりにした。


――第3章 了――

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