第2話 ドアを開けたらそこはギルドだった!
前回の話の続きで、電話をし面接の日時が決まり面接の場所についた茜は無事に市役所の面接を受けることができるのだろうか?
前回とどうように作者は初心者です、駄文ですが読者の心に残る文をつくれるように頑張っていきたいと思います!
誤字脱字がありましたご意見のほどよろしくお願いします。
さっそく電話をかけた茜は受付の人と面接の日程なの調節を行っていた。市役所側はなんでも早めに来てくれると嬉しいとのこと。茜はこのことを疑問に思っていた。基本市役所などの公務員試験は期日が決まっており個別に試験を行うなんて聞いたことがない。しかし茜にとってもこの申し出は嬉しかった。茜の周りではほとんどの人が企業から内定をもらい後は卒業論文だけだ、などとはしゃいでいる人たちがいる。茜にとっては卒業論文よりも就職活動の方が大変だというのにと思うこのごろであった。
市役所の人と話し合い明日の朝から面接を行うことになった茜はさっそく準備に取り掛かった。
翌日面接を受けることになった主人公は予定の時間の5分前に到着していた。茜は程よく緊張しながらもこれまでの就職活動を振り返っていた。茜の就職活動はよくも悪くも最終面接まで行くのだが総じて最後に落とされる。落とされるたびに理由を聞いてみるのだが、答えは決まって「能力は高いが,君は○○○悪く会社の評判が悪くなる」と。
この言葉を聞くたびに主人公は考えてしまう、○○○が悪いから落とされるって俺にどうしろっていうんだよ!
そんな事を思いながら主人公は市役所の前で立っていた、しかし今は平日の朝、そのこともあって通勤ラッシュの真っただ中にいる茜は走ってくる会社員の男とぶつかってしまった。鍛えていた茜はふらつきもせず立っていたが、会社員の男の方は勢い余って倒れてしまった。流石に悪いと思った茜は倒れた会社員の男に手を伸ばし助け起こそうとしたが。
「すみません、大丈夫ですか?」
「ありがとっ、すす、すみませんでしたーーー!」
会社員の男は手を取る前に急いで逃げて行ってしまった。
またなのか、茜はそう思い少し鬱になった。そうなのだ、茜の顔を見た人は大抵このような反応をして逃げて行ってしまう。
そう茜の落とされる理由はただ1つ、「目つきが悪い」その理由だけで落とされてしまうのだ。
しかし、あと少しで面接なのだ、気分を変えて目の前のことに集中しようと思い、大きく深呼吸をした。気分を入れ替えた茜は、時刻になり市役所のドアを開けた瞬間。
「きょうは」
「ようこそ、ジ・アーズギルド支部へ!」
「......」
元気で明るい声で茜を向かい入れたのだった。
茜は元気な挨拶を聞き少し固まった後、ゆっくりとドアを閉め深く深呼吸をした。その後現在地を確かめもう一度ドアを開けた瞬間。
「「「ようこそ、ジ・アーズギルド支部へ!!」」」
人数が増えさらに大きな声であいさつをしてきた。
茜は怖くなり急いでドアを閉めようとしたが、最初にあいさつをしてくれた女性職員が瞬間移動でもしたがごとくドアの前に急に現れドアノブを掴み閉めさせないようにしていた。
茜は急に現れた女性職員にも驚いていたが、さらに驚いているのが女性職員の力強さだった。
茜は自分でも思うほどに化け物じみた力を持っていると思っていた、だから自分が本気で閉めればドアは閉まるはずだと茜は思っていた、しかしそんな茜と拮抗するがごとく女性職員はドアを閉めさせないようにしている。
「なんなんですか、あなたは!?」
「そっちこそ!失礼でしょ挨拶もしたのに二回もドアを閉めようとして!」
「だって、俺が受けようとしたのは市役所の面接なんですよ!こんなファンタジーあふれるギルドぽい施設に来たかったわけじゃないんです!」
「知ってるわよ!昨日電話をしてくれたミヤマくんでしょ、昨日の電話対応したのは私なのよ、間違ってないは!それより、あなた力が強いのねっ、私が本気で引っ張っても開きそうにないわっ」
「え?」
「そうよ、分かったら力を緩めなさい!て、え?」
その言葉を聞き茜は力を緩めてしまった瞬間、さっきまで全力でドアを閉めようとしていた茜とドアを開けさせようとしていた女性職員の力は拮抗していた。しかし、一方が急に力を緩めれば力の強い方にドアは開いてしまう、その瞬間。
「緩めるのが早や過ぎるのよ、この、バカ~~~!」
その声と共に女性職員はカウンターの奥に吹っ飛んでいった。さすがに心配した茜は急いで女性職員の所に走っていき様子を確認する。
「だ、大丈夫ですか?」
「な、なんとか大丈夫よ。それより...」
そう言い女性職員は自分の制服に付いているホコリを手で叩き、制服を整え茜をまっすぐにみつめて。
「ようこそ、地球ギルド支部へ!」
この言葉を聞いた瞬間茜は就職先間違ったかなと思ったのは内緒である。
???
「やっと来てくれましたか」
「そうですね」
「さてさて、これからが本番ですよ」
「はいはい、分かってますよ???様」
さぁこれからが本番ですよアカネさん、あなたの本当の仕事場(試練)。
今回はどうでしたでしょうか?
次回も早めにあげられるように頑張っていきたいと思います!
では、皆さまの心に残れるように!
9/27修正しました。