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大乱世モノノフサバイバー~怪我で夢を絶たれた元・天才剣士は電脳の乱世で2度目の夢を見る~  作者: ミヤムラ
第1章:再起する剣士

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ひとやすみ

琥二郎の後ろ姿を追いかけて『団子屋』へ到着。店の入口前に置かれていた長椅子はすべて埋まっており、座れなかったので店内に入る。中もガヤガヤと混雑していたが、店の隅に置かれた長椅子が丁度空いた。



「お、あそこ空いたね。トミナ少年、確保しておいてくれるかい?オジサンちょっと団子買ってくるから」


「わかりました」



琥二郎から指示を受け、座席を確保すべく早足で向かう。無事確保すると、続けて蔵景とカルムが腰掛けた。


その光景を見た周囲のプレイヤーからザワザワと喧騒が聴こえ始める。蔵景の名前がちょくちょく飛び交う。



「そういえばトミナ君、戦闘終わったからステータス割り振らないと。やり方、わかる?」



蔵景の向こう側からカルムが尋ねる。そういえば『六厄災』との戦闘は経験値が美味しいとかそういう話だったな。やり方か、もちろん知るわけがない――が、だいたいどのゲームもやり方は同じだろう。



「ステータス画面からやればいいんですよね?」


「うん。メニュー画面開いて『ステータス』の項目から各種ステータスに割り振りが出来るよ」



言われるがまま、メニュー画面から『ステータス』を表示する。




《魂の名(プレイヤーネーム)》【トミナ】


《装備》【同田貫正国】

《衣装上》【道着(紺)】

《衣装下》【袴(紺)】

《小物》【なし】


《装備による発動中効果》

・ATK60%上昇

・HP20%上昇

・DEF20%上昇


《ステータス》

HP:150+20%

ST:100

ATK:20+60%

AGI:20

DEF:20+20%



《所持ステータスポイント》

現在割り振り可能なステータスポイントが160あります。

ステータスを割り振る場合は【こちら】をタップしてください。


《ステータスポイント獲得履歴》

・荊棘黃童子との戦闘により150獲得

・サンドー討伐により10獲得


《現在のスコアと順位》

・獲得スコア:1

・現在順位:集計システム対象外につき、順位付け不可



ステータス、これか。荊棘黃童子と戦闘……150!?このサンドーってのがあの叩き斬ったプレイヤーだとすると、戦闘するだけで15人分のスキルポイントが一気に手に入るのか。


なるほどこれは、確かに経験値としては非常に美味しいな。さて振り分けはどうしたものか、と悩んでいると、琥二郎が戻ってくる。



「お待たせ。ハイこれオジサンの奢りね」


「ありがとうございます」



団子を差し出され、受け取る。ステータスは……まああとでもいいか。

カルムと蔵景も同様に団子を受け取る。渡し終えた琥二郎は、空いている俺の隣に座った。



「どっこいしょ」



腰掛けた琥二郎を見たプレイヤーが騒ぎ立つ。



「な、なんだあのメンツは」


「上位ランカー二人に挟まれてるアイツ誰?」



琥二郎と蔵景に挟まれる俺に向けて、怪訝な視線が集中する。まあそりゃそうなるわなと、またもや針の筵になりながら団子を頬張る。


だがそんな周囲の眼など気にすることなく団子をペロリと平らげた琥二郎は、残った串をゴミ箱として設置されている湯呑に入れて口を開いた。



「さてと、じゃあさっきの振り返りといこう。まず率直な意見を聞こうか。トミナ少年」


「は、ハイ」



神妙な面持ちの琥二郎は俺の顔を見ながら、ゆっくりと口を開く。



「アレ、勝てると思うかい?」

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