クチナシの花
『5/31』
去年も同じところに咲いていて
いつ頃咲くのか覚えておきたいと思った花。
クチナシの花
よしよし。
場所は同じ。
今年こそ
あのクチナシの花が
実になったところを
見てみたいんです。
陽光がほぼ当たらない
木陰の道ぶちに咲いていて
白い花びらが落ちてしまうと
途端にどこにあったのかわからなくなるんです。
去年も
ワクワクしながら観察していたのですが
ある日花びらが落ちてしまって
探し出すことができませんでした。
今年も同じ場所に咲いてくれたので
何か目印をしておけば
白い花びらが落ちた後も
見つけるこちができる。
よし。
明日には
目印を立てておこう。
そうしっかりと決めて
車を走らせました。
翌日…
…あれ?どこだったっけ?
車で走り抜けながら
早くも見つけられなくなりました。
今年は
花びらが落ちるのが早かったのかな?
翌日も
ゆっくり車を走らせて見ましたが
やはりどこにも白い花びらがありません。
あぁ…
今年も失敗です。
「クチナシの花、もう花びら落ちたね」
「ん〜??クチナシの花〜??」
「あのほら、陰になってるところに一輪だけ咲いてたでしょ?白い花」
「あ〜あれか、あれは誰か取っていったぞ?」
「!?」
「散るには早いからな〜散歩してる人が取っていったと思うぞ?」
「そうだったのか…実になったところ見たかったのにな」
「白くて綺麗だからな〜実になるか?」
「実になるよ!え?父と母が去年言ってたよね?実になるって…」
「そうだったか〜??」
「…うそぉ…言ってたよ〜?」
「そうだったか〜」
え?
実になるって言ってたから
気にして見ていたのに
どうして言った本人の記憶がないのでしょうか?
「あ!父ー!裏山にクチナシの花いっぱい咲いてた!遠いけど!」
「ん〜?そうか〜」
「あの、倉庫の後ろの、渋柿の右側辺り!」
「はいはぃ〜」
あ。
これは〜
父、興味ないですね。




