くぁwせdrftgyふじこlp
サクサクっと
ダンジョンの出口を抜け、私は安堵とともに
一歩を踏み出した。
ふぉーー
視界の右上に浮かぶターゲットマーカーが、街の酒場で飲んだくれている裏切り者パーティの現在地を指し示している。
(現実なのかゲームなのか、、もうわからないが)
「あら、ご丁寧に溜まり場まで示してくださるなんて♡」
酒場の扉を開けると、そこは甘く毒のような空気が支配するサキュバスのテリトリー♡
あの連中は、
私うぃ殺した報酬で
あろうことか別のサキュバスと酒を酌み交わし、下卑た笑みを浮かべていた。
私が店に入った瞬間、場の空気が凍りついた。
逆バニーの神具から放たれる圧倒的な強制魅了の波動が、店内の全存在を支配する。
「な、なんだあの……女は……ッ!?」
裏切り者のリーダーが杯を落とし、涎を垂らして私を見つめる。
「……あ、あぁ……ッ、ディード……? いやサキュ……?バス」
私は彼らのテーブルに近づき、そっと囁く。
「お久しぶりね。……あら、私のことがそんなに恋しいの?」
「くぁwせdrftgyふじこlp!?」
リーダーが何とも言えない言語崩壊した叫びを上げ、震える足で崩れ落ちる。私はすかさず彼をチャームの魔法で調教し、店内にいた他のパーティメンバーたちもその魔力で一網打尽にして、近場の宿屋の一室へと強引に集めた。
ベッドの上に並べられたのは、かつての仲間たち。彼らは私の姿を見るなり、恍惚と恐怖が混ざり合った異様な表情で痙攣している。
「ディード!?……お前、な…………ぜ!?イキテル!?」
「ふふ、目を勃起してそのセリフが聞けるなんて、攻略本通りの展開ね。クリアまであと少しだわ♡」
私は彼らの震える顎を指先で持ち上げ、とどめを刺すように妖艶に微笑んだ。
「ねえ、覚えてる? 貴方たちが私に言った言葉。……全部、今からそっくりそのままお返ししてあげる♡」
合図と共に、隠れ潜んでいたサキュバスたちが一斉に彼らに取り付いた。洗脳された彼らは、死の直前の至福に包まれながら、魂と魔力を吸い尽くされていく。泡を吹き、ガクガクと引きつる身体。その光景を、私は気怠げに冷めた目で見下ろしていた。
ほどなくして、彼らの身体は灰のように崩れ、この世界から完全に消滅した。
その場に遺されたのは、吸い取られた高純度の魔力の奔流だけ。私はふっと息を吐き、残滓を僅かに指先ですくってみる。
「……はぁ。やっぱり、人間の魔力なんてこの程度ね」
私は小さく鼻で笑い、リリス様の方を向いて肩をすくめた。
「ポテチの味を一度知ってしまうと、人間のはね、物足りなくて……本当に、ただの塩抜き菓子って感じね♡」
ララァ様が私の神具の感触を確かめるように抱きついてくる。私は虹色に脈動するイヤーを揺らし、部屋の外、さらなる世界が広がる景色へ視線を向けた。
「さあ、これで片付いたわ。……王都へ行きたいが♡」




