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44話_ライアスの推察

情報整理を兼ねて説明会です。

そろそろ伏線回収も始まって行きますよ!

「ま、その事は置いておいて、特殊個体と変異体は討伐できそうなんですか?魔境を作らずに。」


 なんで最後ニヤニヤしながら私を見たんですかね?レイラさん?


「そんな不貞腐れた顔しないの。可愛い顔が台無しよ?」

「不貞腐れていません。」

「しかたないな、このお菓子あげるから機嫌直してちょうだい。」

「わーい!って子供じゃないんですから!」


 あ、でも良い所のお菓子だ。ありがたく貰っておこう。もぐもぐ。


「そう言いつつも食べるのかよ…。」

「出されたものは食べないと失礼なんだよ?」

「ふふふ、サクラさんの機嫌も直ったみたいですね。」

「へっ?直ってない…、じゃなくてそもそも不貞腐れていませんから!」

「そうでしたね。」


 同意するならその生暖かい目を止めてくれませんかね?もぐもぐ。


 ―――


 ギルドから出た私達は魔の森に向かう。


「ライアス、そろそろ教えてくれる?」

「あぁ、腑に落ちないところも有るけどほぼ確定の話だ。まず、スタンピードと今回の件の黒幕はアービシアで確定だ。そこまではいいな?」


 アービシアが姿を見せたタイミング的にもそれしか無いだろう。


「で、俺たちは魔王がこの時期に復活するのをSDSの知識として知ってたから魔王と契約したと考えた。」


 時期的にそれが一番考えられたし、魔物を操るのができるのも魔王くらいだからそう考えた。でも…、


「確定出来なかったのはなんで魔王の居場所を知っているのか、どうして魔王が契約に同意したのかが分からなかったからだ。」


 そう、ただ偶然出会っただけ。たまたま魔王の気が向いただけ。で安易に結論付けるのは危険だとライアスが言ったから保留にしていたんだ。


「俺が保留にしたかったのはレオンが気になることを言ってたからだ。魔物を操るまでは行かなくても誘導したり隠したりすることができる可能性があるって。ま、シルビアはジークから聞きつつもありえないって選択肢から排除したんだと思う。」


 レオンとジークからの情報ってことは…、


「セレシアが関係してるんだね?」

「そうだ。セレシアは神霊の中でも特殊らしくてな。この世にない物でも植物であれば創り出せるらしいんだ。その代わりか契約者が居ない期間は基本寝てるらしいが…。」

「エリクサー的な木の実とか、きびだんご的な果物とか?」

「何を例えに挙げてんだよ…。まあ、そう言うのも作れるだろうな。ただ、今回はセレシアじゃなくてアービシアが黒幕だから少し違う。おそらくだが俺とレオンの見解はこうだ…。」


 ライアスの話が長かったので纏めるとこんな感じらしい。


1、ウィードさんとディアードさんに追い詰められたアービシアが魔の森へ逃げる。

2、セレシアが森に入ったアービシアに気が付く。

3、セレシアがサクラと血縁関係のあるアービシアに何かを感じ、力を貸す。

4、セレシアの力を借りたアービシアが諸々の事件を起こす。


 いや、私の血縁関係ってだけで力を貸すってどういうこと?私、まだ会ったことすら無いんだけど…。


「…。俺もそこが腑に落ちてないんだが…。レオン曰く、セレシアだからな。だそうだ…。」

「えー、そこは雑なんだね。」

「いや、俺は何か起きた時に思う、サクラだからな。に置き換えて考えろって言われて非常に納得がいったぞ。」


 はぁー?どういう意味なのかな?


「確証を持ったのはどうして?特殊個体と変異体の話を聞いた時だよね?」

「セレシアの力の影響を受けると植物色が強くなるか、魔力が桜色、目が水色に近付くらしいぞ。」


 え?目の色が水色に近付く…?思わず自分の目の近くを触る。契約前なのに種族の制限が解放されるにつれてセレシアの影響を受けているのだろうか…それとも何か別の理由が?


「どうした?」

「ううん、なんでもないよ。」


 普通に聞けばいい事なのに何故か質問する気が起きなかった…。


「でだ、長くなったが今回の緊急クエストをどう対処するのかと言うと、サクラがセレシアに頼むだけだ。要はアービシアに流れてるバフを切れば良いだけだからな。流石に独立して動いてそうな特殊個体は倒さなきゃいけないかもしれんが、変異体は普通の個体に戻るだろう。推測も混じってるがな。」

「じゃあ魔の森に行って最初にやることは猫ちゃん(セレシア)探しか。」

「いや、魔の森に入ったら向こうから接触してくると思うぞ?」


 あぁ、アービシアが私の血縁関係者だってだけで気が付いたのなら私が入ったらすぐに気付いてもおかしくないのか。


「納得がいったようだな。セレシアさえ説得すればアービシアのことも解決するだろうよ。さっさと捕まえて一発ぶん殴ってやろうぜ。」

「私の場合は捨てたことと、逆恨みしてることと、学園長の分で三発かな?」

「ま、どの道直ぐに帰れそうだな。」


 この時の私達は思ってもみなかった。魔の森で死にそうになることを…。


*****

Tips ライラ・ミルクリープ

 王都のギルドマスター。レイラの双子の姉。よくレイラよりはガサツだと思われるがかなりの几帳面。自由に受付嬢を楽しみつつサブマスをやってるレイラをうらやましく思っている。姉妹仲は良好。

ライアス「どうした?目がうずくのか?」

サクラ「私の隠された力が今…。ってそんなのないわ。…ないよね?」

ライアス「不安になってんじゃねーよ。」





次話は明日の17時投稿予定です。


誤字脱字報告お待ちしております。

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