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説得2

「国…?防衛……?」


小山がやはり首をかしげる。やはり難しいことは理解しづらいらしい。


「そう、その猿達の頭はすごくいい。だから魔族との戦いにも十分な戦力になるはずだ」


この猿達は頭がいいだけではない、今まで生きてきたスキルのない世界なら、やり手の兵士レベルの戦力を持っているだろう


「でも…この子達は魔法とかのスキルを使う人とはぜんぜん戦えないよ?」


そうなのだこいつらは昨日の蹂躙のようなやり方にはめっぽう弱いのだろう。今回は自分達の方が少なく、かつ猿を倒せるのがマチだけでマチに近接攻撃の手段がなかったから数で押しきれそうだっただけなのだ。

近距離と遠距離攻撃ができる存在が複数いれば一瞬でやられてしまうだろう。


「それはそうだろう。でも防衛するのは猿だけじゃない。前衛にはゴーレムがいる。猿達はそれの隙間から矢を放つ中衛をしてもらいたいんだ。」


だが優秀な壁があればその限りではない。

逃げに徹して矢を放つだけの簡単なお仕事です。

こうすれば上からの攻撃への注意も普段以上にできるであろう。


「ゴーレム…?ゴーレムって何?」


「えっと…ゴーレムっていうのはだな、このマチの肩に乗ってる石で出来た人形で、委員長の固有スキルで作られてるん「桜ちゃんがいるの!?」…あ、うん。」


小山がゴーレムのことについて聞いてきたので答えたら唐突に遮られてしまった。


「もー!桜ちゃんがいるなら早く言ってよ〜!さ、桜ちゃんのところまで連れてってね。すぐでいいよっ!」


…なんだか委員長の名前をさっさと出しておけばよかったんじゃないかな……

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