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旅立ち

翌日、出発の時間になった。


自分のスキルが弱いだとか言ってられない

それなりの切れ味の剣と皮の鎧は装備した。

マリナとマチも準備運動を始めている。


「三人とも準備万端ね。航太くんこれから大変だろうけど頑張ってね」


委員長はゴーレム作りに忙しいだろうに見送りに来てくれた


「あぁ 大船に乗ったつもりで待っていてくれ」


「えぇ…あ、忘れてたわ。航太くんこれを渡しておくね」


委員長は懐からたミニチュアサイズの緑色の人型ゴーレムを渡された


「なんですかこれ?戦闘とかには使えそうにないですけど…通話機とかか?」


謎技術によって作られたトランシーバー的なものかと期待し少し興奮した


「残念ながら通話機能はないわ。まぁ私があなた達の居場所を知る為の発信機みたいなものよ」


委員長が造ったゴーレムならばだいたいの位置は把握できるらしい。それと簡単な命令なら遠隔操作できるそうだ


「まぁ 後は兵士とゴーレムだけじゃ勝てないっていう時に救援を出すようかな?」


「救援ってどんな合図なんだ?」


目が光るのか?それとも音がでるのか?


「遠隔操作でぶっ壊すわ」


「最悪だな!?」


予想の斜め上の答えで変な声が出てしまった


「え?だって旅の途中で突然壊れちゃったりするかもしれないでしょ?そうしたらどんな合図を送ったって無駄になっちゃうじゃない。

大丈夫。壊れても修理してあげるから」


……そういう問題ではないのだが

まぁ愛着さえもたなければいいだろう


「さてこの子は普段マチの肩に乗せてね?

あ、大丈夫落ちないように設定してるからね

マチは余り喋らないでしょ?だからマチの気分に応じて動作をするように設定したの

この子の動力は太陽の光で賄ってるから3日も外に出ないなんてことでも無ければ動き続けるから」


「無駄にハイスペックだな!?」


委員長がマチの左肩に置いたゴーレムは右斜め上を向いている。きっとマチは今ぼーっとしてるのだろう

こんな機能が付いてれば愛着がわいてしまうじゃないか。


あとこれだけの機能があるなら通話機能もつけてよかったんじゃないかと思う


「ふー…よし準備も整ったし出発するか!」


「オーケー お兄 さ、行くよマチ!」


「……おー」


マリナとマチ(あとゴーレム)が右手を上に突き出してやる気を見せている。


果てしなく長い旅になるだろう。

つらいことだって起きるだろう。

でも絶対成し遂げてみせる


オレは…

かつてのクラスメイト全員と再会してみせる!!

タイトルを変更しました【旧題:とり残された勇者】

今後ともよろしくお願いします。(ー ー;)

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