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「39話 今後の方針 」



眷属達と話した結果、私は頑張って強くなるしかないことが分かった。

結局全て倒せってことかぁ.....頑張らなきゃ。


トルペタ君とカナちゃんが帰ってきたところで私の考えを話す。

勿論、眷属達のことを話すのではなく、もし最悪の場合、いろんな魔物にデストラ神から生贄を捧げよって啓示を受けたとしたら、私は確実に狙われるしもっともっと強くなる必要がある。今回みたいに勘違いで人が襲われるかもしれないから急いで各魔物の長を倒そう。と伝えた。


トルペタ君は自分も強くなると意気込んでいたし、カナちゃんはいろんな魔法を試す機会ができたみたいで嬉しそうだった。

今回カナちゃんはサポートしかしてないもんね。


私も何とか動けるようになったので冒険者酒場で買取を行いに行くことにした。


相変わらずダンバーさんが笑顔で解体してたのが衝撃だったけど査定額の方が衝撃的だった。

ゴブリンはあまり素材にならないらしく、人を襲うこともあるため討伐報酬として1匹5Nia、40匹いたから200Nia。

コボルトの方は牙や毛皮を素材とすることと討伐報酬で1匹15Nia、38匹で570Nia。

ゴブリンエリートは牙のみ素材として使用し、討伐報酬も高めで1匹150Nia、3匹で450Nia。

ゴブリンキングは杖があれば効果だったらしいんだけど、私が蹴り上げてしまったので討伐報酬の500Nia。

コボルトキングは素材にするところも多く、討伐報酬も割高のため1500Nia。

他にもロックリザードやフォレストボア、フォレストバード等の肉以外の素材が200Nia。


合わせてなんと3420Nia!

今まで見てきた相場を色々日本円に例えて考えると1Niaが100円程度だったので今回の稼ぎは34万2000円!!


冒険者ってすっごい儲かるじゃん....。


三等分をしようとしたらカナちゃんにサポートはしたけど倒してはいないから端数の420Niaでいいと言われたのでありがたくトルペタ君と1500Niaずつ受け取った。


今後は王都に向かうため、2日程度ギアードに滞在して1日は自由時間、もう1日は出発の準備をすることになった。


そして.....。



「はい!今回はいろいろあって今後頑張らなきゃいけなくなったけどひとまずおつかれさっまーーーーー!!」

「お疲れ様です!」

「乾杯です!!」


三人で歯車亭に打ち上げに来た、二人は未成年だからお酒を飲まないのかと思ったんだけどどうやらお酒の年齢制限の法律は無いみたい。ただ単純にそこまでお酒が強い訳じゃなかったから飲まなかったらしい。

でも今日は一仕事終えて気分を切り換えたいのか二人もお酒の入ったジョッキを手にしている。


「じゃあ、じゃあ、たっくさん敵倒したし、鑑定しちゃう?」

「気になります!!」

「私はどうせ上がってないですね~。」


「じゃあまずトルペタ君!<解析>アナライズ!」


-------------------

名前:トルペタ・アロー

種族:ドワーフ族

職業:弓使い(Lv10)

HP:140/140(40UP)

MP:1012/1012(812UP)

腕力:C-(1段階UP)

防御:E+

魔力:C-(2段階UP)

早さ:E+(1段階UP)

運:A

-------------------


「やっばい、HPは40UP、MPなんて812UPしてるよ!?腕力は1段階UPでC-、魔力は2段階もUPしてC-、早さは1段階UPでE+!」


「いやったあああああ!!アルカナのお陰だよ!ありがとう!!」

感極まって隣にいるカナちゃんに抱き着くトルペタ君と顔を真っ赤にして固まるカナちゃん。


「ア、ア、ヨカッタデス....。いや、にしても上がりすぎです!最初はマナの吸収率が良くてガンガン上がるとは言いますけど....ゴブリンキングがよっぽどマナをため込んでたかもです。よかったですねトル君!」

途中から恥ずかしさよりもステータスの上がり具合に対する疑問が勝って少し冷静になったカナちゃん。赤い顔のままスススとトル君から離れた。

にやにやしちゃうね。


「な、なににやにやしてるです!!早く次いくですよ!!」

「いやーほんとうれしいなぁ~!」


トルペタ君よく見たら顔赤いけどこれ....酔っぱらってる?早くない?弱くない?


「じゃあ次カナちゃん!<解析>アナライズ!」


-------------------

名前:アルカナ・マジック

種族:ヒューマン族

職業:魔導士(Lv33)

HP:120/120

MP:3301/3301(48UP)

腕力:E

防御:D

魔力:A-(1段階UP)

早さ:D(1段階UP)

運:A-

-------------------


「あ!カナちゃん!!マナは48上がってるけど、魔力が!1段階UPでA-になってるよ!!」

私がそう告げるとカナちゃんは勢いよく立ち上がった。


「つ、つっつっつつつつついにA代まできたですか!!!!きっとミウの魔法陣を参考にして魔法の制御方法の精度が上がったからです!!!ついにきたですよここまで!!!今日は飲むです!!!!トル君!!!!」

「アルカナ!!」

2人はジョッキを持ってその手をクロスさせたまま一気飲みをした。

....今日は私のみすぎないようにして二人を介抱しよう....。


もう2人でなんかトルペタ君のスキルとかについて盛り上がってる....。

え...?私のステータスについては聞いてくれないの??


「<解析>アナライズ....。<解析>アナライズ....。」


-------------------

名前:ミウシア

種族:バーニア族(半神)

職業:短剣士(Lv15)

HP:210/210(60UP)

MP:1542/1542(490UP)

力:C-(1段階UP)

防御:D-(1段階UP)

魔力:C-(1段階UP)

早さ:B-(2段階UP)

運:A+

称号:善意の福兎(6柱の神の祝福により効果UP)

  ・自分以外のHPを回復する時の回復量+100%

  ・誰かのために行動する時全能力+50%アップ

  ・アイテムボックス容量+100%

  ・製作、採取速度+200%

   ※このスキルはスキル「鑑定」の対象外となる。

   ※このスキルを持っていると全NPCに好意的な印象を与える。

-------------------

-------------------

名称:飛び兎:光(小太刀)

レベル:15(5UP)

品質:A

祝福:済

武器性能:攻撃力+60(10UP)

構成素材:黒錬鋼、チェラリの硬木、漆、チェラリの染色剤

説明:鍛冶師ゴーゲンがミウシアに贈った小太刀。

補足:・取り込んだマナが一定量に達すると成長する。

   ・祝福により小太刀を通して光属性のスキルを発動することができる。

   ・黒錬鋼でできた刃は決して形状が変わることは無い。

-------------------


わぁ、凄いステータスが上昇してる。

やっぱりMPは倒した敵の数とか質に影響してて能力値は実際に戦ったり運動したりすることでのびるっぽい。

つまり鍛錬あるのみってことかな。

明日の自由時間は修練場かりてみっちり鍛錬しようかな....。


飛び兎のLVも上がってる。というかこれは私自身のLvに依存してるのでは...?

本当に祝福武器は自分の一部として扱われてるんだなぁ。


「2人とも、私も強くなったよ....。」

目の前でお酒をぐいぐい飲みながら熱弁しあってる2人に一応話しかける...が。


「ですから、もっと風を纏わせるですよ!トル君のMPが上がった今、矢を回転させて貫通力を上げるスパイラルアローや追い風を作るテイル・アローをもっと強力にできるはずです!もっと連射速度を上げて複数のスパイラルアローを撃つとかするです!」

「勝手に名前つけるなよー!俺まで恰好つけてるみたいになるだろ!その二つだけじゃなくてもっとなんだろう、派手なやつとか敵が近いときに使う技とかが俺は欲しいんだ!」


「やっぱり聞いてないよね....。」

いいんだ、2人が仲良くしてくれるなら。

あんなにミウシアさんミウシアさんいってたトルペタ君もわたしのこと忘れてるし。


私は他のテーブルのオッサン達に話しかけられたのでそのまま席を移動して盛り上がった。

しばらくして自分の席に戻るとトルペタ君とカナちゃんは机に突っ伏したまま爆睡してた。


結局私が全額払い、2人を担いで宿屋に運ぶことになった。

私を無視した腹いせに2人を同じベッドに入れて抱き合うように組み替えた後隣のベッドで寝ましたとさ。

悲しくないよ、ほんとだよ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次の日、2人が起きたときの反応を見たかった私は早起きをして寝たふりをした。

カナちゃんが先にむくりと起きると目をこすりながら何度もトルペタ君を確認する。

その次に自分の服装を確認、寝返りをたくさんうってたからもちろん2人とも服装は乱れてる。

「ぇ?ぇ?うそ、わたし、ぇ?」


頭を抱えて3分くらい固まった後、そのままの姿勢で外に出て行った。


後から起きたトルペタ君は二日酔いもせずけろっとした顔で朝の挨拶をしてきた。


カナちゃんと会った時が楽しみだね!


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