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んんん???


と、久々の事だったので驚いてみたものの、別に焦ることではない。俺は十数年間周りを欺いてきているんだ、こんな場面何度も経験している。


「何言ってんだお前?」


相手に表情を読ませないコツというものを組の詐欺師にレクチャーされたことがある。

普段は使わないようにしているため月島先輩には見抜かれてしまったが、この話題の時のみ、その表情を作る。


プロの詐欺師の技を15そこらの少年が見抜けるわけがない、ふっふっふ、甘い、甘いぞ小童、ダイエット中に訪れたチートデイに食べるプリンよりも甘い……あれ美味しいよね。


「んん〜、フフ冗談、冗談だよ」


俺の表情を一通り見ると、浅い笑みを浮かべながら手を離し、俺は開放された。


「いつつ……初対面なのに今の所お前の印象最悪だぞ」


掴まれていた手首をさすりながら少し距離をとる、絶対ヤバいやつだもんこいつ。


「ごめんごめん、恵くんだっけ?俺は白石 湊、よく距離が近いって言われるんだけど中々治らなくてね」


距離って物理的な話なのか?……ん?白石 湊?


「あ〜オオカミくんか!」


「オオカミくん?」


「知らないのか?入学してから今まで女の子と遊びまくってるからオオカミくんって呼ばれてるらしいぞ?」


「え?……」


なんとも言えない無言の時間が続いた。


〜☆□〇□☆〜


そこから話してみるとそんなに悪いやつじゃないみたいで、ここらを案内してくれるとの事なので一緒に話をしながら歩いていた。


「そっか、俺そんなふう呼ばれてたんだ……道理でクラスメイトからの視線が痛いわけだ」


まぁ当然だが、ただでさえ少ない女性に注目されるということは逆に男性からは目の敵にされるということ

どうやら初日に何人かの女の子と仲良くなったところをクラスの男子に見られ、噂は広がりクラスから孤立してしまった。


「モテるってのも苦労するんだな」


「ん〜別にそんなつもりないんだけどね」


行動は大胆なのに意外と謙虚なやつなんだな…


「そういえば、あのトイレに入る時うちのクラスの早川ってやつとすれ違ったんだけどなんか知ってるか?」


「あ〜実は口説こうと思ってたんだ」


……ん?


「ほらあの早川君可愛い見た目してるだろ?体型も小柄だし正直ドストライクなんだよ」


「……???」


「あっやっぱり引いてる」


あぁなんでこいつが女子からの告白を断っていたのかがわかった


「行けると思ったんだけど、ちょっと強引すぎたかな」


こいつあっちの人だ……


「でも今は別の気になる子見つけたから…」


ニコッと男の俺でも引き込まれてしまいそう笑顔を浮かべる。


「逃がさないよ」


そう言うと、家がこの辺だからと白石は帰っていった。


なんとまぁ1年で最もモテる二人のうちの片方はまさかの男色系だったなんて、これ月島先輩や倉本さんに言ったらどんな反応するんだろう。


てかあいつ!案内するとか言って自分の家の方向に歩いてただけじゃねーか!どこだよここ!どうやって帰ればいいんだよ!


はぁ…来た道戻るか……


あっモテるコツ聞くの忘れたな、次会った時は絶対に聞こう


こうしてしばらく歩き、先程の公園までたどり着いた。


ん?最後あいつ逃がさないよって言ってたよな、別に気になる子が出来たって、まさか俺じゃないよな………………


俺じゃないよな!?

あの〜男でいられるのは高校生までって設定いらないと思い始めてきたんですけどどう思いますか?良かったらご意見くださいm(*_ _)m

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