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バスで移動するため学校への集合時間は早い。
集合時間は6時半、荷物やらで普段より遅れるかもしれないので6時には家を出る。
長ズボンに半袖の体操服登校だ。
しかし無事たどり着ける訳もなく、学校に近づくにつれ女子生徒に囲まれた。
内容は有村先輩の言った通り、2人のこと。
誤解であることなどを伝えつつ、何とか学校へとたどり着くことができたが、しばらく質問攻めから開放されることはなかった。
昨日既に経緯を説明した倉本さんも宥めるのに協力してくれたが治まらず、結局先生の集合の呼びかけにより開放された。
しかし、助かったと思ったのもつかの間、今度はグラウンドに座る4クラス分の男子の目が突き刺さった。
めちゃくちゃ胃が痛い。
気まずくなりながらも自分のクラスの定位置
と座る。
先生の話が始まり、みな静かにしている中、後ろの蓮が話しかけてきた。
「なぁあれの説明は貰えるんだよな?」
ちょっとピリピリしている気がする。
「男として大変情けない理由が詰まってるんだ、後で説明するよ」
先生の話が終わり、バスへ乗り込む。
俺の隣はなんと早川くん。
何故だろう、早川くんを見ると安心してしまうのは…
この人畜無害の小動物みたいな見た目、癒しだ…どこぞの担任とは大違いだ。
「佐藤くんさっきは凄かったね、どうしたの?」
早川くんがそう口にすると後ろの席、前の席、そして通路を挟んだ横の席の連中が身を乗り出してこちらを向いてきた。
「さぁ説明してもらおうか恵」
後ろの蓮
「納得のいく説明が貰えるんだよな?恵」
横の朋美
「場合によっては……フッ今夜のパーティが楽しみだな」
前の陽斗
はぁ…今日はあと何回説明すれば自由になれるんだろうか……
「理由聞いても笑うなよお前ら、あれだ2組の佐久間と3組の白石って分かるだろ?」
「あ〜あの王子様と狼君って呼ばれてるめちゃくちゃモテるって噂の2人だよな?」
「昨日その2人に絡まれたんだよ、そこを目撃されて、あっちゅう間に女子全体に広まったらしい、それでどういう関係なんだだの仲を取り持ってくれだの鬼攻めされた結果があれだ」
「これでクラスみんなから注目集めるなんて……」
「アハハハハハハッ!なっさけね〜」
「…お前ほんと可哀想だよな」
「佐藤…お前男としてそれでいいのか?」
「ほっとけ!!俺が1番分かってるっつの!」
ピリついていた空気が気づけば同情ムードに変わっていた。
自分で説明していてとてつもなく惨めになる。
女の子に言い寄られるのが嫌な男なんて居ない、が今回のような場合は自分が情けなくて仕方ない、何も悪いことしてないのに……
あと大笑いしてる蓮は殺す。
「いや〜でも良かった、恵が抜け駆けしたのかと思ったぜ」
「な!その時はもうアレよ」
「まぁ恵に限ってそれはないか」
「おい待て!アレってなんだ?あと朋美!それはないってなんだそれはないって!」
とまぁ先が思いやられるが1泊2日の林間学校が始まる。
このイベントの危険要素は夜に集中している。
では第3位から発表していこう。
第3位
スッピン!
どう足掻いても見られてしまう。
普段めっちゃ頑張って化粧で隠しているというのに素顔を見られるとなると少々厳しい。
続いて
第2位
着替え!
みんなで同じ部屋、着替える場面がいくつもあり、体育の着替えとはわけが違う難易度である。
そして栄えある
第1位は!
風呂
もうこれだろ、した2つ全部含めてこれだよ
ん?どうしようもないだろうって?
フッフッフっ甘い甘いぞわっぱ共
何年男装していると思っているんだ?
小中この手のイベントは散々こなしてきておるわ、まぁ我の可憐な技をとくと見るが良いわ!
ワーッハッハッハッ!……フラグじゃないよ?
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