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転生悪役王女(♂)はハッピーエンドがお好みです  作者: 橋本衣兎


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このゲームの面白い所はこう言う所 ④


「そう言えば、優衣(ゆい)先輩って転生前に神様とかに会った事あります?と言うかこの世界が神が作り出した物って思ってるんですよね、俺は」


「ブフッ、、、、ゲホッ、、ケホケホッ、、麗(れい)君何言って、急に」


「え?ぁ、そんなに驚く事言ってました???」


冬休み最終日の前日の夜、急に狼牙(ろうが)こと麗君からの発言に思わず飲んでたホットミルクを吹き出しかけて気管に入って咳き込んでしまった。

それとデジャブを感じてしまったと同時に、麗君の言葉がまさか過ぎる言葉だったせいもあり驚いてしまった。


神様と言う単語もあるが、この世界の在り方を断言すると言う鋭さもあって驚いてしまう。


「な、何でそんな事」


「ぁ、、転生したって自覚した時の前ぐらいですかね、俺神様の声?みたいなの聞いて、それでそう思って。それにこの世界がゲームの世界ならゲーム通りの動きになるんじゃないかな、って思ったけどそんな感じじゃないし、もしかしたら神様がゲーム通りの世界を作ったんじゃないかな、と思ったんです。ってめっちゃ早口になってしまった」


「、、、、そう言う、事」


「優衣先輩はどうなのかなって気になって」


「まぁ、、、、うん、聞いたよ。うん、聞いた」


何故か誤魔化してしまった。

いや、言えば良いんだろうけど、言えないって言うか、麗君は死ぬ前の記憶もなければ、自殺したって言うのもあるから変に言えないんだよね。


それに、俺が神と精神ユイリアと常に会話をしてる〜、なんて言っても確実に怪しまれるのが目に見えているし信用されるかも分からないしね。

でも、やっぱり麗君は感が鋭いんだよなぁ、こう言う時。


「(で?話しかけたの?)」


〈、、、、そう言えば、した様なしてない様な〉


〈したでしょ。優衣の後輩だからって転生させようって〉


〈ぁ、、そうだった〉


「(ユイリアは?話しかけてたの?)」


〈ううん、私はその時は話しかけてないよ〉


そう言う事か。

この世界は言わば、ゲームのコピーとも言える世界だ。ただし、ゲームの世界とは違い一人一人の行動で本来の世界線とは無数に変化する事だって可能。

それに、この世界で難しい点は確実にゲーム通りの未来に行かせるし、ゲームに出てくる登場人物は全員確実に出てくる。


そう考えると、もし他の転生者がこの世界がゲームの世界じゃなくて第三者が作った世界、神様が作った世界だと理解すれば、その時点で非常に厄介、とも言えるな。


「そうですか、先輩も同じですか。良かったです、、、、、、、、」


「何か思う所があるか?」


「ぇ、ぁ、、、、もしかしたら他の転生者も神様に会ってるんじゃないかなって、それにもしそれがゲームの敵側で真実に気付いたら、って思うと」


「、、、、そう言う事か。もし気付かれたらその時は俺が何とかするよ。俺の能力は最強だし?」


「!、、、、それもそうですね!」


俺の言葉を聞けば嬉しそうな顔をして同意するなんて本当に良い子だなって思ってしまうが、他の転生したキャラクターが誰なのかって分かってないし今時点で登場している人物達が転生者じゃないって言うのも能力として分かってる。


ただ気になる事があるんだよなぁ。記憶を保有して転生してるって考えると、それが何歳なのかは個人差があるのは麗君でも分かる。

何て考えながらホットミルクを飲みながらベッドの上で体育座りの形を取る。


「麗君は転生者に会ったりとかはしてるの?」


「いえ、先輩が初めての転生者です。ただ、ローズウェル王国とウェルフンド皇国の隣国であるウッズウェル王国の伯爵令嬢がとてつもなく騎士として強い人が居る、らしくてその人の名前がネームドじゃないんですよ」


「!、、、、そう言えばアーフィルドとユーファの2人がそんな話の事言ってた様な」


2人の話を思い出す。ネームドじゃないキャラが会話に出る事自体が珍しかったから覚えてる。名前は何だったか忘れたけど。


でもそう考えると可能性としてはあるけど、ネームドじゃないNPCとも言える人物を転生させるか?、、、、いや、させるな。この2人の性格を考えると可能性としては普通にあったわ。


〈ぁ〜、そう言えばそんな事した様な。ユイリアに言われてやったっけ〉


〈神様に提案しましたね。そう言えば、、、、誰だったかな、忘れちゃった〉


「(おい、、、、まぁ、とりあえずそう言う人物が居るんだって覚えてはおくか。ウッズウェル王国はあんまり関わりないから多分第二章ぐらいかなぁ、とは思うけど)」


何て考えながら、ホットミルクを飲み干してコップをテーブルに置く。

第二章も然りだけどまだは第1章を突破しないと何も出来ないからね。あと数年後、10歳にならないと話が進まないんだよなぁ、って思いながらベッドに寝っ転がる。


今ある幸せを保たないと、保てれないとダメだしハッピーエンドを目指そう。


いや、違う。ハッピーエンドにするんだ。

































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