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気持ち

サークル活動から2日後、『ゆかなん』さんの新しい動画が投稿された。動画名的に、この前の生収録で聞いた、彼女のロールプレイのやつだろう。


自宅のベットで寝転んでいた俺は、すぐさまその動画をクリック。開いた瞬間、高評価ボタンを押す。『ゆかなん』さんの動画は高評価以外ありえない。


『ゆかなん』さんの動画が再生される。



「お疲れ様……」



いつものように俺は動画を見ていた。動画が耳舐めに差し掛かった時、異変は起きた。いや、動画を再生した時からずっと異変を感じ続けていたのだ。『ゆかなん』さんの動画なのに、ずっと朝奈さんの顔が、朝奈さんの表情が、脳裏に現れてしまう。……朝奈さんの声も。


すぐに動画を止めた。こんなのことは初めてだ。『ゆかなん』さんの動画を途中で自ら止めるなんて。


『……今から、してあげようか?』 ——朝奈さんのその言葉が、俺の脳内で再生された。



「やばい……この動画、見れないかも知れない……」



自分の顔が赤いのがわかってしまう。……『ゆかなん』さんの動画なのに、見れないなんて。俺はどうしてしまったのか。


……もしや、俺は朝奈さんのことを? ……まさか。高嶺の花すぎる。朝奈さんがどれだけ、大学の男どもから人気だと思ってるんだ。そんなことぐらいわかってるだろう? 自分よりもイケメンな奴、賢い奴、金持ちな奴、いくらでもいるんだぞ。



「……恥ずい」



ベットの上でそう呟いてしまった。


朝奈さんに、勘違い男だと思われたくない。だから俺は、この思いは一旦無視することに決めたんだ。

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