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スイカ

登場人物の名前

勇斗ゆうと

わたる

「……で?」俺は恒を見る。「夏休みっぽいことって何するんだよ」恒は腕を組んで、真剣に考え始めた。「んー……」しばらく悩んだあと、急に顔を上げる。「虫取りとか!」「……」俺は思わずため息をついた。

「子供かよ」すると恒は不満そうな顔をする。「子供だよ」「まだ高校二年生だよ?」俺は呆れながら返した。「いや、もう高二なんですけど」

恒は少し考え込む。「うーん……」そして、何かを思いついたように指を鳴らした。「あっ!じゃあ釣り!」「どう?」俺は窓の外を見る。照りつける太陽。外に出ただけで汗が出そうな暑さ。「こんなに暑いのに釣りなんてしたら熱中症で倒れるよ」恒は笑った。「大丈夫だって!」

「その自信どこから来るんだよ……」「じゃあさ」恒が俺を見る。「勇斗は何したいんだよ?」急に聞かれて、俺は少し考えた。「うーん……ゲーム?」すると恒はすぐに首を横に振った。「ゲームならいつでもできるじゃん」「……」「もっと夏っぽいやつ!」恒は楽しそうに笑う。俺は少し悩んでから言った。「じゃあ……プールは?」すると恒の顔が明るくなった。「いいね!プール!」「だろ?」「でもさ」恒は少し考える。「どこかあるかな?」「市民プールしかない」そう答えると、恒は少し黙った。「市民プールか〜……」その反応を見て、俺は聞いた。「ダメ?」恒は真顔で答える。「ダメだ」「即答かよ」「せっかくの夏だし?もっとこう……特別感あるやつ!」俺はため息をつく。「じゃあ、ない」「えー!」恒が声を上げる。「勇斗、真剣に考えてよ〜」「考えてるよ」

俺は少し考えてから言った。「縁側でスイカとかじゃダメか?」恒は腕を組んで悩む。「う〜ん……」少し間を置いて。「微妙!」「おい」「でも」恒は笑った。「美味しそうだし、食べたいからOK!」俺も少し笑った。「じゃあスイカ買ってこないとな」「じゃあ一緒に行こうよ!」恒は当たり前みたいに言った。俺は首を振る。「一人で行けるよ」すると恒は少し頬を膨らませた。「いいじゃん。お願い」俺は少し考えて言った「………分かった」俺は立ち上がった。「じゃあ着替え――あっそうだったお前…いや何もない」そう言って部屋を出た

ガチャ「暑すぎる」恒が言う「暑いね」俺はため息をつき言った「お前は暑くないだろ」「いや暑いよまだそういうのは分かるから」「あっそじゃあ早く買って帰ろう」勇斗が言うと恒が元気な声で「はーい!」と言ったスイカを買いに行く途中前から近所のおばさんが歩いてきた「ゆうちゃん元気にしてる?」と声を掛けていた「はい見ての通り元気にしてます」「最近は暑いからね〜熱中症には気おつけなさいよ!」と言って去っていた恒は聞いた「知り合い?」「ただの近所のおばさんだよよくキュウリやナスを持ってくる」そう言って勇斗と恒はまた歩き出した

「ただいま〜」「おかえりなさいどうしたのそのスイカ?」と母は不思議そうに聞く「ただ食べたくなっただけだ」勇斗はそう答えた「これ二等分にしてくれる」と母に頼む母は少し戸惑いながらも「わ…分かった二等分にすればいいのね」と答えた母続けてこう言う「珍しいわねあんたがスイカを食べたいなんて言うなんて」「うんなんか急に食べたくなって」と勇斗は言った

数分後「はいスイカ!」「ありがとう母さん」母は戸惑いながらも言った「どういたしまして……どうしたのかしら前まであんなこと言わなかったたのに…」恒がソワソワしながら言う「食べていい?」「いいよ別に」「やった!いただきます!!」と言った

恒が笑いながら言った「風鈴の音セミの鳴き声そしてスイカ今最高に俺たち夏を満喫してるよ」勇斗が少し笑いながら言う「そうだな俺たちが一番夏を楽しんでる」その後は特に何もせずに1日が終わった

夏休み終了まで残り30日

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