20、事後処理
「鏡原隊長、任務ご苦労。」
「ありがとうございます。」
私は調査から帰還して司令官室に訪れていた。
「調査団長、今回の探査は大いに為になった。地球と知的生命体とのやり取りも明らかになったからな。」
「はい、私もそう思います。ですが・・・鏡原隊長の事が公になりましたな。」
「鏡原隊長の件は残念だったが、遅かれ早かれ『鏡原三花』様の再来としてちまたでは有名だったからたいして問題無いと思うがね。」
「かもしれません。」
調査団長と司令官の会話が続く。
「我々も鏡原隊長探検の同時視聴していたが、驚くべき点が多かったな。なあ、鏡原隊長。」
「はい、まさか我らが母なる星地球とこの星の現地星人との交流が有ったとは初めて知りました。」
「そうだろうな。噂ではどこからかの機密情報で科学技術が発展したと聞いていたが、生でその事を聴くのは私も初めてだよ。」
「私も初めてでした。」
「今回のこの星の探索の成果は20世紀の地球と外宇宙との交流が有ったと言う事に尽きるな。」
「はい、そう思います。」
「しかし、『鏡原三花』様も訪れていたとは始めて聞いたよ。
それに地球では知られていなかった、全宇宙にファンがいたとはな。」
「今後、地球に親交のあった星へと赴くかもしれませんね。」
「我々に対し友好的であったらいいがね。」
「さようでございますね、閣下。」
「話は戻るが、この現地星人には我々地球人類は感謝しなければならないな。」
「さようでございますな。」
「預言を与えてくれた事や、星間航行能力の技術を授けてくれたと言う事でありますでしょうか?」
「うむ、その通りだ。それらの助言がなければ、我らはとうに滅んでいたと推測される。」
「かもしれませんな。」
「鏡原隊長、任務ご苦労だった。ゆっくり休みたまえ。君のお陰で色々な事が分かったからな。」
「はっ!自分はこれにて失礼いたします。」
私は司令官に挨拶して退室した。
それから私室に戻り、シャワーを浴びて心身をリラックスさせた。
思った以上に私には色々な事柄が起き過ぎた。
精神的にも疲れていたのだと自覚した私は司令官に言われた通り、ゆっくりと休んだ。
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