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第43話 チートぶりが加速しているようです

 リリアスさんとのお話も終わり、ギルドをあとにする。


 もちろん報酬としての60万Gももらったし、ランクも上がった。


 ジュリとミルはAランクに上がってギルドカードが黒色に。


 俺はSSランクに上がったが、ギルドカードの色は金ではなく、黒色のままにしてもらった。ここは譲れない。


 さて、リリアスさんと話しているうちに外も暗くなってきている。


 ミルとジュリは眠そうにしている。これは早く休めるところに行った方がいいな。


 泊まるのは昨日と同じスイートルームでいいだろ。お金が必要になるなら払えばいいし。多分足りると思う。


「あのさ、皆も宿は昨日泊まった所と同じところでいいよな?」


 皆もそれで良かったようで頷いてくれた。


「それじゃそこに行くか」


 そうして宿に着いた俺達は昨日と同じスイートルームの部屋をとる。


 どうやら今日までお金はギルド持ちらしく、お金はかからないみたいだ。


 よく考えたらそれもそうだ。


 だって鉱山に行って帰ってくるだけでも1日かかるんだ。そのあいだ荷物をどうしろっていう話になるしな。


 俺達はそのスイートルームで今日の疲れを癒す。


 既にミルは眠ってしまっている。リリアスさんと話をする前から眠そうにしてたからな。よく我慢できた方だと思う。


 ジュリは浄化魔法を自分の体にかけている。寝る前には綺麗にしておきたいようだ。これはもう日本人の性である。


 そして俺の従魔たちはというと…。


「レンちゃん!レースする時のコツを教えて!」


「そうですね…。まずはどこをどういう風に走るかのイメージをしますね」


「イメージ?」


「どこでどうやって曲がるか、どこで加速して、どこで減速するなどを頭の中で1回考えておくのです。あとはそれ通りにできるようにするだけですから」


「なるほどぉ!レンちゃんありがと!」


「なになにー?レースするのー?わたしも入れてー!」


 とまぁこんな感じ。シロは俺の頭の上に既に寝ている。


 俺はそんな中、ステータスの確認というお仕事がある。


 正直見たくない。


 だってジャイアントアダマントタートル倒す時にどんだけスキルを獲得したと思ってるんだ。軽く10は超えてたし…。


 確実にチート化が進んでるはず…。


 はぁ…。でも見ない訳にはいかないんだよな…。


 諦めてステータスの確認するか。


 ステータス!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Lv.40

HP:6000

MP:3500


【魔法】

火炎魔法・回復魔法・浄化魔法


【スキル】

言語理解・創造・マジックボックス・鑑定・念話・マップ・威圧・聞き耳・炎無効・自己再生・以心伝心・共有・剣聖・衝撃無効・完全感知・筋力強化・剣術・整体師・千里眼・状態異常耐性・触手・推理・対話・料理上手・スキル封印・筋力強化大・筋力強化極・俊敏強化・俊敏強化大・俊敏強化極・物理威力増加・物理威力増加大・物理威力増加極・魔力転化・硬化・超硬化・重量操作・衝撃波・拳王・拳聖・思考加速・スキル削除・思考破棄


【称号】

巻き込まれ体質

女神の加護を受けた者

ロリっ子を引き寄せる体質

竜殺し

守護者

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 うわぁ…。自分でもスキルの多さに引くわ…。


 あっ。スキルの多さに気を取られて気付かなかったけど今レベル40じゃん。


 ジャイアントアダマントタートル倒して一気にレベル上がったな。


 40になったってことは…、えーっと。魔法とスキルが作り放題になるのか…。


 正直に言うともう要らなくね?今のままで充分強いし。まぁ作るか作らないかは俺の勝手か。


 しばらくは作らないでおこう。


 じゃ、スキルの確認はじめるか。


 強化系のやつはもうどんなものか分かるし、知ってるやつも何個か獲得してるから知らないスキルだけ確信することにしよう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〔創造〕

自分の思った通りの物が出来る。また運がよくなり、思ったように物事がうまくいくようにできる。さらに、スキルが多いほど能力値が増加する。また、魔法とスキルが制作可能になる。

〔拳王〕

拳での攻撃がかなり上手くなる。

〔拳聖〕

拳技を使う際に与えるダメージが跳ね上がる。

〔思考加速〕

思考速度が上がり、体感時間が長くなる。

〔スキル削除〕

自分の持っているスキルを自由に削除できる。

〔思考破棄〕

思考能力を捨てることで反射速度を格段に上げ、本能に従うようになる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 なにこれ…。強すぎ…。下ふたつは使うことがあるのか疑問だが、その他は有能すぎる…。


 特に思考加速。これって簡単に言えば、周りが遅く見えるってやつだろ?


 そんなのチート以外の何ものでもないじゃん…。


 まっ、いっか。強くて困ることなんてないし。もし強すぎるならスキル削除使えばいいし。


 そんじゃ気を取り直した所で、今までずっと楽しみだった、魔法の制作に入りますか!


 そういえば魔法ってどれくらいあるんだ?


 かなり多かったような気がしなくもないんだが。


 あ、そうだ。レンかリンに聞いてみよう。全魔法持ってるからもしかしたら分かるかも。


「レンかリンどっちでもいいんだけどさ、魔法ってどれくらいあるのか分かる?」


「私は分かりませんね…。インテリジェンスウェポンになった時から全魔法を持っているので…」


「あーなるほどな。ということはリンも」


「分からない…です…」


「まぁまぁそんなに落ち込むことはないぞ?べつに分からなくても困ることはないんだ。ありがとうな」


 んー。分からんかったかー。でもまぁさっき言ったように困ることもないしな。


 じゃ、とりあえずなんかひとつ作ってみるか。


 やっぱり時空魔法か?いや、でも定番をおさえるなら雷魔法か、氷魔法がいいよな。


 いや。ここはあえてオーソドックスな基本属性の魔法にするか?


 むむむ…。悩む…。


 ……じゃあ、とりあえず使用頻度の高い魔法にしとくか。


 えっと?今まで使ってきた魔法で一番多いのは時空魔法の転移だな。


 ってことは時空魔法か。


 よし!作る魔法も決まった事だし、早速やってみるか!


 ……とは言ったももの、俺、作り方知らなかったわ……。どうすれば作れるんだよ…。


 創造の詳細から魔法の作り方調べれないかやってみよ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〔創造〕→〔魔法の制作の仕方〕

使いたい魔法、作りたい魔法を頭の中に思い浮かべます。思い浮かべた魔法の名を心の中もしくは、口で唱えます。すると、魔法を習得したことになり、その魔法が使えるようになります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 なんか調べれちゃったし。文面から読むに新しい魔法を作ることも可能なのか?


 まぁそれは後で確かめて見るか。


 初めは頭の中に思い浮かべるんだったな。


 俺が時空魔法を使ってる所を想像して……。


 あとは心の中で魔法名を唱えるだけか。


 "時空魔法"!


《時空魔法を習得しました》


 おぉ!出来た!


 今までは、獲得しました、だったのが、習得しました、に変わってるし!


 より魔法を作った感が出るってもんですよ!


 調子にのった俺はばんばん魔法を作ってしまった。


 基本属性の魔法に、雷魔法と氷魔法。他に光と闇の魔法も。


 や、やりすぎてしまった……。次はちゃんと自重しよう……。


 ………さて。もう一回気を取り直して次はオリジナル魔法を1個作ってみるか。


 どんなのがいいかね?……あ、そうだ。嵐魔法なんてどうだろうか。


 炎魔法と水魔法で大量の水蒸気を発生させて、それを風魔法で上空へ流す。そこに氷魔法を使って雷雲を強制的に作り、そこに雷魔法を打ち込んで活性化させる。


 これを時空魔法で一気に時間を早めてほんの数秒でできるようにしておく。


 どうだろうか。まぁ雷雲を作った所で終わるから雷が落ちても敵味方の識別は出来ないんだけどね。


 そういう所はまだ改良の余地があるか…。


 だけど面白そうだしネタ枠みたいな感じで作っておくか。


 頭に思い浮かべて、"嵐魔法"!


《嵐魔法を制作しました》


 おぉ。制作しました、になってる。いい響だ。


 いやー。魔法制作って結構楽しいもんだな。自分で考えて作れる所とかめっちゃ楽しい。


 あ、そうだ。魔法の所だけステータスを確認してみるか。結構魔法増えてるだろうし。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【魔法】

炎魔法・火炎魔法・水魔法・土魔法・風魔法・闇魔法・光魔法・雷魔法・氷魔法・時空魔法・回復魔法・浄化魔法


【創作魔法】

嵐魔法

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 魔法が結構増えたな!これで魔力転化もいろんな属性できるようになったな。


 あと、嵐魔法は魔法じゃなくて創作魔法のカテゴリーになってるな。これは俺しか使えない魔法ってことでいいのかな?


「マスター嬉しそうだねー?」


「ん?そうだな。魔法を作れるようになったからな。ちょっと作ってたんだ」


「えー!マスターだけずるい!わたしも魔法いっぱいほしい!」


「そんなこと言われてもなぁ。魔法を渡すことは出来ないし…」


《魔法継承を獲得しました》


「ファッ!?」


「マスターいきなりどうしたのー?」


「い、いや。なんでもないから気にするな」


 魔法継承とかもう意味わかっちゃうんですけど…。


 お、俺のチートが加速する…!


 もうだめだ…。今日はもう寝よ…。


「ゼロ。すまんが俺はもう寝る…」


「わかったー!おやすみー」


「ああ、おやすみ」


 こうして俺は眠っていった。

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