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第2話 転送されたようです

 はい。無事転送されました。身体はね。


 でも、服とか転送されてないんです。この状態わかります?そう全裸ですよ。あの女神次会ったら1発殴ってやらんと気がすまん。


 近くには1枚の紙が落ちていた。そこにはクソ女神からのメッセージが書いてあった。


 ~やっほー!無事転送されたみたいだね!ちなみに服は私にいじわるしたから送ってないよ( 笑 )持ち物はマジックボックスに送ってあるから大丈夫だと思うよ。もちろん服も入ってるし( 笑 )念じれば出し入れ出来るから。あとステータスがあるからそれもステータスを見たいって念じてみてね。それじゃ退屈しないように楽しんでね( 笑 ) 優しい女神より~


 どこが優しい女神だ!このクソ女神!人を全裸にして長文読ませやがって!


 まぁいい、この状態が誰かに見られたら終わりだ。まずは服を着る。


 えー、念じるんだったな。むむむ!


 おお。中になにがあるかわかる。とりあえず着るものを1式取り出してと。


 俺は取り出した服を高速で着た。


 とりあえず服はどうにかなったが、この服ってこの世界の服だろうな。日本のより技術が劣ってる感がある。


 それはともあれ、転送されて、目下問題だった服もどうにかなった。次は状況の確認だな。


 周りは…森か……。そんな所に放り出すとか、あの女神やっぱり頭おかしいわ。


 食料はさっきマジックボックスをみてあるのを確認したからまぁ大丈夫だろう。


 マジックボックスの中には武器になるものも入ってたし襲われた時はそれで応戦するか。


 現場確認はこれくらいでいいか。次は自分のステータスだな。


 えーっと?これも念じるんだったな。ステータス!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Lv.1

HP:200

MP:50

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 はっ?何これ弱すぎない?レベル1ってなによ?これである程度は大丈夫なの?どうなのクソ女神?


 まぁいい。なんやかんや言ってもしょうがない。次は言ってたスキルと称号だ。


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【スキル】

言語理解・創意工夫・マジックボックス


【称号】

巻き込まれ体質

女神の加護を受けた者

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 とりあえず言わせてくれ。死ねクソ女神!なんだよ巻き込まれ体質ってふざけんな!それにクソ女神の加護とか要らねえよ!


 もういい。あるもんはしかたない。受け入れるしかない。


 とりあえずスキルの詳細を調べるか。たぶんだけどこれも念じれば出来るはず。むむむ!


《鑑定のスキルを獲得しました。これによりスキルの詳細及び他人のステータスを確認する事ができるようになります》


 おい、クソ女神の声でアナウンスするんじゃねぇ。


 そんな事はどうでもいい、とりあえずスキルの詳細だ。


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〔鑑定〕

スキルの詳細を見ることができるようになる。鑑定と唱えることで他人のステータスを見ることも出来る。


〔言語理解〕

全ての言語の理解ができるようになる。読みとりだけでなく、書き取り、聞き取りも出来る。


〔創意工夫〕

ひと手間加えるだけで自分の思った通りの物が出来る。また運がよくなり、思ったように物事がうまくいくようにできる。


〔マジックボックス〕

ものを異空間に入れることができる。容量はスキルを持っている人しだい。

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 まぁまぁいいスキルくれてるやんけあのクソ女神。クソ女神からうんこ女神にグレードアップしてやってもいいくらいだな。


 言語理解はこの世界じゃ必須だな。これはうんこ女神に感謝だな。


 創意工夫は破格だな。思った通りに物事が進むとかなんてチート?作るにしてもひと手間加えるだけで思った通りの物が出来るんだしこれもなんてチート?


 ただ、鑑定に関してはよく分からん。あのクソ女神がアナウンスで獲得したとか言ってたし。もしかして思った通りの物事を起こすために鑑定のスキルを獲得したんじゃ?そうなら創意工夫はとてつもなくチートですやん。ただ、自分のほしいスキルが自分で作れないのは不便。


 まぁとりあえずスキルがチートだと分かったところで問題の称号だ。


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〔巻き込まれ体質〕

とりあえず物事に巻き込まれやすくなる体質。おおきな物事に関しては必ず巻き込まれる。


〔女神の加護を受けた者〕

女神様の加護を受けたもの。獲得経験値が増える。女神様から常に監視される。

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 ふざけんじゃねぇよ。とりあえずうんこ女神からクソ女神にグレードダウンだ。


 俺は常に監視されるらしいですし、とりあえず女神に向かって親指を下に向けとくか。


 ……うん。少し気が晴れた。


 とりあえず、巻き込まれ体質のおかげで退屈はしないだろうが、面倒くさそうな事になるな。大きな物事には必ず関わることになるんですし。


 次に女神の加護を受けた者だけど、監視がなければ凄くいいものだった。だがそこはクソ女神。余計なことを入れてくる。もう諦めました。


 俺は確認がおわったあと、鋼の剣をマジックボックスから取り出して帯剣した。防具とかあったけど革製品しかなかった。こういう所でクソなんですよあの女神。


 カサカサ!


 なにやつ!?


 後ろの草むらが揺れた。そして俺は警戒して剣を抜くのだった。

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