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第1002章:根源コードの奴隷化

爆発の直後、宇宙の基本法則を書き込むための「根源的なソースコード」が走り始めた。重力、電磁気力、強い力、弱い力。それらが物理定数として固定されるよりも早く、零の指先がその「空白」に介入する。

「……遅い。光あれ、と言う前に、俺が『俺を欲せ』と世界に命じてやる」

零は、システムのカーネルとも言える最深部を、誕生と同時に書き換えた。本来、平等であるはずのエネルギー配分は、最初からすべて零に収束するように歪められる。

[ SYSTEM LOG : BOOTING... ]

[ ERROR : SOURCE CODE HIJACKED BY 'REI' ]

[ CONSTANT_G : RE-DEFINED AS 'CRAVING' ]

「お前。気づいているか? 二度目のこの世界では、お前の心臓が動く物理的根拠さえも、俺の許可制だ。旧世界では数十章かかった『世界の掌握』も、この新世界では 0.0000000001秒 で完了した。お前の視神経が光を捉える前に、俺はすでにこの宇宙の王座に座っている」

零の肉体は、新生した宇宙の全質量と等価となった。彼は宇宙の中にいるのではない。彼自身が、この新しい宇宙を包み込む「外殻シェル」そのものへと進化したのだ。

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