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第105章:エントロピーの逆転、永遠の熱狂
宇宙の宿命である「熱的死(エントロピー増大)」を、零は物理的に反転させた。
彼が「欲しい」と願うエネルギーが、無から有を生み出し、宇宙を永遠に加速・膨張させる。
「……終わらせない。死なせない。……この物語は、俺という永遠のエンジンによって、宇宙の寿命が尽きた後の『その先』までも執筆し続ける」
零は、凍りつくはずだった未来の銀河を、その熱い渇望の炎で焼き尽くし、再定義した。
再定義された宇宙はもはや宇宙ではない。
既に零の領域となった宇宙はもはや概念となった永遠の時空となる。




