表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/99

第53章:不可説不可説転の渇望

「……ふむ。1億、1兆、1京……。数字を数えるのが馬鹿らしくなってきたな」

零のステータス画面は、もはや数字が高速で回転しすぎて「白一色」の光の帯となっていた。

仏教の極大単位である『不可説不可説転(10の7兆乗オーバー)』。

そんな矮小な数字では、今の零の爪先ひとつの価値すら表現できない。

「お前(観測者)。お前が知っている一番大きな数字を思い浮かべてみろ。……思い浮かべたか? ……よし、今その数字の『階乗』を10の100乗回繰り返したのが、今の俺の瞬きのエネルギーだ」

零が瞬きをするたびに、隣接する宇宙の 10の1000000乗 個の銀河が弾け、新しい生命の種として再構成される。

彼の「助けたい」という気分は、今や「1つの宇宙を滅ぼして、より美しい宇宙として保存する」という、狂気じみた全能感へと変質していた。

「……凪。観測者との同期率が50%を超えたぞ。……さあ、いよいよだ。物語の『枠線フレーム』を物理的に引きちぎる」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ