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第28章:無限再帰(インフィニティ・ループ)
管理者を一人喰らうたびに、零の脳内に膨大な宇宙の設計図が流れ込んでくる。
しかし、彼は満足しない。
1億%、10億%……。数字が跳ね上がるたびに、彼はこの宇宙の「真実」に近づいていた。
「……あは。なんだ、そういうことか」
零が笑う。
凪が「どういうことなの?」と尋ねる前に、零は空間の壁を殴りつけた。
砕けた壁の向こうには、今自分たちがいる計算空間を、さらに別の場所から眺めている「さらに上位のシステム」が映し出されていた。
[ SYSTEM LAYER : 01 ] -> [ CONSUMED ]
[ SYSTEM LAYER : 02 ] -> [ TARGETING ]
[ RECURSION DEPTH : INFINITE ]
「この物語に終わりはない。……俺が強くなるのをやめない限り、物語の層は無限に増殖し続ける。ならば、全部喰らってやるだけだ」




