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ダメ女神からゴブリンを駆除しろと命令されて異世界に転移させられたアラサーなオレ、がんばって生きていく!  作者: タカハシあん
第31章

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1606 信号6射撃場

 タルガの修業──というか、オレの修業に付き合ってもらっているというのか、まあ、ゴブリンを駆除するために鍛えている、でいいだろうよ。


 ダメ女神もその辺は許してくれるだろう。許されないのならゴブリン駆除計画書を出しやがれ。それか、ゴブリン分布図をくれ! リアルタイムでわかるものをな!


「今日はマンダリンで一時間ほど飛んでから信号6射撃場に向かう」


 適当に射撃場にしてしまったが、イーブスを試すので、射撃場でいいだろうよ。


 準備運動をし、一度、竹刀で打ち合いをしてみる。


 タルガは竹刀を使ったことがないのでメチャクチャだが、運動神経も反射神経も抜群。オレの攻撃を回避し、オレに当てるようになった。


 三十分くらいしたら終了。出発前に汗を流してしまった。


 発着場にはシャワールームも設置してもらったので軽く汗を流してから出発した。


 予定とおり、一時間ほど飛んだら信号6射撃場へやってきた。


「まずオレからイーブスを撃つ。その映像を少し離れた位置から撮ってくれ」


 映像に残して訓練前の学習に使うのだ。


 大きく旋回し、発信器に被害が出ないところに、下部に収まった六発を一気に撃ち出した。


 自由落下に近いので、旋回してその爆発を見ることができた。


 手榴弾と同じ威力なので派手な爆発ではないが、ゴブリンを煽ったり密集したところに落とせばそれなりに効果はあるはずだ。


 次は機首二発を森の中に撃ち──はしたが、威力が威力なので大した被害は出ない。まあ、対人用だしな……。


 すべてを撃ち切ったら次はタルガにやってもらい、その映像を撮した。


「よし。降りるぞ」


 どんなものか地上に降りてみる。


「多少なりとも地面を抉るていどか……」


「思ったほど威力がありませんね」


「そうだな。だがまあ、あまり威力がありすぎると女神から横槍を入れられるかもしれんからな。こんなもので充分だ」


 オレたちは戦争をするわけではないし、高火力が欲しいならマルダートを使えばいい。今のところ二十はあったはずだからな。


「よし。まずは的を作るか」


 ホームからマチェットやチェーンソーを運んできて、そう太くない木を伐るとする。


 タルガにもチェーンソーの扱いを教えたら伐り方も教える。


 なんだか林業でも食っていけそうなほど木を伐り倒した。


「さすがに疲れたな」


 オレたち、何本伐り倒した? てか、そんなに伐り倒して意味はあったか? ま、まあ、使わないのは薪にしたらいっか。どこかで使えんだろうよ。


「叔父貴、魔法を使えたんですか?」


 木から水分を抜いていたらタルガに尋ねられた。


「あ、言ってなかったな」


 最近、使うこともなかったし。


「オレは水属性に秀でているようで、水の魔法が使えるんだよ。こうやって木から水分を抜いて、ウォータージェットで木くらいなら斬れるぞ」


 久しぶりにやったがちゃんと発動してくれ、オレの胴くらいある木を斬り倒せた。


「タルガは使えるのか? 魔力はありそうだが」


 あることはわかっていた。が、別に必要な場面がなかったから気にもしなかったよ。


「……風の属性はあるみたいですが、そこまで役に立つような魔法は使えません……」


「そうなのか? そこそこありそうな魔力は感じるけどな」


 見習い魔法使いよりはあるんじゃないか? 


「船の中ではゴミを払うくらいしか役に立ちませんでした」


「それくらいできたら充分だろう。風を操れるなら埃を舞わして敵の目を傷つけたり、枯れ葉や草を風で動かせば目眩ましにもなる。マンダリンで空を飛んでいるなら風を操っていろんな軌道を描けるだろうよ。どうせ敵を倒すなら銃を使えばいいんだからな。要はいかに魔法を使って敵を翻弄するかだ」


 大抵の敵は銃で殺せる。ダメならRPG-7を使えばいい。それでもダメなら数を揃えたらいい。魔法なんて補助ていどで構わないのだ。

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