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ダメ女神からゴブリンを駆除しろと命令されて異世界に転移させられたアラサーなオレ、がんばって生きていく!  作者: タカハシあん
第29・5章

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1472/1599

1473 *ビシャ* 下

 湖の周辺を飛んでガソリンの雨を降らした。


「狂乱化するとガソリンも気にならないか」


 てか、一周でもドラム缶三十本も使うか。大した威力にならないんじゃない?


「ゴルス、やっちゃって」


 マルダードを放り投げてもらい、被害を被らないよう逃げ出した。


 撒いた海兵隊に見せるように後部を湖に向ける。わたしはメビが撮すものを見るとする。


 マルダードが爆発して火柱が上がった。

「意外と爆発したな~」


 なんか引火物でもあったか? 直に降りなくてよかった~!


「ゴルス、何匹倒したかわかる?」


 ガソリンを買ったのもマルダードを放り投げたのもゴルスだ。弾薬費を一本化するために。


「えーと、一千万円は越えたと思う」


「なら、二千匹は駆除したか。思いの外だね。五千匹もいないのかな?」


 まだ目算が上手くできない。難しいものだ。


「ゴルス、どうする? まだ時間もあるし、なんならここで駆除してる? タカトには言っておくけど」


 主に新人を率いている。ここなら新人教育にちょうどいいんじゃないかな? まあ、援軍がくるのは三十日後にはなると思うけどさ。


「ねーちゃん、あたしも残ってもいいかな?」


 自分が女ってわかってない子だよ。いや、メビに勝てるような男がいるなら見てみたいけどさ。


「あんたは稼ぎすぎるからダメ。他に譲ってやりなさい」


 十五万──いや、もう十四万は切っているか? たくさんいるとは言え、メビなら平気で一万くらい駆除してしまう。一人占めはダメ、だ。


「なら残る。マスターには上手く言っておいてくれ」


「万が一のときはラダリオンねーちゃんに助けてもらいな。二日くらいて駆け着けてくれると思うからさ」


 百キロも離れてないはず。なら、問題なく駆け着けてくれるはずだ。


「なるべくそうしないようにしながらがんばるよ」


「じゃあ、湖に降ろすよ」


 まだ黒煙は上がっているが、今なら隠れ蓑になるはず。海兵隊は戦闘強化服着てるから煙なんて気にしないしね。


 風上から突入して湖面ギリギリで停止する。


「しっかり稼いでね」


「ああ。帰ったらケーキを奢るよ」


「楽しみにしてる」


 海兵隊たちが次々と湖に飛び込み、陸に上がったのを見届けてから上昇させた。


 発信器が打ち込まれたのを確認したら海の方向へと機首を変えてクーズルース・ロクアに戻った。


「ねーちゃん。ゴルスたちが下準備できるよう処理肉を撒いてやろよ」


「お、それはいいね」


 近いとなんなので十キロくらい離れ、処理肉を五百キロくらい買ってバラ撒いた。


「お、集まってきたよ」


 熱源センサーで調べたら続々と集まってきた。


 そこにマルダードを放り投げたいところだが、残りはゴルスに渡した。残念と諦めて立ち去った。次に会うときまでしっかり増えろよ~。

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