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ダメ女神からゴブリンを駆除しろと命令されて異世界に転移させられたアラサーなオレ、がんばって生きていく!  作者: タカハシあん
第29・5章

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1471 *ミリエル* 下

「空気が違うな」


 いろんなところにいってわかった。地域によって空気が違うことに。


 南半球よりだから気候は熱帯気味で夏のような気候だとタカトさんが言っていた。


 この世界は丸く、北と南では気候が違うそうだ。知識ではわかってもこうして身で確かめると世界は広いんだとわかるわね。


 もうしばらくここを飛んでみたいけど、ゆっくりしてたらミサロが帰ってしまう。なんたってマイペースな子だからね。


 こちらに気づいたゴブリンどもが体型で女だとわかったのでしょうね。なんだかさらに狂ったように叫んでいるわ。


「どちらが食われる立場か教えてあげるわ」


 わざと姿が見えるところまで近寄り、弾を装填させたら銃口を向けて、引き金を引いた。


 RPG-7やEARで細い木は倒され、ゴブリンが隠れるところが少なくなっており、逃げることを許されないから全弾が命中している。


 四百発はあっと言う間になくなる。千発は撃てるようにしてもらいたいわね。

 

 一応、マガジンはもう一本持ってきたので交換。撃つことはせず、上空に移動して八割ていどの眠りの魔法を発動させた。


 バタバタとゴブリンどもが倒れていく。なんだか眠ったのが思ったより少ないように見える。もうちょっと眠らせていたと思うんだけどな~。


「魔力抵抗値が高いのかしら?」


 生まれて長いこと生きてそうなのが結構いる。長く生きると魔力抵抗値も高くなるってことかしら?


「だったら魔石を回収したかったわ」


 まあ、わたし一人なので諦めるしかないどね。


「マルダードも少なくなってきたし、ガソリンで燃やしますか」


 ホームに入ると、タカトさんがガソリンが入ったドラム缶を買っていてくれた。ほんと、先を見通すのに優れているんだから。


「ありがとうございます」


「たくさん稼げたからな。派手に燃やすといいさ」


 ドラム缶は二十本。バラ撒くのも大変ね。


 それでも稼ぎになるのだから一生懸命ドラム缶をバラ撒いた。ふー。疲れた。


「ミリエル。マルダードが当たったぞ。乗り物を小さくするシールもだ。女神のヤツ、優遇しているっぽいぞ」


 それができるなら最初からやれって言葉は飲み込んでおく。あの女神がやる気になると碌なことにはならないだろうからだ。


「それならさらに燃やせそうですね」


 喜ぶタカトさんににっこり笑っておく。


 マルダードを受け取り、窓から放り投げてすぐに閉めた。


 タブレットを見ていると、しばらくして報酬が見えないくらい上昇した。


「一千万円は稼げましたか?」


「ああ。しばらくは大丈夫そうだ。来年までには食糧生産力を上げたいものだ」


 食材を増やして少しでも食費を減らす。それが優先事項なのだ。わたしも毎日美味しいものが食べたいしね。がんばりましょう。

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