新章魔王勇者編 第4話
『双璧』VS『双璧』
野生のアペコンルアーピス♀ LV100 アイスクエイクアント♂ LV100が飛び出してきた。
アペコンルアーピス 炎氷蜂モンスター タイプ 空 虫 炎 氷
高さ 5m 重さ???
右の翅に熱気を、左の翅に冷気を発生させる。その尾針は東洋のKATANAに似ている。
両翅を合わせる仕草をしたら要注意だ。
アイスクエイクアント 氷砕蜂モンスター タイプ 大地 虫 土 氷
高さ 1、3m 重さ2t
氷山を割って進む力持ち。永く発達した顎からは実はとても長い牙がついている。
見えなくなるほど高速で振動しているだけだ。
二匹とも出てきたとき一瞬光ったのは恐らく王族種の気品か何かであろう。
「くっ、魔王を目の前にして、」
「征けよぉ、征っちまえよぉ」
「ガウェインッ!?」
「気にすんなよぉ。一度言ってみたかったんだ。『俺に任せて先に行け』ってなぁ。」
「えぇ、それが最良でしょう。せっかくこの馬鹿が稀に見る妙案を出したんです。乗っかりましょう。」
「しかし、ガウェインが、」
「大丈夫ですよ、王子。コイツは『馬鹿』は馬鹿でも『頼りになる馬鹿』ですから。」
「さぁ行くのです王子。」
「ガウェイン、絶対に死ぬなよ。ーーー征ってきます。」
「おぅ、無事帰ったら倒れるまで『熊殺し』呑ましてやるから覚悟しとけよぉ。がはははは。」
そういって王子は蜂達の包囲網を潜り抜けて『二人』で進んでいった。
「ところでなんでお前がここにいる。『ランスロット』なんだお前も征っちまったんじゃぁなかったのかよぉ」
「私にも行ってみたい言葉があったんですよ。『全く、私がいないと何もできないんだね』ってね」
「よせやい、男に言われてもなんも嬉しかねぇやい」
「えぇ、自分で言っておいてなんですが鳥肌が立ってきました。」
「おいおい。―――向こうさんはもう準備OKみたいだぜぇ?」
「――そうですね、其れじゃあ始めましょうか。」
「合点だ。」
「それでは御嬢さん方、王国が誇る『美男と野獣』の開幕、しかとご覧あれ。」
鳥の体重の測り方って知ってます?トイレットペーパーの芯に逆さまに詰めて測るらしいですよ?




