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LXIIIth

かつて神が居られる場所があった。神はあらゆる物の上に立つ圧倒的な絶対者であった。

そんな神に反逆しようものなど存在しようもなかった。ただひとつ傲慢ゆえに神さえも敵に回した

『輝くもの』を除いては      ――――『■■■■■■■■■■■』より

 とりあえず、今までのモンスターフィッシュ同様に先手必勝で決めさせていただきます。

必殺っ、美少女フラッシュっっ!!よし、そこぉっっ!!

(説明しよう美少女フラッシュとは瞬間的に強烈な光を発生させて相手を痙攣させる、美少女が使うと美しい技である。

深海の生物は大体眼が機能してないか過敏かのどちらかが多く、過敏なタイプの生物への有効度は非常に高い技である。

だんじてエロアニメ系まとめサイトのことではない。)


 深海には本来存在しない強烈な発光に動きをとめたG・モンスターフィッシュに対し以前ホワイトデビルを一撃の下葬った

激烈瞬遂滅ロータジャベリンで止めを刺そうとしたデュカリスであったが、

さすがは神の名を冠するランクS+モンスターといったところであろうか、一瞬怯んだ神怪魚であったが、

すぐに反応しデュカリスの攻撃をかわしさらに追撃まで仕掛けてきた。

吹き飛ばされ岸壁にたたきつけられたデュカリスの目の前には瞼を閉じ、しかし確かにこちらの位置を把握している神怪魚がいた。

超常の空間認識能力といったものであろうか。


 やりますね、今のは少し油断していただけです、私を本気にさせたことを後悔させてやります。

「死ねっ!!!!!」

再びデュカリスが攻撃に向かうが先ほど同様にかわされ反撃されたり、攻撃が当たっても羽衣のようなヒレ以外にはそうダメージがいってないようであった。

逆に神怪魚はデュカリスの位置がわかるかのごとく追撃を重ねてくる。

執拗に追撃してくる深海魚に対し物理がだめなら毒で、と考え的の突進前に強力な毒を水中におもらs―――ゲフンゲフン撒く。

しかし、神怪魚はものともせずデュカリスの横を鱗を逆立て体を捻りながら削りぬける。

毒すら効かない!?さすが神まさに『神に魔法・罠・モンスター効果は通じない』とそういうことですか、魚の癖に生意気な。

お前が三幻神なら私はホルアクテ●ですよって、ぐふぁっっ!!いたたたた今のは痛かった…痛かったぞ!!!ってふざけてるばあいじゃないとも。

デュカリスを削り抜けた神怪魚は返す刀で今度は背後から深海魚はデュカリスの下の二つの翅を噛み千切る。


2枚の翅がどこかに流れていく


少しぼーっとしてきましたがまだ戦えます。

再度攻撃に移り敵の突進に合わせて腕を突き刺すもタイミングを合わせきれず失敗。逆に右半分の脚を根元から鱗で削り取られる。

それでも攻撃を止めずデュカリスがリスクさえ無視し暴れた結果左側の脚もすべてデュカリスは失った。


6本の脚が海底に落ちていく


刺す、切り裂く等、鋭さを多く武器にするデュカリスに対し神怪魚は突進、逆立てた鱗で削る、尾びれでたたく、噛み砕くなど、

どちらかというと、重量を利用した打撃を多く武器にしている。見た目でもデュカリスのほうが劣勢なのはわかるが、

身体の内部では、それ以上にデュカリスは劣勢であった。


 戦いが長引くにつれ最初攻勢だったデュカリスも鈍くなり、傷を多少負っているとはいえデュカリスと比べればまだまだ余裕がある神怪魚は攻撃の頻度を上げていく。




ここまで、なんでしょうか。……ここで終わり。ならせめて神を殺してヴェスパの最強の誇りを守って死んでやりましょう

娘たちやどこかにいる妹の子孫たちへの遺産そして母や姉への手土産に、貴様の神の首このデュカリスが貰い受ける



意識が切れそうになりながらも己の誇りと意地で意識を保っているとどこからか冷たく澄んだ水流が流れた気がしてきて

再び冷えた脳が冷静さを若干取り戻す。先ほどと雰囲気の変わったデュカリスに気がついたのかどうかはわからないが

神怪魚は若干身をこわばらせた。攻撃の予兆なのか罠なのか判断する力はもうデュカリスには残っておらず隙を見せた敵に尾ビレのような二股の針を相手のエラに突き刺しに行く。

無謀が功を制したのか初めて神怪魚がもだえだすが、さらに怒りのボルテージをあげた神怪魚は、尾で渾身の横なぎをデュカリスに叩き込む。

深く刺さっていた1本の針の根元が針を生成不可能なほど裂け、もう1本もかろうじてつながっている状態になり、かなり遠くに吹き飛ばされた。


針すらも失った


更にそれに追いつく速度で深海魚は負ってくる。

そのうち背後がなにかに激突しずりおちたことでデュカリスの動きは止まった。

そこで先ほど意識をかろうじて取り戻したのと同じ種類の、しかし更に強烈な感覚がデュカリスを襲った。

周りには透明な壁。足元には蒼白い珠。首を上げれば向こうには神怪魚。そして強烈な冷気。

デュカリスは動かないのに一向に神怪魚は追撃をしてこない。

ただ離れたところからこちらを見ているだけだ。あれぇおかしいですね追ってこないんですか?

…………まぁそうでしょうね。此処はこんなに寒いんですから。温度や水圧、光量に生態いろいろなものの変化がほとんどない

この静止した深海だけがあなたの王国なんですから、それは冷たいものとか苦手でしょうね。他の変温動物以上に。

それにしても、よくもヴェスパの成虫たる私を此処まで痛めつけてくれましたね。寒いのが苦手なくらいで止めを刺すのを様子見してていいんですか?

手負いの│獅子むしは怖いですよ?

まぁいいです。そっちが何もしないのならまたこっちからやらせてもらいますからね。


――――翅がちぎれた?――――問題ないまだ戦えます。

――――脚がもがれた?――――問題ないまだ戦えます。

――――針がかけた?――――問題ないまだ戦えます。

――――満身創痍?――――問題ないまだ戦えます。


何故か、ですか?――――――だってまだ闘う意思は無くしてませんから。

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