LIth
伝達要員から連絡を受け、デュカリスと長女が遅れて魚人たちの隠れ家につくと―――――
収まった殺戮の嵐の後で
至る所から血を吹き出している女王の周囲を武装して囲む魚人の姿があった。
取りあえず横でパニックになっている長女に道を示してやる。
「お前たちの母が汚らしい魚人に囲まれてるぞ。さぁどうする。」
若干落ち着いた長女は周囲の魚人たちを一体につき一発の飛針で、
心臓を海底に縫い付ける。
この状況ですべて打ち抜きますか、やりますね。そう感心している場合ではない。
そもそも、長女が一撃で倒せる程度の奴に女王が遅れをとるはずがありません。
第九十九代女王の最期の話に間違いがなければ確実にいるハズです。極めつけにヤバい奴が。
女王はすがりついている長女に何やら話している。が、もう助からないでしょうね。
さて、私はこれをやってくれた奴を探しに行きましょうか。
<その必要はない>
思考に直接話しかけてきました、こういう経験は2度目です。以前の声とは違うようですが。
私の勘違いで在ったら恥ずかしいのでこちらも、
馬鹿雑魚帰れゴミ とか思いつく限りの悪口ことを考えてみます。
<…侮辱するつもりか?>
やはり間違えではないようなので、どこにいるか問いただします。
<わかった、出ていこう>
さあ、鬼が出るのか蛇が出るのかどちらでしょうか?
奥にある他よりも大きな住処から出てきたのは―――
ガーディアンシーサーペント RANK A- ×2
蛇のほうでした。
なるほど魚人たちとは念話で交信してるんですね?
<その通りだ。><えぇ>
へぇ、片方メスだったんですね。あいにく爬虫類の性別の見分け方には精通しておりませんので。
どうでもいいですが、番ですか?
<あぁそうだ><はい>
メスの方に3つ質問しますね。オスの方は黙っておいてください。私オスがキライなので。
まずひとつめ、もしかして、ここあなた達の牧場でした?
<そんなことありません。魚人の皆さんはお友達です。>
へぇ、友達(笑)ですか。平等という表現は弱者を付け上がらせるだけって知ってました?
まぁ知ってようがそうでなかろうがどうでもいいです。
次にふたつめ、なぜそこの女王蜂が死にかけているか知っていますか?
<それはだな>
だまりなさいオスには聞いてません。 …さぁどうぞ?
<……それは、ですね魚人の皆を殺したりしてたから…やめてくださいっていったn
もういいです。3つめ――殺したのは貴様たちだな




