第二十一話
一体全体なんですかコイツらは、か弱い乙女によってたかって。
はっまさか やめて!私に乱暴する気でしょう?エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!
みたいな冗談はさておき、今私大ピンチです。DIEピンチです。
婉曲した言い方をすると、乱暴されて身ぐるみはがされて喰われます。
そういう意味ではさっきの冗談も冗談になってないといいますか…。
はっ、同人は同人でも拷●館的な方!?
逆に直接的な表現をするとヤドカリみたいなのに周囲を囲まれてます。
―――あ~そうですかこの身体(殻だ)がほしいのですか?というかまだ元の住民が住んでるんですケド……そんなのかんけ~ねぇって顔してますもんね皆さん。
この殻は着脱式のキャストオフOKvなギミックは付いてないんですよ?
ほっほらその口から泡出してますけど、お湯でも液体でも脱衣ムリですって。
っていうか、中身がいるなら食っちゃえ的な発想?フツ―ヤドカリってそんな生き物でしたっけ?そんなだったような気がしないでもないんですが、それじゃない感がもんもんする。
なんか前世で知ってる動物に似たところがあるせいで先入観持ったのが悪かったでしょうか。あんまり昔の知識なんてあてになりませんね。
まぁ仕方ないと言えば仕方ありませんやっぱこの場合一番悪いのは弱者である私なんですからね。あぁもし成虫だったらどかーんばこーんってやっつけてこちらが捕食する側だったんですけど。
だからってっわざわざ食われてなんかやりませんよ。三十六計逃げるにしかず。
デュカリスは逃げだした。
しかし回り込まれてしまった。
オイハギヤドカリは距離を詰めてきた。
ぐぬぬ、ならばもう一度。
デュカリスは逃げだした。
しかし回り込まれてしまった。
やばい人生オワタ\(^。^)/
やばい、そろそろタイムオーバーかもこの時の私はそう考えてました。
結果から言うと、実際タイムオーバーでした。
でも、タイムキーパーは私でもなく奴らでもなく『波』でした。
オイハギヤドカリ RANK D- 属性 海 甲殻類 水 岩 弱点 火 氷
ヤドカリ系モンスターの一種。空き貝の数が少ないと他種から変化することがある。殻を手に入れた後も凶暴性は落ちず、自分より弱そうな貝を見ると襲い掛かる。
ヤドカリの屑。




