第十二話
ここから路線が若干変わります。集団→個体
デュカリスが目を覚ますとそこは白い砂浜だった。あれ?ここはどこ?なんで私は―――――
―――――そうでした。巣の崩壊と家族との別れ、無口なオス蜂を思い出し、周囲を見回しても、鳥もオス蜂もいない。
全身がひりひりするがそれでも墜落してそれで済んだのなら御の字だし、最近はより酷い怪我を見慣れたせいで怪我と呼べる基準が跳ね上がっている。
まぁ、それでも痛いものはいたいんだけども。
妹は無事に逃げきれたかな。あのオスは妹を養っていく甲斐性持ちかなぁ、とかいろいろ考えていると
ぐー とおなかがすきました。そういえば遠足から何も食べてないものね。
「誰か食事をもってきて。不味いのでもいいから。」
何の反応もない―――――あぁ、そうかもう私は一匹のイモムシ。お姫様でも何でもないんだ。
周囲を見ても食べれそうなものはないし、生物がいても今の自分が倒せる相手ではない。
運でも周りでもなくただ自分の無力を呪いながらデュカリスは砂をかじった。
お母様、私もまさか砂を食す日が来るとは思いませんでした。……泥を食べる苦行は無駄じゃなかったです。
その日腹いっぱいになるまで砂を腹に詰めたデュカリスは次の日もその次の日も砂を食べていた。
ジャイアントヴェスパ幼虫|(姫種) 名称:デュカリス
属性 大地 虫 毒 弱点火、水 RANK E+ Lv15
HP513 SP530 ATK110 DEF93 INT2300│(種 限界値) MAG65 RES73 DEX91 AGI30
種族特性 強力なる顎 糸射出 穴掘り 高速成長 毒耐性 強毒
スキル 遺伝2│(封印) 統率 知性大 巣作り 環境適応大 美貌 体温上昇
成長促進 吸収効率上昇小 寿命増加小 食の多様化 耐水性小
観察力向上 柔軟性 硬質化(弱)




