↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第一章 四月世界

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

60/246

第60話 女神の要求     

こんばんは。

投稿です。


「なぁその内、勝負しようぜ」


「隊長がYESと言えばいつでもいいですよ」


「ちっ、オレの命より隊長さんが先か?」


 門に向かい、一歩先に出る雷神王。


「……」


「どうされました?」


 不適に笑ってみせる副長。


「ケッ、忌々しい、オレはこれ以上進めん!とんでもない結界だな」


「では、中の様子を見て参りましょう」


「くそっ!国王であるオレ様が、外で門番だと?まぁそれもいいかもしれん。異界ゲートの件、頼んだぞ!外は任せておけ、誰一人通さん!」


 並び立つ二つの影が別れる。


「陛下、気をつけてください。異界ゲートは特殊なゲート、その反応は他国にまで響きます」


「……誰かがちょっかい出しに来るとでも?レッド・ブーツ帝国とかパンクザスチーム共和国とか?」


「はい、警戒を最大級で」


「お前、誰に物言いしている?警戒だと?」


「これは失礼を」


「楽しみじゃねーか!この地の異界ゲートを察知する能力、さぞ大物が来るであろうなぁ……ん?」


 早速、雷神王の目が光る。

 副長も反応する!


「どこだぁ?もう来たか!?」


 その眼の先には……「にゃーん」


 白黒ネコが一匹!

 白黒ネコはピョンピョン、と分厚い壁を越え、駐屯地中に入っていった。


「おい、ネコは入れて、オレは結界に弾かれるってどうよ?」


「小動物まで弾かれたらそれこそ怪しすぎ、かえって人目を集めますよ」


(あの白黒ネコ、隊長にでも会いに来たのか?)


 などと考えつつ、副長は駐屯地内に入っていく。


 その駐屯地内では、鏡と一の君が対峙していた。


「取引とは?女神のセリフとは思えんが?」


 鏡に向って話しをする一の君。


「おや、はっきりした物言いですね?」


(マズい、機嫌を損ねたか!?しかし、ワシの鑑定眼ではこの者、真偽が分からぬ!ゴンザ殿ならばあるいは……)


「賢者を名乗る者が、審神者できぬとは、これいかに?ふふっ」


「くっ、サニワだと?」


 サニワとは善悪、真偽を見極める者、と言っても過言ではない、特殊能力者のことである。


「まぁ私がどこの何者だろうと、証明して何になりましょう?ようは信頼関係ですからねぇ」


「では、信頼しろと?」


「はい」


 ニッコリと微笑む自称女神。その微笑みは偽りが無いように見えるが?


「簡単に言われるなぁ、確かに魔力は膨大のようだが、それだけでは信用ならぬ。何をもって信頼という?上位存在はその存在の仕方を自由自在に変えることができる、確かにワシの心の一部は女神である、と認めているが、疑いの心もある!」


「ですよねぇ、あ、そうそう、まずは自己紹介といきましょうか、私は五月世界の氷の3級女神グネ」


「!」


「どうかされましたか?」


 妖しく微笑む自称女神。


「氷の女神グネは召喚したことがある、ワシは彼女を知っている!本来ならば疑うことはない!」


「あら?」


「女神グネは5級神、3級神ではない!」


「昇格したのよ」


「二階級も?」


「ふん、疑い深いわねぇ。あなたは私の力を使い、聖女を封印しているでしょう?その時の契約印はこれ!」


 鏡の中に映し出される一の君の契約印。


「!……確かにワシは氷の女神グネと契約し、呪われた聖女を一人、王都に封印している」


「この契約印、偽物に見えるますぅ?」


「ワシの契約印、間違いない。ワシの魔力だし、ワシの筆跡じゃ」


「四月世界の一の賢者、グネは汝のひ孫が欲しい、少しの間だけ、貸してはくれまいか?」


「!?」


(ひ孫?ガロか?メグか?どういうことだ?)


「私はどうしても2級神になりたいの!そこでお願い!繰り返すけど、ひ孫ちゃんを貸して!進級試験に力が必要なのよ!どうしても合格したいの!」


「ガロとメグ、どちらじゃ?」


「ノンノン、その二人じゃないわ!」


「ひ孫は二人しかおらぬ」


「またまたぁ、あと一人いるでしょう?」


「……まさか……」


「ふふっ、そうよ、異界に捨てられた王子、雷神王と聖女の力を併せ持った英雄」


「異界から、戻ってきたと?」


「そうよ、どうして戻ってきたかは本人に聞きなさい」


「……雷帝のことか?」


「あたり」


 今回はここまでです。

次回投稿は未定です。

サブタイトルは 第61話 白黒ネコの父と母 の予定です。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。