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赤い目の少年冒険譚 (2025.05)  作者: MAYAKO
第一章 四月世界

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第24話 敵将     

こんばんは。

今回はこの時間になりました。

朝型なので、朝の投稿がいいのですが。

最近バイト疲れで、朝は辛いのです。


 雪原に見え隠れする、亡霊のような影。

 強力な結界で、その姿は肉眼でも見えず、魔力感知でも感知できない。

 それを見つけられる者は、結界を構築した術者と同等か、それ以上の力の持ち主だけだ。


「第六国境警備隊は半数になったね、隊長と副長は街かな?あの2名を消さないと意味がないよ、あの2名はお前達と同じ、将軍級なんだけど」


 粉雪が荒れる雪原で、金色に輝く髪を抑える青年。

 白い鎧に青と金の縁取り。スラリとした鞭のような体型。

 身長は180㎝程か?

 腰には大小の剣が二振り、二刀流のようだ。

 幼さが残る顔立ちで人目を引く好青年だが、その眼は鋭く常にイラついているようであった。


「おい、それよりも炎帝だ!見たか?あの力!炎竜の鱗は国宝だぞ!あれ以上の装備は四月世界には数えるくらいしか無い!それを消し去るとは!信じられん!国王になんと報告すればいいのだ!消えました?言えるか!」


 樽のような体型の戦士が口早に巻(まく)し立てる。

 後ろ腰にアックスを装備し、腕には盾のような籠手を装着している。


「……魔王級では?」


 一際背の高い壮年の男性が呟く。

 杖とも矛とも言えるような武器を手に持ち、戦場を眺めている。

 その目は虚ろで、何も見ていないようにも見える。


 顔色は悪く、痩せて病弱そうだ。分厚いローブは暗色で、頭部と両手だけがはみ出ている。

 その手はスケルトンのように痩せ、顔も眼が窪み頬が痩(こ)け、こんなに痩(や)せて動けるのか?と思うほどの容姿だ。


 この人物は、3人の中で一番邪悪な雰囲気を纏(まと)っていた。


「……策を練り直さなければ……勝てぬ……」


「おいおい、ここには将軍二人と我が国の英雄殿がいるのだぞ?」


「……愚かな……炎竜の鱗を燃やす?消し去った者ぞ!……将軍の名など何の役にも立たぬ」


「その通りだね。炎帝は魔力感知が低いんじゃないね、あれは攻撃に数値を全振りしているんだ」


「「!?」」


 ここで痩せた長身の男、が呟く。


「……まて、ステータス数値移動は……勇者や魔王の成せる技だ……」


「じゃ、炎帝や雷帝さまは勇者、魔王クラスってことだ。敵は素直に正直に評価しないと行き着く先は死だよ、何回も言わせるなよ!見ただろう?虫使い達は判断を誤った」


「おいおい、行けと言ったのはお前だろう?」


「様子を見ろ、必要なら引けとも言ったよ。まぁ最初から僕の話なんて半分も聞いていなかったけどね」


「……ステータス数値移動は厄介だ……防御に全振りされるとあらゆる攻撃が無効になる……スピードに全振りされると攻撃がヒットしない……」


「使い方次第だよ、防御に全振りしたら、攻撃しなければいい。相手の攻撃力は激減だし、破壊力ないよ。スピード全振りなら、呪符で罠を構築する。防御は最低だから掠っただけでも大ダメージさ」


「はぁ?お前簡単に言うが、それこそ使い方次第では無敵じゃねーか!」


「……どうする?……若葉には……虫使いの本隊が向ったが?」


「進めるよ。我らが王の望みは環境魔法、手に入れなければ、ね」


「お前も大変だなぁ、あの化け物の相手は、お前に任せるぜ」


 樽の戦士は、他人事のように言葉を吐き出す。


「おいおい、君は将軍だろ?僕以上に働かなければいけないよ?ああ、若葉には希少種のエルフがいたね、そいつを手に入れるだけでも王は喜ぶ」


「……約束では、王が遊んだ後……我が解剖してもいいという話しだが?」


 窪んだ眼に光りが宿る。


「好きにするといいさ、僕はエルフに興味ない」


 ロロロロロッ!


「……遠雷……か?」


「雪原ではよくあることさ」


 3名の敵将は遠くで光る雲に、眼を移す。


「「「!?」」」


 キラッ、と音も無く閃光が走る!


「やぁ、悪人ども!何の悪巧みだい?」


 3人のド真ん中に突如現れる一人の少年!


 ドオオオオオオッ!!


 光りと轟音が発生し、3名の悪人は見事に吹飛ばされる!


次回サブタイトルは 第24話 問答無用?その前に の予定です。

明日の朝、バッチリ目が覚めれば朝投稿です。


おもしろかぁ!と思われても、おもしろなかぁ、と思われても本編の下にある☆☆☆☆☆から評価をしていただけると嬉しいです。

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では、よろしくお願い致します!



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