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クラヤミ
普段、聴こえないであろう低周波音をクラヤミと呼んでいる。
夜中に
ヴォン……………ヴォン……………
と、聴こえてくるからクラヤミなんだが、大体なんとかなってきた。
しかし昨晩から日中でもひっきりなしに鳴いている。
夜も昼も守れなかった
策もない
これまでか
精神を失調し
書き乱れたけども
なんともならなかった。
覚悟し諦念を抱いたと同時に止んだ。
ツンデレか?
代わりに、美しくも妖しい音色が頭に木霊した。
この世のものじゃないのは分かる。
聴こえているというよりは……………何か違う。
ニュータイプの感覚ってこんな感じか?
となる認知。
この音は美しいが、これは違う。
危ないモノだ。
なんだろうか。
弦楽器?中国の古琴に似ている、似ているが違うのは分かる。
しばらくして止んだ。
クラヤミもせず、一昼夜振りの静寂が訪れて少し安堵した。




