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情けない話、久しぶりの怪異
深い緑色の暖簾を視る。
今は空き家で視た。
ここの婆さんに助けてもらったのを思い出す。
本当の蚊帳の外になった時の自分に声をかけてくれた人だった。
それから少し喋ったけども、引っ越しされた。
おそらく認知症を患っていた。
人が好きで、家の前で知人によく声かけてはお喋りしていた。
調べてみる。
縄簾
京都の雨の降る夜に現れて
人の足を止める暖簾の妖怪らしい。
まぁ、人の足を止めるのは合うけども、なんともらしいな…………そういう風に視えたのは。
深い緑色の意味…………。
イメージは、
懐かしい、古びた、優しさ、サポートする。
うん、ぴったりのイメージや。
困った人の足を止めて、甲斐甲斐しくお節介を焼く……………そのまんまや、お見事。
綺麗な色した暖簾やったで。
私事。
親というのはありがたい
涙が出そうになった
情けない話だけども




