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中津END

今日は偶然いつもより早く登校した。

「園崎華さん、おれと付き合ってください!」

周りに人気がなく、知らない相手に下駄箱付近で呼び止められ、いきなり告白される。


普通は屋上とか、放課後とかでするものではないか。


「返事はあとでいいんで!!」

「じゃあ断る」


「ちくしょーお高くとまりやがって!!」

逆上した男子の拳が目の前に迫る。

「おい」

中津先生が当たるギリギリのところで男子の腕をつかんだ。


男子は怯えて逃げる。

なんなんだろうあいつ。


「まさかお前には告白するやつがいるなんてな」

「そうですね」

学生の恋はすぐ好きだのなんだの軽い。

他人事として無視してきたが、まさか自分が告白される日がくるなんて思わなかった。


「普通ならなんで断ったか聞いてるが、フッて正解だったな」

それには同意する。


「それにしてもほんと、お前に惚れるやつが他にもいたなんてな…」

「先生…?まるでさっきのやつの他にもいるみたいな口ぶりですね」


「…もうこの際だ

言うだけ言うか…」

「え?」




「前からおまえはずっと一人でいたから、ほうっておけなかった。

転校生だったらきっかけ作ればお前も友達になりやすいかと思ってさ、世話係をやらせたりもしたんだ」


「家にいるときも、気がつくとお前が気になってて、それは単に寂しそうにしてたからだと思ってた」


「昨日お前も俺もいつか誰かと恋して結婚するんだとかそう思ってたが、今日お前が告白されているのを見たとき、わかった」


「私を好きになる人がいるんですか?」

「俺とかな」

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