事務子と薬の自費負担
ざっくりとした解説です。
興味のある方は厚労省のサイト7月12日発出の事務連絡をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001275337.pdf
病院を受診しお薬が出た時、支払いはもちろん保険負担(1~3割の支払い)です。
しかし2024年10月1日から、先発の医薬品を処方する場合、患者さんの選定療養(自費負担)が発生します。
今回は、来月から新しく始まる薬代の選定療養について解説します。
2024年8月までの情報をもとにしています。
自費負担が出るお薬は、
・後発医薬品のある先発医薬品
・後発医薬品が出て5年が経過しているもの
・5年を経過していなくても、後発医薬品の利用率が50%を超えているもの
・患者さんが先発品を希望し、その理由が医療上必要性がないもの
です。
また、自費負担といっても薬代が全額自費になるわけではありません。
後発医薬品の最高価格との価格差の4分の1の支払いが追加で求められるそうです。
今のところ、先発医薬品を処方しても求められない場合は、「医療上の必要性がある場合」と「薬局に後発医薬品の在庫がない場合」の2つです。
しかも、「医療上の必要性がある場合」については
・先発医薬品と後発医薬品で効果に差がある
・後発医薬品が患者さんが服用できない形状しかない、一包化できないなど治療をする上で妨げになる
・学会などのガイドラインで先発医薬品が推奨されている
とかなり明確に定められています。
患者さん自身の好みといった理由では認められません。
今回の選定療養の制度は患者さんの負担がかなり重くなります。
国としては医療費削減が狙いのようです。
この制度が始まるまで1か月を切っていますが、ニュースで詳しく取り上げられていません。
現場で働いている者として、この制度を皮切りにどんどん自費負担の項目が増やされるのではないかと危惧しています。
気づいたら、薬代はすべて自費になる可能性だってあります。
また、コロナ以前から問題になっている薬不足が全く解消されていません。
今でも患者さんに処方したいお薬が処方できない、酷い時は入荷の目処が立たず、代替のお薬も不足でなく、患者さんに我慢して頂いたこともある状況です。
まずは薬不足を解消させてから始めるべきではないでしょうか?
次回は9/29投稿予定です。




